「死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから」7巻ネタバレ感想♡正直、しばらく動けなかった話
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⚠️この記事は『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)』7巻の完全ネタバレ感想です。未読の方はご注意ください。
刻一刻と近づく「その日」
刻一刻と、
前世でヴィンセントが命を落とした日が近づいてくる。
それがわかっているからこそ、
オリアナが「一秒たりとも離れたくない」と思う気持ちが、
読んでいるこちらにも痛いほど伝わってきて、
ページをめくるたびに胸の奥がざわざわしていました。
それでも彼女は、
ヴィンセントの言葉を信じて、学校で待つ選択をする。
——両親を説得しに帰る。
——結婚を前提に、きちんと交際したい。
これまで何度も、
拒まれ、距離を置かれ、心を閉ざされてきた中で、
ここまでたどり着いたこと自体が、もう奇跡みたいだったのに。
やっと。
本当に、やっと。
オリアナの努力が報われるんだと、
心からそう思いました。
避けたはずの場所へ
でも、運命は残酷で、
そして皮肉なほど正確でした。
避けたはずの場所。
避けたはずの時間。
それでも結局、
東棟の談話室にたどり着いてしまう。
雨と雷鳴。
使われなくなった、カビ臭い廊下。
そこに響く、
「もっちろん!ちょうー幸せだよ!」という
あまりにも明るいオリアナの声。
この場面、
後から思い返すほど、胸に刺さります。
「想ったままを伝えよう」
ヴィンセントが両親と向き合い、
オリアナを連れてくることを許され、
足取り軽く学校へ戻る場面。
「好きだ」
「愛してる」
どの言葉もしっくりこなくて、
“彼女を見て、想ったままを伝えよう”と決めるところ。
……そんなの、
好きに決まってるじゃないですか。
談話室でうたた寝しているオリアナに、
「好きだよ。僕との未来を考えてほしい」と語りかけるヴィンセント。
起きたら、もう一度伝えよう。
そう思った、その直後でした。
前世と現世が、反転する瞬間
甘い匂い。
暖炉にあるはずのない竜木。
息苦しさ。
ここで、
オリアナが何度も語ってきた
“あの日の記憶”が、すべて繋がってしまう。
——雷が鳴って
——何もできなくて
——大事な人が、死んでしまった
そして、
ヴィンセントが気づいてしまう。
「死ぬのは、僕じゃなかったのか?」
前回では、
死んだヴィンセントを見つけるのはオリアナでした。
でも今回は違う。
眠るオリアナ。
呼びかけても、動かない。
息がない。
前世と現世が、
あまりにも残酷な形で反転した瞬間でした。
しばらく、動けなかった
ここで私は、
本当にしばらく動けませんでした。
やっとここまで来たのに。
やっと、報われると思ったのに。
「好きだよ。僕との未来を考えてほしい」
この言葉を、
ちゃんと目を見て聞かせてあげたかった。
それだけが悔しくて、苦しくて。
涙が止まりませんでした。
もし、またオリアナ主体だったら
正直に言うと、
もしこの先もまた
「オリアナ主体の世界」が続くのだとしたら、
「……もう、やってらんねーよ!」
そう思ってしまったかもしれません。
それくらい、
この7巻は残酷でした。
今度は、ヴィンセントが頑張る世界
でも、救われたのは、
運命が“もう一度”動き出した、その向きでした。
オリアナではなく、
ヴィンセントが助けを求める側になったこと。
そして、
前の記憶を持っているのが
ヴィンセントだけだとわかる、その眼差し。
——ああ、今度は。
今度は、
ヴィンセントが頑張る世界なんだ。
そう思えた瞬間、
絶望の中に、ほんの少しだけ希望が差し込みました。
「……ああ……長かった……」
オリアナがどれほど苦しんで、
どれほど必死に未来を変えようとしてきたか。
その全部を、
ヴィンセントは、もう知っている。
その上で、
彼はどう選び、どう抗い、どう守るのか。
7巻の最後、
彼の口からこぼれた一言。
「……ああ……長かった……」
この一言で、
私も覚悟ができました。
また、ここから始まる。
今度は、彼が。
お願いだから、
今度こそ、二人で。
早く、結ばれてほしい
こんなにも強く、
「早く結ばれてほしい」と願ってしまう作品は、
そう多くありません。
7巻はしんどかった。
本当に、しんどかった。
それでも、
ここから先を見届けたいと、
心から思っています。
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