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利尻・礼文 道北の車中泊旅(後編)

2025年6月10日(火)から6月15日(日)まで道北を巡った車中泊旅を全2回でまとめました。

この後編は、稚内から礼文島・利尻島を巡ったあと、サロベツ原野、直線道路で有名な村道エサヌカ線、上野ファームから苫小牧東港までの様子です。

前編の小樽港から稚内の様子は下の記事をご覧ください。


1.稚内から礼文島・利尻島

この礼文島・利尻島では自分の車を稚内に置いたまま、現地の定期観光バスを利用しました。

今回利用した定期観光バスは、フェリーの到着・発着時間に連動していて、次のように組み合わせることで、早朝に稚内を出発して二つの島を巡ってその日の夕方に稚内に戻ることができます。

因みに港の名前の読み方は次のとおりです。
 香深:かふか
 沓形:くつがた
 鴛泊:おしどまり

① フェリー 稚内発 6:30 11便 ⇒ 礼文島(香深港)着 8:25
② 礼文島巡回観光バス 香深港発 8:40  51便 ⇒ 香深港着 12:30
③ フェリー 礼文島(香深港)発 12:50  14便 ⇒ 利尻島(沓形港)着 13:30
④ 利尻島観光バス 沓形港発 13:40  41便 ⇒ 鴛泊港着 16:10
⑤ フェリー 利尻島(鴛泊港)発 16:40  16便 ⇒ 稚内着 18:20

これらのフェリーと観光バスはネット予約できます。
 フェリー https://heartlandferry.jp/about_reservation/  
 観光バス https://secure.j-bus.co.jp/hon/Tour?area=1  

乗合の観光バスでは乗り降りに時間が掛かったり、乗り換え時間も短くて、どうしても慌ただしい観光になってしまいます。

この日は朝から風も強く空は曇っていましたが、礼文島に向かうフェリーから利尻富士がきれいに見えました。

礼文島行きのフェリーから
綺麗に利尻富士が見えたが・・・。

ところが、この後すぐに雲に隠れてしまい夕方まで見えなくなってしまったのが残念です。

礼文島

ここは最果て感のある風景と、いろいろな高山植物(この時期は礼文島固有種のレブンアツモリソウ)が目玉と思います。

この日は雨こそ降っていませんでしたが、強風吹き荒れて観光には厳しい気象条件でした。
最初に訪れたのが島の西側のスカイ岬です。

スカイ岬

スカイとは「澄海」と書くように、本来ならきれいな海が見られるところ、この日は強風で白波が立っていました。

エゾシシウドの花
本土のシシウドに比べ花が密集して
ブロッコリーの花蕾に似ている。

この後、レブンアツモリソウの自生地に向かいました。
観光バスで隣り合わせた人は、このレブンアツモリソウを写真に収めるために来た、と言っていたほどこの花には根強いファンがいるようです。
ただ、花が終わりを迎えていて、枯れ始めの花が目立ちました。

まだきれいな状態のレブンアツモリソウ
ちょっと枯れ始めたレブンアツモリソウ

この花と自生地は島民全体で守られているようです。

続いて、利尻島の目玉でもあるスコトン岬ですが、海は大荒れ状態でした。

島の人 礼文島本店」でお土産物をいくつか買っただけです。

今度は島の南側に移動して奇岩で知られる「桃台猫台展望台」に向かいましたが、どうも猫の形の岩も、桃型の岩もハッキリしません。

桃台猫台展望台の右側の様子
桃台猫台展望台の左側の様子

この後、香深港からフェリーで利尻島の沓形港に向かいました。

利尻島

観光バスは沓形(くつがた)港から左回りで島を3/4周して稚内行きフェリー乗り場の鴛泊(おしどまり)港に向かいます。

この利尻島の見どころは利尻富士が全て、と言っても過言ではないと思います。
案内されて行く先々は本来は利尻富士がきれいに見える場所ですが、全く姿を現しません。残念です。

下は「仙法志御崎公園」の駐車場には晴れていたらこう見えるという看板があって、山が見えないときはこの前に記念写真を、ということのようです。

晴れていたらこう見えるそうです。

この後のオタトマリ沼も、利尻富士は見えず、時間を潰すのが大変でした。

ところが何ということでしょう。
あとしばらくで鴛泊港に到着という段になって残雪を纏った利尻富士が見え始めたのです。

バスの窓から撮影 -1
バスの窓から撮影 -2

今まで巡ったところで、このように山が見えていたら全く違った感想を持ったと思います。返す返すも残念です。

遠くからは勿論、近くで見る利尻富士はとても魅力的です。

鴛泊(おしどまり)港から予定のフェリーに乗って稚内に戻りました。

この日は金曜日で「道の駅わっかない」駐車場は車の出入りが多いことが予想されたため、近くの「末広公園」の駐車場に移動しました。

ここは静かで良いのですが、トイレの電気が付かないので懐中電灯は必須です。(水洗トイレは機能しています。)

2.サロベツ原野、猿払村道エサヌカ線

昨日の礼文島定期観光バスで隣り合わせた人がその前日にサロベツ原野に行かれたそうで写真も見せてくれました。
自分もその時はその近くの「こうほねの家」辺りにいたものの、夕景の利尻富士を撮るのに集中していました。
これは外したと思ったので、そこは気ままな車中泊旅、宗谷岬に行くのを止めて朝一で「サロベツ原生花園」に行くことにしました。

