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「恋せよまやかし天使ども」6巻ネタバレ感想♡向き合って、泣いて、それでも前に進んだ夜の話

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6巻は、読んでいて心が締め付けられた。

甘い恋の巻じゃない。
誰かが誰かを選ぶ話でもない。

これは、逃げずに向き合った人たちの巻だった。


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「恋せよまやかし天使ども」最新刊情報・あらすじ・見どころ


二神の涙が、あまりにも苦しかった

嵐の夜。
二神とおとぎ、2人きりの部屋。

ここでおとぎは気づいてしまう。
二神が想いを寄せている相手が、自分だということに。

抱きしめられた、その直後に一刻が帰ってくる。
このタイミングの残酷さよ。

でも、本当に苦しかったのはその後だった。

海辺で、二神が必死に取り繕う姿。
笑わせようとして、空気を軽くしようとして、それでもおとぎの表情が曇っていることに気づいてしまう。

「笑ってくんねぇの…?」

この一言で、全部わかった。
ああ、これはもう、気持ちが溢れてしまった人の涙だって。

一刻には見せる笑顔を、自分には見せてもらえない。
その事実が、どれだけ胸に刺さったか。

それでも二神は、泣いて、拭って、笑って、「帰ろっか」と言う。

……強すぎるでしょ。


逃げなかったことが、どれほど尊いか

おとぎは引き止める。
ちゃんと話がしたい、と。

二神は言う。
気持ちがデカい分、返事を受け入れるのが怖い、と。

この言葉もまた、痛かった。
本気だからこそ、失うのが怖い。

でも、おとぎはわかっている。
それがどんな気持ちか。

一刻に告白したとき、
自分も同じだったから。

だからこそ、
「逃げないで、聞いて!」

この叫びに、私は胸を打たれた。

二神も、おとぎも、
逃げなかった。

そして二神は言う。

「オレを良い男にするために振って」

こんなの、ズルい。
こんなの、泣くしかない。

自分がいちばんになりたかったこと。
でも、今の自分じゃダメだと気づいてしまったこと。

ちゃんと向き合って、ちゃんとフラれに来た二神に、私は心から拍手を送りたい。

今は辛いかもしれないけど、この先の未来で、絶対に、幸せになってほしい。


曖昧にしなかった、おとぎの優しさ

そして、おとぎ。

こんなに想ってくれている人を、ちゃんと振るって、簡単じゃない。

傷つけたくないから曖昧にする。
期待を持たせたまま距離を保つ。

それが一番“優しいふり”で、一番残酷なこともある。

おとぎは、それを選ばなかった。

逃げずに、ちゃんと向き合って、ちゃんと終わらせた。

私はここに、ものすごく大きな優しさを感じた。


一刻の「覚悟」が、あまりにも刺さった

紅が一刻に言う。

「行かせてよかったの?」

その問いに対する、一刻の答え。

「桂さんが好きでいてくれなくても、
俺のすることはもう決まってる」

……重い。
でも、最高にかっこいい。

最初は「恋愛」がわからなかった一刻。
答えを出せず、迷っていた一刻。

その一刻が、
結果に関係なく、自分の選択を決めている。

ここに、成長が詰まっている。

そしてちゃんと伝える。

「即答しなかったこと後悔してる。
好きになってくれてありがとう。
桂さんのことが好き」

この言葉を聞けて、本当によかった。


そして、やさしい未来へ

交際が始まった2人。
親御さんへの挨拶。
「私の大切で可愛いお姫様をよろしくね」という言葉。

名前に込められた願い。
愛をもらって、愛をあげて、
自分も周りも幸せになってほしい。

その願いを、ちゃんと受け取るような一刻の姿に、胸がいっぱいになった。

学校で照れる2人。
放課後デートの2人。

この幸せは、誰かの涙の上に成り立っている。

でもそれは、誰かを踏みつけた幸せじゃない。

全員が逃げずに向き合った結果の、やさしい未来だ。


6巻、感情が忙しすぎる。
泣いて、苦しくて、それでも温かい。

『恋せよまやかし天使ども』、やっぱりとんでもない漫画だと思う。


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