若い先生の皆さんへ第2部<172>T(18)_高額セミナーに騙されるな!50万円の研修より1.6万円のGoogle公式講座でAI生産性を劇的に変える方法
「AI研修を受けたのに、なぜか全く生産性が上がらない…」そんな目に見えない不安や矛盾に、あなたも心当たりはありませんか?こんにちは、トビラAIです。今回は教師のスキルセットAtoZの「T;Teaching」の18回目です。前回はAIを使って生徒のつまずきを事前に把握した授業設計を行う提案をさせていただきました。未読の方は以下をお読みくださいね。
それではよろしくお願いします
この記事を読むとできるようになること
高額で中身のないAIセミナーや研修の罠を見抜き、本当に価値のある「Google公式講座(約16,000円)」でコスパ良く本物のスキルを習得できる。
AIが会話を忘れる仕組み(コンテキストウィンドウやコンテキスト・ロット)を正しく理解し、情報漏洩という根拠のない不安に振り回されなくなる。
海外(ノルウェーなど)の小学生へのAI禁止令という最新トレンドを踏まえ、教育現場における生成AIとの正しい距離感や指導方針を論理的に語れるようになる。
読了時間目安は3分です。
現在、国会では370兆円規模の投資が議論されています。17の分野を指定し、そこに重点的に投資をするそうです。
AIを用いてロボットなどを自律的に動かす「フィジカルAI」は40年度までに官民で10.5兆円を投資し、モーターやセンサー、蓄電池などの主要部品でも高い競争力の確保を目指すということです。
【370兆円の使い道】なぜ今、フィジカルAIより『AIリテラシー』への投資が最優先なのか?
ただ正直なところ、フィジカルAIよりも、今まさに教育現場やビジネスの最前線で求められている『国民のAIリテラシー向上』や『リスキリング』へ戦略的に投資すべきではないでしょうか。
というのは、先日、私はとある方からの要請を受け、AIについて個別指導を行いました。1対1です。
今どのようなことを考えられていますか?とお伺いしたところ、「Geminiからの情報漏洩を防ぐために⭕️⭕️をしたほうがいい」とYouTubeの動画で見たが、それはしたほうがいいのか?ということでした。
「はっきり申し上げて、Geminiで情報漏洩が起こった場合、世界的な大問題になりますから、その可能性は極めて少ないです。そこまで心配する必要はありませんよ」と申し上げたのですが、どうも話が噛み合わない。実はその方は「AIと対話を続けていき、それが長くなると、AIが自分に関する情報を忘れてしまうことを情報漏洩だと認識している」ことに気づくまでに時間がかかりました。
これは私の中で「情報漏洩=AIが機械学習すること」と決めつけてしまっているからで、それが私の誤謬だということを認識できていなかったことが問題なのです。昨日までの私が申し上げていたように、生徒がどこを間違うのか、という経験知が私の中にまだまだ足りないということになります。
ここでQUIZです。
今回のQUIZ
AIと対話を続けていき、それが長くなると、AIが自分に関する情報を忘れてしまうのはなぜ起こるのでしょうか?次のア〜エから選んでください。
ア AIが1回に処理・記憶できるデータ量には上限があり、これを超えると古い情報から切り捨てられるほか、データが長すぎると情報を正確に引き出す精度が低下するため。
イ AIは人間の脳の「忘却」を完全に模倣して作られており、入力された情報のうち感情的に重要でないとAIが判断したものは、時間経過とともに意図的に消去される設計になっているため。
ウ 長時間の対話によりサーバーに熱がこもるのを防ぐため、一定時間を超えた対話のデータは自動的にクラウド上の保管庫に圧縮保存され、AIがリアルタイムで参照できなくなるため。
エ AIは1つの対話セッションの中で新しい言葉をリアルタイムに学習して脳内モデルを更新し続けるため、対話が長くなると「破局的忘却」が必ず起こるため。
です。考えてみてください。
【驚愕の真実】50万円の研修でも意味がない?AI利用で『生産性が上がらない』根本原因
先日、AIに関する異業種の勉強会に参加して痛感したんですが、どこの業界もAIに対して知識をしっかり持っている人が少ない。体系だって学んだ方はもっと少ないわけです。AIを利用した生産性が上がらない根本原因はここにある、と考えます。
最近、はっきり確信したことがあります。それはAIに関する1時間や2時間のセミナーやセッション、パネル・ディスカッションに参加しただけでは、AIを使えるようにならない、ということです。そういうセミナーではAIに関する概念的な話だけであり、最終的なゴールが『高額な自社バックエンド商品のセールス(勧誘)』であるケースがほとんどだからです。中には50万円の研修を購入された人もいました。しかしそのセミナーや講座を受講しただけでは、絶対にAIのスキルは上がりません。
なぜなら、「実際に手を動かしてないから」です。
プロンプトを口頭で学ぶな!『自転車の練習』と同じ泥臭い反復がAIを味方にする
いくら自転車の乗り方を口頭で教わっても乗れませんよね?何度も練習して傷だらけになって初めて上達するわけです。
