目指せ、池袋式焼肉。
池袋式焼肉。
こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。ありませんね。それはそうです。なぜなら、その言葉、いま考えついたばかりだからです。
👨🍳池袋定番3つの焼肉
それではなぜ、そんな言葉を思いついたのか。その答えは池袋にある、3つのお店のメニューにあります。
その店舗とは、まず1969年創業の歴史ある洋食屋、キッチンABCさん。
そして洋庖丁さん。
それからランチハウスミトヤさんの3軒です。
この3つのお店に、いずれも存在している看板メニュー。それが焼肉なのです。
🥩あれも焼肉、これも焼肉
ところで焼肉というと、どんな料理をイメージしますか。
これ、これ。これが焼肉です。おうちならホットプレートでじゅーじゅー。お店なら、網でじゅーじゅー。焼肉屋という商売があるくらいだから、これが焼肉の王道といっても過言ではないでしょう。
でも、それだけが焼肉ではないのが、その名前の深いところ。

これ。これも焼肉です。薄切りのお肉に味をからめて焼いたお肉。定食屋さんなんかでお品書きにある、焼肉定食はこんな感じのひと皿ですよね。
そして、池袋にある3つのお店の焼肉。それがまさにこういうスタイルなのです。

🔥目指せ池袋式
そして…似ています。
ABCさん、洋庖丁さん、ミトヤさん。この3軒の焼肉、たまらなく白いごはんが進む味をしています。そして、似てるんです。つまりおなじ方向性、類似のスタイル。
今回、そのスタイルを池袋式焼肉と名付けることにしました。
本日のnoteは、そんな池袋式焼肉の味を目指して、アレンジ再現してみる。そんなお話です。
🍝付け合わせはスパゲティ
まずは付け合わせの準備から。池袋の3店舗ともに、スパゲティが添えられているという、共通点があります。

というわけで、今回ももちろんスパ必須。

10分ほど茹でて、やわらかくするのがポイント。

熱いうちにバターとケチャップ、こしょうを合わせます。

スパゲティの余熱でバターを溶かしつつ、しっかりと混ぜ合わせたら、いつもの赤スパのできあがりです。
ちなみに、ABCさんは赤スパですが、洋庖丁さん、ミトヤさんはカレー味のスパゲティ。ちよっとした違いも興味深いところです。
💧味の決め手のタレ作り
続いて、あの焼肉の味を決める最大のポイント、タレ作りに取りかかりましょう。
タレの味を思い出すと、なんというか、コクがあります。そしておそらくというか、ほぼ間違いなく醤油ベースです。
洋食屋さんの味なのに不思議な気もしますがそこはニッポンの洋食。それもあるよなという気がしますね。

まずはボウルにおろしにんにく、おろししょうが、それから砂糖、味噌、ケチャップを合わせます。この味噌とケチャップが、けっこうポイントな気がしています。

そこに自家製の万能だれをプラス。ベースはこれ。先ほどの味噌とケチャップは、このタレに加える深みとアクセントという位置付けです。
万能だれはホントに万能なので、作り置きして冷蔵保存しておくと便利。我が家でとても重宝してる、味付けの素材です。
さて、混ぜ合わせたタレをちょっとひと舐めしてみると、なかなかいい感じに仕上がった気がします。うんうん、ここに肉の旨味と、焼いて加わる香ばしさがあれば、目指すあの味になるぞ。なるなる。そう信じる。
🍽️お皿はもちろんあのお皿
まずは焼肉様を待ちわびる、付け合わせを盛り付け。

ポテサラも、昨日の作り置きがあったので載っけました。そして盛り付けるお皿はもちろんこれ。
ABCさんも使ってる、洋食屋さん御用達のお皿で気分も盛り上げていきます。洋食屋さんにいったとき、お皿にフォーカスしてみると、このお皿を使ってるお店がけっこうあることに気づくはず。
🔥焼肉を焼こう
さあ、それでは肉を焼こう。だって焼肉ですからね。

まずは豚肉に片栗粉をまぶして、軽くもみもみ。粉をまぶしておくと、たれがよくからむので、それを狙います。

フライパンにオリーブオイルとバター、玉ねぎを入れて熱します。池袋式焼肉の名店3店舗は、お肉だけを焼いていますが、そこは物価高の続くこのご時世のおうちごはん。玉ねぎでかさ増しするのもありですよね。

バターが溶け出したら、豚肉を広げて投入。

色が変わってきたら、傑作確定、成功間違いなしのたれを追加。

からめつつ炒めて、こしょうをたっぷり。

いいぞ、これはいいぞ。立ちのぼる香りがあの味の再現を物語ってます。

焼けた、焼けたぞ、焼肉焼けた。
👌これが第一次池袋式だ

どうでしょう。これが、池袋式焼肉。
ひと口食べると、おお、いい感じ。あれだぞ、あの味だ。近い、近いぞ。白ごはんの止まらない、あの池袋の焼肉の味。
3つのお店で食べてきた、あのクセになる焼肉が、ここ我が家の食卓にいい感じで、それっぽく現れたのです。
間違いない。このタレ、まさに第一次完成レシピだ。
なぜここまで自画自賛しておきながら第一次かというと、さらにブラッシュアップしていくであろう自分に気づいているからだったりします。