ここの施設は9時にオープンですが、その前でもその後ろに広がる湿原の木道は自由に立ち入ることができます。
到着した7時半は自分一人だけと思いきや、大型カメラを持った人やその他複数の観光客もいて、人気の程が伺えました。

サロベツ原野から見た利尻富士
エゾカンゾウと利尻富士
エゾカンゾウ近景

上の写真のようにちょうどエゾカンゾウが咲き始めていて、昨日全く見えなかった利尻富士もバッチリ見えました。
(昨日だけ見えなかったのが残念でなりません。)

この後は、道道138号線の高原ルートをオホーツク海側の「猿払(さるふつ)村漁協 直売所」に向かいました。
ここのホタテは日本一とも言われているので、自宅用に冷凍ホタテ(3Sサイズ、これしかなかった。)を発送してもらいました。

1kg入り、6000円 消費税・送料別
箱の裏書

自宅で箱書きの通りに塩水の氷水で解凍し、キッチンペーパーで余分な水分を取り除き、刺身にして食べたところ、確かに甘み(旨味)も強くてとても美味しかったです。
今後、残りをどう料理しようかと考えるだけでもワクワクします。

近くまで行かれたら購入されることを強くお勧めします。

因みにこの日は3Sサイズしかなかったものの、本来はいろんなサイズがあって、3Sサイズではこの箱に41~50個入っているのに対し、最大の3Lサイズになると11~15個しか入らないようで、3Lがどんなに大きか見てみたいものです。

あと、「ときめきソフト」という2個が一袋(400円)に入った貝柱の干物(?)も買ってみましたが、これもいけます。

続いて、直線道路が続く「猿払村道エサヌカ線」へ向かいます。

道路が牧場の中を走っていてなんかいい感じです。

周りには乳牛が放牧されています。待避所に車を停めて牛たちを眺めていると牛の集団が移動し始めたので動画を撮ってみました。

上の動画の左から2頭目の背中に黒いタスキ模様がある乳牛にご注目ください。
この牛が、次の写真のように中央まで進んできた後、ちょっとびっくりなことが起こります。

中央手前が問題の牛さん。
(背中に黒いタスキ模様がある)

初めて人間を見た訳でもないだろうし、こちらがエサを持って呼んでいる訳もなく(牛の足もとには牧草がたっぷり)、後方の他の牛もそれに遅れまいと迫って来るのでちょっと怖いものがありました。
柵があるので安心と言えば安心ですが、何故こちらに寄ってきたかは不明です。
面白い体験ができました。

近くを通ることがあれば一度試してみてください。

このあと、「道の駅もち米の里☆なよろ」に移動して車中泊しました。
この日14日は土曜日で、駐車場に多くのキャンピングカーや車中泊車が停まっていました、

こうなると、水平な場所を選ぶのは至難となり、わざわざ水平に設定しているベッドで快適に眠るための小道具の出番です。
とめた場所が左側に傾斜しているので左のタイヤにスロープジャッキ噛ませることで車が水平となり、ベッドも水平が確保され気持ちよく寝ることができました。

スロープジャッキを使って
車体を水平にする。

3.上野ファーム

15日(日)は道内最終日となり、苫小牧東港フェリー乗り場を目指して南下する途中に立ち寄り場所を探していたところ、偶然にも旭山動物園の近くに「上野ファーム」というフラワーガーデンがあることを知りました。

ネットではなかなかの評判で、面白そうなので行ってみました。

案内図に従って園内を巡ると、花々が途切れることなく続いていて、ちょっと感動ものです。

ギガンジュームと園内の様子(一部)
地中海ベル
アマガエル
白樺の小径
カップルたちの記念撮影場所のようです。
キツネノテブクロ
カラマツソウ
花だけ見るとアゲラタムに似て
いますが、ずっと背丈が大きい
アカバナムシヨケギク
花がちょっと派手過ぎの赤です。
クレマチス
クレマチス
トリアシショウマ?
アスチルベに似ていますが、
花の形がちょっと違う。
ハカマオニゲシ
写真に撮ってくれと言わんばかりに
いろんな花が上手く咲きそろっている。
射的山麓のルピナス群生
射的山からの眺め
一瞬ドキッとしましたが、
オーナーさんの遊び心で
やっているそうです。
これはちょっと地味ですね。

花々は整然と植えられてなくて、雑然とした感じですが、スタッフに聞いてみると、春から秋にかけていろんな花が咲き続ける状態を保つために混植しているとのことでした。
そのため専属のデザイナーさんもいるそうです。

また植物園のような名札は一切無くて、ある意味いさぎよさを感じました。

この後、近くの旭山動物園にも行ってみました。
インバウンド観光客など依然人気は高いようで、暑かったこともあり早々に退散して、苫小牧を目指しました。

苫小牧ではイオン苫小牧店近くの「なごみの湯」でゆっくりした後、苫小牧東港から敦賀行きフェリーに無事乗船でき、道北車中泊旅は終わりとなりました。




ここまで読んで頂き有難うございました。

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