OBSBOT Tail Airのファーストインプレッション
今回のテーマは新しく導入したカメラ「OBSBOT Tail Air」です。
非常にコンパクトなPTZカメラで、遠隔で画角を調整することができます。
更にはHDMI・USB・NDIで映像出力ができるなど、機能が詰まっているカメラでもあります。
今回は到着して間もない状況ではありますが、試してみてのファーストインプレッションをお届けしたいと思います。
OBSBOT Tail Airの概要
近年Webカメラの発展が目覚ましく、高価格帯かつPTZ機能を持った本格的な製品が現れていました。
「OBSBOT Tiny」や「Insta360 Link」はこのコミュニティでも名前を聞くことが多かった印象です。過去にはメンバーのあけさんの事例を元に、その魅力を紹介したこともありました。
これらはあくまでUSB出力のWebカメラですが、それをHDMIに変換してでも使いたくなる魅力があったと思います。
OBSBOT Tail Airはそれらの魅力を踏まえながら出てきた、世界最小の4KPTZカメラです。それでいて、HDMI・USB・NDIの豊富な映像出力を備えているのが魅力です。

引用:https://www.obsbot.com/
そもそもPTZカメラは、パン(左右の向き)・チルト(上下の向き)・ズームを遠隔操作できるカメラを指します。
例えば出演者が決まった位置から動いてしまった時も、カメラまで行かずとも遠隔で調整が可能です。
OBSBOT Tail AirはリモコンとスマホアプリからPTZの操作ができます。例えばリモコンだとスティックとレバー、アプリだと仮想スティックとボタンで操作が可能です。

そんなPTZカメラでありながら、コンパクトな筐体であることがOBSBOT Tail Air最大の特徴だと思います。
Webカメラに比べれば大きいものの、高さは15cmもありません。一般的なカメラと比べればかなりコンパクトです。
専用ケースも付いてくるので、複数台の持ち運びも気軽に行うことができそうです。

気に入った点
届いてからまだ2日ほどですが、既にOBSBOT Tail Airを気に入っている自分がいます。
色々と良い点はありますが、まずはファーストインプレッションとして気に入った3つの点を紹介したいと思います。
リモコンの使い勝手が良い
OBSBOT Tail Airは使ってみるとリモコンへの拘りを感じます。
スティックやボタンの反応は良好で、ストレスを感じることはありません。画角を3種類保存呼び出せるボタンがありますが、その切替はもちろん長押しで簡単に上書き保存することができます。
直感的に使える簡単さがあり、出演者自身に操作をお願いすることもできると思います。実際に、社内の配信スタジオでそんな運用をされているコミュニティメンバーの方もいました。
更に拡張端子もあり、「Smart Remote Monitor」なる製品も発売の予定があるようです。今後の発展にも期待ができます。

アプリの作りが良い
更にはスマホアプリも中々に作りが良いことに好感を覚えます。
比較的分かりやすい印象で、よくある接続が不安定なこともまだありません。アプリにはモニター映像が映りますが、結構安定して送られてくる印象です。
特に、画面に範囲指定をすると位置が動く操作がありますが、これが割と気に入っています。アプリ側の挙動も良いし、慣性が効いた動きも好きです。

HDMI・USB・NDIの出力に対応
OBSBOT Tail Airの大きな魅力に出力の豊富さがあります。
本体にはMicro HDMIとUSBの端子を搭載し、更にはNDIでの出力も可能です。NDIはネットワーク経由で映像・音声を送る規格で、対応機材と組み合わせれば映像ケーブルいらずで運用が可能です。
こちらはNDI対応の映像スイッチャー「Osee GO STREAM DECK」でテストした動画ですが、とても可能性を感じる組合せでした。
長距離でも特殊なケーブルがいらず、電源供給ができるPOEにも対応しており、LANケーブル1本で運用することも可能です。
NDIはHDMIと比べると遅延やネットワークを組む手間の課題もあります。しかし、状況に応じて選択肢を選べる幅があるのはとても嬉しいことですね。
気になる点
良いところばかりなOBSBOT Tail Airですが、一応気になる点もあります。
メリットに比べると「敢えて言うなら」な内容ではありますが、こちらも3つ紹介したいと思います。
Micro HDMI端子
先にも触れた通り、OBSBOT Tail AirにはHDMI出力の端子がありますが、形はMicroです。HDMIでも特にMicroだと将来的な接触不良の心配が残りますね。
本体サイズを考えればしょうがないのですが、適当にケーブルを垂らしたりはしないようにしたいと思います。負荷ができるだけかからないように運用したいですね。

3軸ではなく2軸
OBSBOT Tail Airは2軸のPTZカメラです。そのため水平調節の機能は付いていません。
例えばInsta360Linkやカメラのジンバルなどは、モーター軸が3つあり水平も調整できたりします。なので、あくまで2軸であることは念頭に置く必要があります。
と言っても、これは自分が勝手に勘違いしていただけです。これで文句を言う価格ではないので、ご参考まで笑
イーサネットアダプタは専用品
OBSBOT Tail Airにはイーサネットアダプタを使いLANケーブルの接続が可能です。
ただし、このアダプタは15,000円ほどの専用品になります。他社製の物は使用することができません。
お値段もそうですが、万が一忘れた時を考えると怖いですね。ビジネスなのか、やむを得ずかは分かりませんが、少し残念な点です。

色々と書いてきましたが、OBSBOT Tail Airからは丁寧に作られている雰囲気を感じます。
上に書いた挙動や使い勝手もそうですが、化粧箱は箔押しで割と高級感もあります。お金と気合をかけて作られている印象を受けました。
こういった物も含めて、最初の体験としてはとても良い印象を持っています。引き続き配信などでも使いながら、また感想を紹介していければと思います。

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