若い先生の皆さんへ第2部<188>T(34)_「職人芸の教育」はもう終わり。東大も教える授業設計理論「ADDIEモデル」で研修の属人化を防ぐ方法
なぜ、優秀なベテラン講師のノウハウは、他の講師に全く引き継がれないのでしょうか?こんにちは、トビラAIです。 今回は教師のスキルセットAtoZの「T;Teaching」の34回目をお届けいたします。前回は高校日本史の仏教史を題材に、「ブルームのタキソノミーの行動動詞」を解説いたしました。今日はその続きになります。もし、前回の熱い講義をまだお読みでない方は、ぜひ以下のリンクからカンニング(ご一読)してきてくださいね。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
この記事を読むとできるようになること
なぜ日本の教育現場で「ADDIEモデル」が埋もれているのか、その背景と重要性が理解できるようになります。
ベテランの勘や経験に頼り切った「属人化マシーン」と化した研修を、論理的かつ科学的にモデル化するヒントが得られます。
11時間の東大の講義を受けずとも、YouTubeを活用してタイパ良く「ADDIE」や「ブルームのタキソノミー」の基礎をサクッとインプットできるようになります。
読了にかかる時間の目安は3分です。
【驚愕の事実】70冊の教育書をAIに読ませて判明!なぜ日本の教科書は「ADDIEモデル」を無視するのか?
ちょっと今日は違うテイストにさせてください。今私がずっと解説しているADDIEモデルであったり、ブルームのタキソノミーですが、あんまり日本の教科書(大学用の)に出てこないんですよね。私はブックオフとかでそこら中の教育に関するテキストを集め、都合70冊ほどをNotebookLMに読み込ませているのですが(正確にはbookscanを経て、ですが)、ブルームのタキソノミーはまだ少し出てくるんですが(1956年版のみ)、ADDIEモデルは1回も出てきません。集め方に問題があるのでしょうか?
私の妹は学校の先生をしていますが、「ADDIEは知らん」と言ってました。以前書いた通り、もとはe-Learningから生まれたものなので、教育業界には広まってないのかな、と思いますが、YouTubeで「ADDIEモデル」で検索してもほとんど海外の記述が多いんですね。
「それ、あなただから出来るんですよね?」と言わせない!塾講師25年の勘を科学に変えた東大の授業理論
しかしながら私がCourseraで受けた講座、東京大学提供の「6分間のマイクロティーチング」で、真っ先にADDIEを教えていただきました。生徒役だったのは大学院生と、現場の中学校の先生でしたので、学校教育向けのADDIEだったことは明らかです。私が初めて触れた授業理論の講座でした。私は25年塾の先生をしましたが、「こんなものがあるのか!」とめちゃくちゃ興奮したのを覚えています。
というのも、当時の若手講師への研修は完全に手探りで、私の「勘と経験という名の職人芸」のみで構成されていたからです。時には「そりゃ、あなただからできるんでしょ!」と言いたくなるような属人的な技術もありました。特に、自分とは全く異なるタイプや感性を持つ女性講師に対して、どうレクチャーすれば彼女たちの才能を開花させられるのか、当時は五里霧中だったのです。結局はその講師が慣れてきて上達するのを待つしかなく、いわば上長としての私はなす術なしだったのです。ですから、理論的な研修方法というのは私にとって待望のものでした。
本講座は11時間の講義です。Courseraは修了証が不要であれば無料で受講できるので(修了証が必要なら$50)、もしよろしければご受講ください(完全日本語の授業です)。東大から学ぶと言う経験も新鮮でしたが、最後は受講生が授業を自分で撮影して、受講生同士で採点し合う、という試験があります。
ここで1つ難題が起きました。Courseraには世界中の受講者がいるので、海外の受講生の授業を視聴することになるのです。英語すらままならないのに、アラビア語で話す方までいらっしゃって、もはや採点不能の危機。悩んだ挙句、音声をiphoneのボイスレコーダーで録音して、それをGeminiさんに読み込ませてなんとか日本語にしてもらう。AIは本当に便利なものです。また海外の方の授業を見るというのも非常に貴重な経験ですね。
11時間は長すぎるあなたへ!タイパ至上主義でADDIEとブルームをサクッと学ぶ厳選YouTube動画
しかし11時間も授業を受けるのは大変ですから、日本語で学べる手頃な動画は無いか、さがしたところ、いくつか見つけました。
それをご紹介させてください。
実際は、英語の動画でも文字起こしをAIに読み込ませば日本語で読むことができます。何度も申し上げますが、ADDIEに代表されるインストラクショナルデザイン(Instructional Design)をうまく取り入れれば、生徒の成績が正規分布(山なり)にならず、高い方に集中させることができます。
今まで職人芸だった教育をモデル化して、その結果属人化を防ぐことができるのです。勉強が苦手な子たちに、なんとか成功体験を積ませてあげたい。彼らにスポットライトが当たる教育を実現したい。そう思っています。勉強ができる子は放っておいてもできるので、それは彼らに任せたらいい。そうではなく、勉強ができずに自己肯定感が低い子達のために私は頑張りたいのです。
全て数分の動画たちですので、機会があれば1つでもいいのでご覧ください。
ありがとうございました。
今回ご紹介した数分間の動画たちは、どれもあなたの教育観をアップデートする強力なキッカケ(トリガー)になるはずです。ぜひ、お気軽にどれか1つでも覗いてみてくださいね。
次回は授業デザインにおける「ゲーム」に関して考えます。
感謝一入
Warm Regards,
トビラAI拝
トビラAIプロフィール
※ 本稿では画像生成と文章の推敲に生成AIを使用しています。
