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診断士1年目の方に伝えたい大切なことー東海中小企業診断士交流会 主催者の振り返り

2026年3月29日、名古屋で「はじめの一歩を加速する!東海中小企業診断士交流会」を開催した。共同主催者のかじさんとともに、2017年から続けている恒例イベントである。

第一部の活動紹介セッションには45名、第二部の交流会には63名。事務局メンバー6名を含めると、今年もたくさんの診断士仲間が名古屋に集まってくれた。

第一部は先輩診断士の体験談&様々なコミュニティ系・事業会社系の活動紹介

実はこの日、わたしは喉を痛めていて、カッスカスの声しか出ない状態だった。正直なところ「大丈夫か、自分」と思いながら壇上に立った。声が出なくても、伝えなければならないことがあったのだ。

メッセージスライド表紙

この記事では、わたしがイベント冒頭で参加者に伝えたメッセージを改めて書き残しておきたい。診断士1年目の方はもちろん、これから資格を活かして活動していきたいすべての人に届けたい内容である。


忘れてはいけないこと ―「ここにいられる」ことの意味

よくぞここまで、辿り着きました!
当日Canvaのオフラインモードで
半分の素材しか表示されなかったスライド

最初に伝えたのは、少し厳しい現実である。

中小企業診断士試験に合格し、こうしてイベントに足を運んでくれている皆さんは、実はとても恵まれている。なぜなら、仕事、家庭、体調……さまざまな事情で脱落していった人たちの方が、圧倒的に多いからである。

試験にたどり着くことなく途中で脱落した人も多いのだ

合格したこと自体が素晴らしい。でもそれ以上に、「合格した後も、こうして活動しようとしている」こと自体に価値がある。資格を取っただけで満足してしまう人、日々の忙しさに流されて動き出せない人は、決して少なくない。

だからこそ、まずは「ここにいられることが、とても恵まれている」という認識を持ってほしい。この自覚があるかないかで、これからの1年の過ごし方がまったく変わってくる。

診断士1年目は「ボーナスタイム」

この1年で世界は大きく変わった。生成AIの進化、DXの加速、働き方の変革。エージェント型AIが台頭し、AIが自動で動く時代になった。中小企業もデジタル化の波から逃れられない。

だからこそ、診断士の価値が高まっている。AIにできることと、診断士にしかできないことは明確に違う。情報収集・分析・要約はAIに任せられる。でも、経営者の思いを聴き寄り添うこと、現場を見て肌感覚で判断すること、信頼関係を築き伴走すること。これは、人間にしかできない。

そして合格から1年目は、まさに「ボーナスタイム」である。同期合格者とのつながりができやすく、先輩診断士も温かく迎えてくれる。「新人だから」という理由で、いろんな場に飛び込みやすい。このゴールデンタイムを逃す手はない。

何をするかより、「どこで、誰と」が最も大事

ここが今回(例年と同じく)、わたしが一番伝えたかったことである。

中小企業診断士の資格は「肩書き」にすぎない。アミューズメントパークの入場チケットと一緒である。チケットを持っているだけでは、何も始まらない。中に入って、どのアトラクションに乗るかを自分で決めなければならない。

そしてここからが核心なのだが、「何をするか」も大事だけれど、それ以上に「どこで、誰とするか」が重要である。

だからこそ、こういった交流の場では「やるべきこと」と「やってはいけないこと」がある。

やってはいけないのは、単なる情報収集と単なるネットワーク拡大である。名刺を集めるだけ、話を聞くだけでは何も生まれない。

やるべきことは明確だ。「最初に何をやるかを決める」こと。そして、帰ってからが本番。名刺を見返して、覚えている人、興味がある人に連絡をしてみること。この一歩を踏み出せるかどうかで、診断士としてのキャリアが大きく変わる。

きっと来年も同じようなスライドで同じようなメッセージを
伝えるので生で聞いてほしい!

これは当イベントに限らず、他の診断士関連のイベントでもまったく同じことが言える。

なぜ、このイベントを続けているのか

わたしが名古屋に越してきた翌年の2017年から参加し、2018年からは幹事として手弁当でやっている。かじさんとは阿吽の呼吸。共同主催者として、毎年一緒にこのイベントを作り上げている。

毎年、前年の合格者の中からわたしの教え子に声をかけ、事務局を担ってもらっている。彼ら彼女らがいなければ、このイベントは成り立たない。

今年の事務局メンバー(前列)
左からはらさん、みゆ、よっしー、山口さん

「やめようと思ったことは?」と聞かれることがある。答えは一度もない。楽しいからである。

準備が大変だと感じることは正直ある。特に、直近の合格者にどうやってこのイベントの存在を届けるかは毎年の課題である。でも、事務局メンバーと協力しあえるから大丈夫。

何よりも、教え子がそこにいてくれるだけで、うるっとくる。参加者がワイワイ交流しているところを見ると、それだけで幸せなのである。カスカスの声しか出なくても、この景色が見たくて毎年やっている。

新規加入も含めたQCCメンバーと

あなたたちが羨ましい!

「診断士として何から始めればいいか分からない」。その状態で大丈夫。まずは一歩を踏み出してみてほしい。どこに行くか、誰と出会うかで、未来は大きく変わる。

さぁ、未来への扉を開いて、最初の一歩を踏み出そうではないか!


<告知>
4月26日(日)10:00〜12:40に、セミナー(オンライン&オフラインハイブリッド)を開催する。

生成AI時代の"勝ち筋"を掴め! 選ばれる中小企業診断士のための新・必須スキル【2026年版】」

第1部は原康晃さんによる「何をすればいいか分からなかった1年前の自分へ。企業内診断士1年目のリアル」。

第2部はわたしによる「生成AI時代の"勝ち筋"を掴め! 選ばれる中小企業診断士になる方法〜AIを武器に変える実践戦略〜」。

タスクール会場参加は限定10名(第3部の質疑応答&ランチ会参加権つき、5,500円、コスパ最高!)、オンライン参加は2,200円。どちらもアーカイブ視聴つきである。

興味のある方は、ぜひチェックしてほしい。後悔させないぐらいの自信はある。


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