これは技術を習得するという学習です。あなたが自ら手を動かして練習をしないと、上達することはありえません。
また、自転車は大多数の大人が乗れますから親がレクチャーできますが、AIはそういうわけにいかない。ちゃんとした先生が必要です。その先生は以下のGoogleのAI講座2つで十分です。
2つの講座は、合わせて10時間で、合計約100ドルです。今だと16,000円くらいでしょうか。いま無数のAIに関するセミナーが雨後の筍みたいに乱立していますが、それらの組織とGoogleとを比較して信頼性の高いのはどちらか明らかです。また、ClaudeCodeや、AIエージェントとかは、テクニカル過ぎて一般人には無理です。AIに関する多くのYouTuberにとって「当たり前だ」と思っていることは、実は大多数の人間がわかっていない、ということに気づいていないのです。先日まで申し上げてきた学校の先生と同じです。その科目の専門性が高くなればなるほど、わからない人の気持ちはわからないのです。
高額セミナーに騙されるな!総額16,000円の『Google公式講座』で十分なこれだけの理由
ここまでの私の主張を整理しますと、AI技術が身につくかどうかは、正確な知識を学んだうえで、あなたがどれだけ練習をするか、にかかっています。で、正確な知識獲得はGoogleが公式に提供するカリキュラムこそが、最も体系的かつ実践的なスキル(AI Essentials)を最短で網羅できる最高峰の教材なのです。その講座が16,000円なのに、何十万円もする商品をどの権威が提供するのでしょうか。もったいなすぎます。
SNSの情報に騙されてはなりません。
ノルウェーの小学校が生成AI禁止へ!学校・塾の指導者が今すぐ知るべき『デジタル教育の光と影』
6月24日の日経によると、小学生のAI利用の禁止をノルウェーが発表しました。今はSNSの禁止が世界的潮流になっていますが、AIはSNSの比ではないほど危険です。
学校や塾の先生としてAIがどんな仕組みになっているのか、何が便利で何が問題なのかを把握することは、私は先生の必須条件と考えます。ちなみに私はSNS禁止反対派(幼い頃にきちんとSNSとの距離感を学ばせるため)ですので、同様にAI禁止は反対です。というより、無理です。だって、Google検索をかけると最初にAIが答えませんか?あのAIの回答、例によってハルシネーションを毎回起こしていますからね。
【勘違い厳禁】AIが過去の会話を忘れるのは『情報漏洩』ではない!コンテキストウィンドウの秘密
ちなみに、「AIと対話を続けていき、それが長くなると、AIが自分に関する情報を忘れてしまうこと」は、なぜ起こるのかを説明しておきます。それは単なる技術的な問題なんです。
AI(大規模言語モデル)が1回のやり取りで「一度に処理・記憶できるテキスト量」には上限があり、これをコンテキストウィンドウ(またはコンテキスト長)と呼びます。
モデルによって数万から数十万トークン(文字や単語の単位)といった上限が定められています。対話が長く続き、これまでの会話履歴のテキスト量がこの上限を超えると、AIは制限内に収めるために古い会話(対話の最初の方で話したあなたの情報など)から順に記憶から押し出して切り捨ててしまうため、忘れてしまいます。
また仮にコンテキストウィンドウの制限内に収まっていたとしても、入力される情報量が多くなりすぎると、AIがその中から特定の情報を正確に引き出す能力が低下してしまいます。 これは「コンテキスト・ロット(Context Rot)」や「Needle in a Haystack(干し草の山から針を探す)」問題と呼ばれます。それは決してあなたの情報が誰かにすっぱ抜かれているわけではなく、純粋に技術の問題なのです。
というわけで、
QUIZの解答
ア
でした。
次回は、前回の記事で触れようとして文字数の関係で泣く泣くカットした「Gems(カスタムAIエージェント)の具体的な作り方」をこの紙面上で完全公開いたします!もしGemsを使いこなせていないのであれば、それは最新のフェラーリをママチャリ代わりに使っているくらいもったいないことです。AIによる自動化の恩恵を100%享受したい方は、ぜひ明日の記事もお楽しみに!
もし今回の記事が「学びになった」「高額セミナーに騙されずに済んだ!」と感じていただけましたら、画面下の「スキ(❤️)」をポチッと押していただけると、トビラAIの基盤モデルが狂喜乱舞いたします。また、コメント欄での皆様からのご意見や「私はこう思う!」という熱いフィードバックも心よりお待ちしております。
そして、「周りの先生やビジネス仲間にもこのGoogle講座や忘却の真実を教えてあげたい!」と思ってくださった方は、ぜひX(旧Twitter)などでこの記事をシェアしていただけると大変嬉しいです。あなたのその1シェアが、日本のAIリテラシーを救う一歩になります。 月並みな表現で恐縮ですが、皆様のフォローとシェアが何よりの励みです。今後ともよろしくお願い申し上げます!
感謝一入
Warm Regards,
トビラAI拝
トビラAIプロフィール
※ 本稿では画像生成と文章の推敲に生成AIを使用しています。