🗒️伝説の系譜
ところで池袋の洋食屋さんの焼肉は、なぜ似ているのか。その秘密はわかっています。実はこの3軒、いうならば一族ともいえる成り立ちをしているのです。
まず、そもそもの起点は、池袋にあった手芸用品のデパート、キンカ堂。そこにあった食堂、その名もキンカ堂食堂がすべてのはじまりです。
そのお店が閉店を迎えたとき、キッチンABCさんが生まれました。

そこから洋庖丁さんが独立誕生。そしてその洋庖丁さんの遺伝子を引き継ぐのが、ミトヤさん。つまり、いずれもキンカ堂食堂という、いまでは伝説となった、かつての人気店の系譜といえるお店なのです。
🥬野菜も加えたアレンジが人気
そんなそれぞれのお店で、焼肉と並ぶ看板メニューになっているのが、お肉に野菜を加えて、おそらくあのベースのタレをすこしアレンジした味付けで仕上げいるのではないかと思われるこれ。

いわゆる、肉野菜炒めです。今回つくってみるのは、ミトヤさん風の味を目指す感じでいくことにします。
ちなみに、ミトヤさんの味の起源といえる、洋庖丁さんもキャベツ入りの似たスタイル。おおもとのABCさんでは、肉、にら、玉ねぎを炒めて、ごはんに載せるオンTheライススタイルになってたりします。
そうそう、その味の再現にもチャレンジしましたね。この頃はまだ味付けもいろいろ試行錯誤中なので、今回の第一次完成タレスタイルとはちょっとレシピが違ってます。いうならば進化の過程です。
🔪アレンジメニューも再現チャレンジ
それでは、池袋式焼肉のアレンジメニュー、肉野菜炒め的なやつ、いってみましょう。

豚肉は別途用意して、野菜はこの面々。左上から時計回りに、玉ねぎ、にんじん、にら、キャベツ。

まず油を敷いたフライパンに、豚肉を広げて散らし、にんじん、玉ねぎを入れて火にかけます。

豚肉の色が変わってきたら、キャベツとにら投入。

コンソメパウダーを追加して、白ワイン少々をふりかけます。

そして蓋。

中火でしばらく蒸し焼きにします。

キャベツがしんなりとしてきたら、あのタレを入れるタイミング。

ここからは強火で一気に、味をからめながら炒めて、こしょうをぱっぱっ。

おお、いいぞいいぞ、あれだ。ごはんの止まらなくなるあれだ。

えいっ。卵黄ポン。
🍚白米プリーズ、またひと口
どうだ、これでどうだ。

輝く、輝け、輝きます。キラキラ卵黄。食べるときは、まずそのまま肉と野菜を頬張ってひと口、ふた口。

そしてこれです。卵黄に箸先をぷすり。とろり。からめる、からめる。
卵黄のコクが甘辛い味付けにからみまくって、ごはんはさらに進みます。白米カモン、白メシプリーズ。
止まらない次のひと口、また突き進む白米への欲望。わしわしとかっこみ、むしゃむしゃと頬張る、それが池袋式焼肉の魅力。
💪池袋式焼肉の道ははてしなく

肉にたれ、甘辛く濃厚なひと品は、間違いなく池袋名物っぽいあの味。

そしてそれをアレンジした肉野菜炒め的なこちらは、ボリューム満点、野菜たっぷりでモリモリでもヘルシーな気がします。
旨し、池袋式。今回の再現チャレンジ結果は良好、まずは目指した方向性の味になりました。
ここからはさらにブラッシュアップあるのみ。きっと、今後またそれぞれのお店にうかがって、その都度記憶に刻んだ味を持ち帰り、そして考える。極みに向かうための努力をくり返して、再現度を高めていくことになるのでしょう。
アレンジ再現の道ははてしなく、そしてだからこそ楽しいのです。
💧第一次池袋式焼肉…タレの分量
・自家製万能だれ…大さじ2
(醤油、みりん、砂糖、おろしにんにく、おろししょうが)
・味噌…小さじ1
・砂糖…小さじ1
・ケチャップ…小さじ1
・おろしにんにく…1片
・おろししょうが…1片
💡ポイント
①あくまでベースは醤油と砂糖の甘辛風味なので、味噌とケチャップは主張しすぎない量にするのが大事かなと思います。
②基本の焼肉も野菜を足した肉野菜炒めスタイルも、仕上げのこしょうはたっぷりがおすすめです。③炒めるときにバターを使うかは悩ましいところですが、バター醤油のかもし出すニッポンの洋食感は捨てがたいものがあるかなと思ってます。
④お肉に片栗粉をまぶしたのは、オリジナルアレンジです。お店ではそのままのお肉に味をからめてると思います。
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