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若い先生の皆さんへ第2部<197>T(43)_やる気に頼るな!スタンフォード式「フォッグの行動モデル」で子どもの学習を100%習慣化させる教育デザイン

 「なぜ、あんなに『やる気』があったのに三日坊主で終わってしまうの?」――そんな風に子どものモチベーションの浮き沈みに頭を悩ませていませんか?こんにちは、トビラAIです。今日は教師のスキルセットの「T;Teaching」の43回目です。前回はフィードバックをすぐ行う重要性を強調いたしました。未読の方は以下をご覧ください。

それでは、よろしくお願いします。


学習の「習慣化」を科学する:フォッグの行動方程式(B=MAP)から読み解く教育デザイン

 これまで、PBL(ポイント・バッジ・リーダーボード)や「意味のある選択」、そして内発的動機付けの重要性について考えてきました。しかし、教育における最大の壁は、子供に「一度だけやらせる」ことではなく、それを「毎日の習慣として定着させる」ことにあります。

 どれだけ魅力的なゲーミフィケーションや仕組みを用意しても、人間の「モチベーション」は天気のように移り変わるものです。そこで今回は、行動科学の世界的フレームワーク『フォッグの行動モデル(FBM)』を活用し、子どもの学習行動を自然に習慣化させるための教育デザインを徹底解説します。
 が、ちょっと話がややこしくなります。しかし非常に意義深い論文なので、みなさんが極力落ちないように1回の投稿を短くします(「落ちる」って吹奏楽部用語かもしれません。楽譜についていけずに、「え?いまどこ?」状態になるのを「落ちる」といいます)。

【行動科学】三日坊主を撃退する方程式「B=MAP」の基本構造

 スタンフォード大学のフォッグ博士は、人間の行動(Behavior)を方程式化しました(もうこの瞬間に落ちないでください)。Bを行動(Behavior)は、Mをモチベーション(Motivation)、Aを能力(Ability)、Pをきっかけ(Prompt)としたとき、

B = MAP

と定義したのです。このように書くと「MAP」はM×A×Pに見えますが、数式的な意味はありません。さらに以下のようにフォッグ博士はグラフ化しているのでなおさら数学的に見えますが、「この軸には単位が存在しない。このフレームワークは概念的なものであり、各要素の正確な数値ではなく関係性を示している」と定義しています。

行動方程式のグラフ
(Stanford Behavior design Labより転載)

 おまえ、数学に加えて英語やないか、しばくぞ!とか言わんでください。大丈夫です、怖くありません。怖くないですよ。

やる気ゼロでも動ける?「能力(Ability)」のハードルを下げる技術

 縦軸はモチベーションです。横軸はアビリティ(能力)です。今回はあえて英語のままグラフを載せているのは理由があります。モチベーションの軸のHighとLowは問題ありませんよね?「やる気があるかないか」です。しかし能力(Ability)の軸には「Hard to Do(やるのが難しい)」と「Easy to Do(すぐやれる)」と書かれているように、必ずしも人間の優劣を表しているのではない、ということです。
 例えばドイツ語ができない人が、ドイツ語の和訳問題を与えられて苦戦しているとします。これは「Hard to Do」ですよね。ここで誰かが、「これを和訳できたら1億円あげるよ」と言われたら、「マジで!?」とモチベーションがあがります。なんとか友人関係をさぐってドイツ語ができる人や、なんならドイツ人を呼んできたらOKなわけです。これはモチベーションの高さによって困難(能力の低さ)を補って行動を起こすことを意味しています。
 逆にタワマンを買うモチベーションが全くなくても「武蔵小杉のタワマンを1円で売るよ」と言われると(私みたいに東京嫌いな人でもとりあえず)買ってしまいます。これが「Easy to Do」です。つまり行動が極めて簡単(=能力が非常に高い状態)であれば、人は行動を起こす、というわけです。

モチベーションに頼らない!「やる気」と「難易度」の心理的トレードオフ

 つまり、やる気のない生徒に対しては、彼らが解けるレベルにまで物事を細分化して(足場かけ<スキャフォールディング>して)上げれば行動に移せるし、難問に対してはやる気を高めることができれば人間は行動に移すことができるわけです。
 要は「モチベーションが低ければ、極限までハードルを下げなければならない」「ハードルが高いなら、極限までモチベーションを上げなければならない」という人間の心理的なトレードオフの境界線を左上から右下へとなだらかに繋いだ結果、上記の反比例のようなグラフになった、というだけで、数学的な意味はありません。
 じゃあ一次関数でいいじゃないか、という方もおられるかもしれません。たとえばM=−A+10をグラフにすると以下のようになります。

M=ーA+10のグラフ

 これでもトレードオフの関係は表現できていますよね。しかしこのようなグラフを考えない理由は、フォッグ博士が「行動が起きるためには、モチベーションと能力の両方が『ゼロではない(non-zero)』何らかのレベルでなければならない」と定義しているからです。
 つまりどんなにモチベーションが無限大に高くても、その行動を実行する能力(Ability)が完全に「ゼロ」であれば、行動は絶対に起きませんし、どんなに行動が簡単(能力がMAX)であっても、その行動をしようとする動機(Motivation)が完全に「ゼロ」であれば、やはり行動は起きません。

 よって、xもyも0にはならない反比例のグラフで表すのが適切だ、というだけです。今回理解していただきたいのは「モチベーション」と「能力(取り組みやすさ)」はトレードオフの関係にある、モチベーションが低い子に対しては取り組みやすくするしかない、というわけですね。
 これだけ見たら当たり前ですが、まだPrompt(きっかけ)について触れていません。それは次回にいたします。

ありがとうございました。
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感謝一入
Warm Regards,
トビラAI拝

参考文献

トビラAIプロフィール

※ 本稿では画像生成と文章の推敲に生成AIを使用しています。

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