“できる人風”に命かけてた、中小企業診断士になりたてだったわたしの話をしようか
中小企業診断士の資格をとって、意気揚々と独立したあの頃。
やる気も希望も野心もあった。そしてそれと同じくらい、“できる人に見られたい欲”が爆発していた。
せっかく資格を取ったのだから、「仕事ができそうな人」と言われたかった。薄っぺらすぎる。
黒歴史だらけのわたし
前回、こんな記事を書いた。
記事を書きながら、改めて過去の自分が恥ずかしいと思った反面、わたしの黒歴史を明かすことで、ささやかながら誰かのお役に立てればと思ったのだ。
人は、自分自身の失敗経験はもちろんのこと、他人の失敗からも学べる。
いわゆる反面教師ってやつだ。
独立当初はとにかく必死だった
独立初期、肩書きだけはそれっぽい。
でも実績ゼロ、信用ゼロ。唯一の資産は人脈のみ。
そんな自分にできることは一つ。とにかく“それっぽく見せる”こと。
それはもう、命かけてやっていた。
✅カフェなどで、当時の愛機レッツノートを常に開く(何もしてなくても)。
✅「すみません。今日詰まってて…」と大した予定もないのに言う。
(実際余裕もなく休みたかったのも事実)
✅スケジュール帳にびっしりメモ(だいたいTO DO書いて終わり)。
✅会議で「なるほどですね」と言いがち(ちゃんと理解はしてない)。
✅SNSのステータスは常に「取り込み中」。
✅SNSで #今日のスケジュール #朝活 #打ち合わせ #資料作成中 など、どうでもいい情報を投稿
いや、「誰に向けてのアピールだったん?」と今の自分が言いたい。
完全に“できる人風”ごっこだった。

自分で自分の首を絞めてた
外から見たら「忙しそうな人」だったかもしれない。でも実際は、焦りと不安と劣等感のかたまりだった。
「中身が追いついてない」のは、本人が一番わかってる。
にもかかわらず、相談できない。だって、“できる人風”なんだもん。
本当は誰かに「これどうしたらいいですかね」って聞きたかった。でもプライドが邪魔をする。「自分で何とかしなきゃ」って思ってた。
結果、
しんどい
成長しない
深い人間関係が築けない
の三重苦。
“できる人風”という仮面は、思ってたよりずっと重かった。
「できる」より「わかる」人でいたい
実は、転機はかなり遅れてきた。
独立5年後の長女出産のタイミング以降だ。

想定外が多すぎて、“できる人風”仮面をつけ続けるオプションは、存在しなかったからだ。
ようやく仮面を外して、生きられるようになってきた。
できる風じゃなくて、ちゃんと“わかる人”でいたい。
わかる=知ってる、じゃない。
相手の状況がわかる、
困ってることが想像できる、
一緒に考えることができる、
そういう人になりたいし、そういう人と仕事がしたい。
SNSもいっさい盛らない。
(というより時間に追われてアクセスできない)
必然的に、MacBookを閉じてる時間も増えた。
だいぶ時間はかかったが、“できる人風ごっこ”を卒業できた。
なんであんなに必要以上に、自分を大きく見せようとしてたのだろう?
あの頃のわたしへ
あの苦しい時期がなかったら、今のわたしもいないと思う。
あの必死な“ごっこ遊び”が、自分の未熟さと向き合うきっかけになった。
思い返すと笑っちゃうけど、そんな時期も必要だったのかもしれない。
大丈夫、少しずつ中身は育ってるよ。

そして今、ちょっと心当たりある人がいたら。
“できる人風ごっこ”、無理しなくていい。
ほんとは“未熟な自分ともちゃんと向き合える人”のほうが、何倍も信頼されるから。
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