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講師直伝:中小企業診断士2次試験「持ち物・べからず・再現答案」最終チェック

試験は準備で勝負の大半が決まる。

知識やスキルの習得については言わずもがな、心構えや持ち物等の事前準備も重要だ。

今日は、当日の装備(持ち物と注意事項)、会場での“べからず”、再現答案の作法をこの記事にまとめた。

少しでも迷いを減らし、試験そのものに脳のリソースを残すのが狙いだ。

TAC名古屋校の受講生用に、わたしが毎年作成している“2次試験合格のしおり”の一部を抜粋し、画像も掲載しておく。

なお、これらの資料作成にあたっては、QCCの令和6年度試験合格メンバーにも、ご協力いただいた。

持ち物リストと当日の運用

“2次試験合格のしおり”より

必須装備と対策ツール

✅受験票(写真貼付確認)
✅筆記用具(替芯・マーカーは残量点検)
✅消しゴム2個以上(角が立った新品推奨)
✅電卓(予備もあると安心)
✅折畳み傘

✅ファイナルペーパー、Pシート(自分用の最重要メモ)

✅時計(アラーム音なしの小型。ウェアラブル不可)

✅昼食(小分けで食べやすいもの)
✅飲料は蓋つきペットボトル700ml以内

時計については、試験監督によって置き型タイプのものはしまうように指示されてしまうことがある(サイズが大きいとなおさら)。いざという時のために、腕時計は持って行ったほうがよい。

“2次試験合格のしおり”より

体温調整・衛生・集中力の維持グッズ

✅重ね着前提の服装(会場は暑さ寒さどちらも起こる)
✅マスク・ティッシュ・ハンカチ
✅アイマスク・目薬・薄い座布団

✅栄養ドリンク・チョコ・ガム・グミ、お守りなど

✅(必要に応じて)再現答案作成用ノートPC。

事前準備~当日の段取り

“2次試験合格のしおり”より
“2次試験合格のしおり”より

✅数日前から睡眠最優先で過ごす。

✅ファイナルペーパーはA41枚程度にとどめ、直前20分で回せる密度に整理する。

本試験で集中力を発揮すべく、休憩時間中は頭と体を休めることを優先したい。ちなみにわたしは、試験時間中も早く終わった科目では仮眠をとって次の科目に備えた。おかげで、最終科目まで集中力を切らすことはなかった。

✅ホテル/タクシー等も選択肢に入れて移動の不確実性を潰す。

✅前日までにカバンへ全装備を格納、昼食は持参or自宅近くで購入。会場導線とIC残高を確認、勝負音楽も決めておく。

✅当日の朝は、糖+水分+塩分の軽食で血糖を安定させる。

✅会場には開始1時間前到着、トイレ位置は複数把握(男子は混雑しがち)。

✅事例Ⅰ開始に合わせ、時計の長針を「12」へ時間管理が単純化する。

試験会場“べからず集”―集中を守る結界

“2次試験合格のしおり”より
“2次試験合格のしおり”より

✅不要情報は入れるな。最終確認と再現答案用メモ以外、スマホは触らない。

✅終わった科目は振り返るな。つねに次科目へ意識を送る。

✅問題用紙配布中にキョロキョロするな。目を閉じて視覚情報を遮断し、脳内を整える。

✅テンパったまま進めるな。目を閉じて深呼吸、客観視に切り替える。

✅対応に迷って焦るな。教室の自分を想像し、「講師/仲間/合格者ならどう動くか」で手順に戻る。

✅緊張を否定するな。準備量の証拠だ。緊張を連れたまま解けばよい。

✅“ミスしない”と考えるな。どこかでミスる前提で、発見→排除の確認工程を仕込む。

✅孤独な戦いと思うな。本試験は団体戦。教室で作った手順を淡々と回す。

再現答案―作る人が強くなる

“2次試験合格のしおり”より

再現答案をつくる理由

✅手順どおりに臨めるようになり、答案の質が上がる。

✅思考と作業の棚卸しで自己評価が客観化される。

✅講師・仲間のフィードバックが得られる。

✅口述対策がスムーズになる。将来の後輩支援にも資する。

2次試験を受験するほぼ全員が、何らかの教材やコンテンツを通じて、先人たちの再現答案から生み出されたものをベースとして学んできたはずだ。

今度はみなさんが、後進たちのために再現答案を作成してほしい。何よりも、ここまで頑張ってきた自分自身のために。

“2次試験合格のしおり”より

再現答案作成を意識した対応でマネジメントの精度を高めよう

試験中の作業

例えば、わたしのプロセスでは、以下のような作業を推奨している。

あくまで、再現答案作成のためではなく、合格するための解き方として伝えているものだ。実際に、解答の精度が上がる。

✅与件本文で使った要素に印をつけ、どの設問で使ったか余白に番号を残す。

✅知識ワードは余白にキーワードで痕跡を残す。

✅白紙ページのメモも、使用要素にチェック。

✅事例Ⅳの計算プロセスは必ず“問題用紙”へ(解答用紙に直書きはNG)。

作成段階の原則→質重視で!

✅外部情報を遮断して作る(他人の記憶が混ざる前に)。

✅量より質。書いたか曖昧な要素は捨てる。空欄があってもよい。

✅可能な限り“翌日まで”に作成(人は1日で7割忘れる)。遅くとも1週間以内。

✅事例Ⅳは計算過程も可能な範囲で記入。覚えていない箇所は正直に空欄でよい。

これまでやってきたことを試験会場においてくるだけ

R6年度撮影

当たり前のことだが、本試験で実力以上の能力なんて、だせっこない。

試験会場の緊張状態の中で、集中力を途切らせることなく、いつも通りの対応で4科目処理する、それでいいのだ。

✅装備を前日までに詰め切る。当日は身軽に手順を回すだけにする。

✅“べからず”で集中を守る。視覚と感情のノイズを遮断する。

✅再現答案は翌日までに質で仕上げる。ここまでが2次試験のセットである。

全力を尽くせ!気持ちで負けるな!自分を信じ抜け!

2次試験難易度アンケートご協力のお願い

当日の試験終了後に、以下のアンケートフォームを公開する。
(試験終了までは非公開設定。フォーム「令和7年度中小企業診断士第二次試験難易度アンケート」の回答の受け付けは終了しました。と表示されている)

最短1分で回答できるので、ぜひ試験直後の率直な感想を投稿してほしい。

もしあなたにお仲間がいるのであれば、ぜひ拡散もお願いしたい。

集計結果は、10月29日水曜日頃(多少前後するかも)に、このnoteでも発表する。

“スキ”や“シェア”、お待ちしています!

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