「雛鳥のワルツ」1巻ネタバレ感想♡男の子が怖いひな子と距離の近い男の子たちに、ずっと心がざわざわしてた話
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※このnoteは『雛鳥のワルツ』1巻のネタバレを含みます。
正直に言うと、
1巻を読み終えたとき、
「可愛い〜♡」より先に出てきた感情は、
ずっと、ざわざわする。
でした。
ひな子、男の子が怖い。
それも、生まれつきとか性格とかじゃなくて、
ちゃんとした理由がある。
小さい頃、公園で起きた事故。
男の子とのトラブル。
落ちて、怪我をして、
それ以来「男の子=怖い」になってしまった。
この設定、軽く扱われないのがすごく良かった。
ひな子は
・過剰に怯える
・すぐにパニックになる
・うまく話せない
でもそれは「弱い」からじゃない。
怖いのに、共学を選んだ時点で、
もう十分すぎるほど頑張ってる。
そして始まる、地獄みたいな環境。
元男子校で、
女子はたったの4人。
もうこの時点で無理。
しかも隣の席が、
距離が近い、からかってくる、
和久井瑞希。
いや、無理(二回目)。
和久井、正直1巻は
「この男、距離感バグってない?」
って何度も思いました。
からかうし、
距離近いし、
ひな子の反応を面白がってるようにも見える。
でも、読み進めると、
ただの無神経じゃないことが分かってくる。
盗撮事件のとき。
写真のデータを消していたのは、和久井。
声高にヒーローぶらない。
恩着せがましくもしない。
当たり前みたいにやってる。
この時点で、
「あ、この子、見てないようで見てるな」
って思いました。
そして、椎名駿。
正直、第一印象は
「怖い」
「冷たい」
「近寄りがたい」。
ひな子が勇気を出してお礼を言っても、
塩対応。
もう追い打ち。
でも、あの更衣室の場面。
上着をかける。
それだけ。
言葉もない。
説明もない。
でも、
一番ひな子の尊厳を守る行動をしてる。
ああ、この人、
女の子が嫌いなんじゃなくて、
距離の取り方が分からない人なんだ
って、うっすら感じ始める。
1巻で一番好きだったのは、
宿泊学習のスタンプラリー。
椎名とペアになって、
会話が続かなくて、
ひな子が焦って、
結果、階段から落ちる。
ひな子、
本当に「落ち着け」って言われた直後に落ちるの、
リアルすぎて胸が痛い。
そして、
尋常じゃないくらい心配する椎名。
ここで完全に
「あれ?」
ってなる。
冷たい人じゃない。
むしろ真逆。
感情が外に出るのが下手なだけなんだ。
メガネ事件も忘れられない。
男子の部屋に行くなんて、
ひな子にとっては事件レベルなのに、
それでも行ってしまう。
椎名に言われた
「冷たくしてるのになんでわざわざ寄ってくんの」
これ、責めてるようで、
どこか困ってる言い方に見えた。
自分の距離感に、
自分が一番戸惑ってる人の言葉。
そして、和久井のデート。
ひな子の緊張を察して、
ひな子が食いつきそうなスポーツに切り替える。
さりげない。
でも、ちゃんと考えてる。
しかも後で分かる、
和久井も初デートだったという事実。
「最初からずっと、いっぱいいっぱいだよ」
この一言で、
一気に等身大になる。
格好つけてない。
慣れてるふりもしてない。
それが、
ひな子の怖さを、少しだけ溶かしたんだと思う。
ラストの告白。
手紙を破られたあと、
「好き」だけ残せばいい、っていう
椎名と和久井、同じ発想。
このシーン、すごく好き。
やり方は違うけど、
2人とも、本質を見てる。
そして、和久井の告白。
突然なのに、
押し付けじゃなくて、
ちゃんとひな子の気持ちを待つ姿勢。
「今は返事はいらない」
ここで、
この三角関係、
ちゃんと丁寧に描かれるなって確信しました。
1巻を読み終えて思ったのは、
これは
・恋愛漫画
・三角関係
・胸キュン
それだけじゃない。
**「怖さを抱えたまま、人と向き合う話」**だということ。
ひな子も、
和久井も、
椎名も、
みんな不器用で、
だからこそ、目が離せない。
1巻は、
まだ誰も選ばれてない。
でも、
もうすでに、
全員が誰かを大切にし始めてる。
この先、しんどくなるの、分かってる。
でも、読むのをやめられない。
そんな1巻でした。
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