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日付が動く。お客様と「大まかな流れ」を共有する簡易シミュレーター

「工期の逆算、毎回ちょっとめんどくさいんだよね」

同僚のAさんが漏らしたその一言から始まった、僕の仕組みづくり。

きっちりした工程表を作る前段階の「ざっくりした確認」なのに、カレンダーを睨みつけながら頭の中だけでそろばんを弾き、地味に脳のメモリを消費していたあの時間。

なぜフリーズするのかを解剖してみたら、「工程ごとの比率」という物差しを持っていないことが原因でした。
Sub回で、その比率をあらかじめルール化し、「前の工程の日付+日数」という数式で数珠繋ぎにすれば、僕たちが手作業で電卓を叩く必要すらなくなると気づいたんです。

さらに上司の深見さんから教わった、「天候や現場状況で予定は変わるもの」という安全のための運用ルール。

これらをすべて詰め込んで、京香さんにも「これならあんたでも迷わないわね」と太鼓判を出してもらったシートが、ついに完成しました。

同じように「ざっくり逆算」で毎回ちょっとめんどくさいな、と感じている読者の皆さんに、今日、このシートを無料でお配りしたいと思います。

名前は、「お客様確認用 簡易工程シミュレーター」です。


どんなシート?何ができるの?

百聞は一見にしかず、ということで、まずは実際の画面を見てみてください。

白とネイビーを基調にした、すごくシンプルなExcel(スプレッドシート)です。

このシートができることは、実はとてもシンプル。
でも、シンプルだからこそ、明日からの打ち合わせ前の準備が劇的にラクになります。

シートの主な機能

  • 「着工日」を変更すると、すべてのスケジュールと右側のグラフが自動で切り替わります。

  • 「総工期(日)」や「比率(%)」を書き換えると、各工程の日数が自動再計算されます。

準備、基礎、木工事、屋根、内装、外構。
それぞれの工程が「総工期の何%を占めるか」を最初に入力しておけば、あとは総工期を「130」と入れるだけで、それぞれの期間(日)が瞬時に割り出されます。

工程の終了日や開始日もすべて自動で計算されます。
「着工日」に日付を入力した瞬間、すべての工程の開始日と終了日、さらには右側にある青い「簡易工程バー」までが、一瞬でパパパパッと自動でスライドして切り替わります。

手作業でセルをひとつずつ青く塗りつぶしていたAさんの苦労は、もうここにはありません。


使い方は「3つのステップ」だけ

このシミュレーターの使い方は、5分もかかりません。
数字を「3箇所」写すだけで完了します。

ステップ1:工事名称と着工日を入れる

シートの上部にある「工事名称」と「着工日(西暦)」を入力します。

ステップ2:総工期(日)を入れる

お客様や営業さんから提示された「総工期」の数字(例:130)を入力します。

ステップ3:比率(%)を調整する

あらかじめ、僕たちの会社の「黄金バランス」として、

  • 準備・仮設工事:5.0%

  • 基礎工事:15.0%

  • 木工事・建方:40.0%

  • 屋根・外装工事:15.0%

  • 内装・設備工事:20.0%

  • 外構・引き渡し仕上げ:5.0%
    (合計:100%)を記入例として入れてあります。
    もし「今回の現場は基礎に少し時間をかけたいな」という場合は、ここの%を「18.0%」などと書き換えるだけで、日数が自動で再計算されます。

たったこれだけで、画面には「各工程の具体的な日付」と「大まかな流れを表す青いバー」が完成します。


大切なのは、シートの下にある「注意書き」

そして、深見さんから教えてもらった、現場とお客様を守るための「約束」も、最初からシートの下部に【使い方】として組み込んであります。

「着工日」を変更すると、すべてのスケジュールと右側のグラフが自動で切り替わります。
「総工期(日)」や「比率(%)」を書き換えると、各工程の日数(期間)が自動再計算されます。

印刷してそのままお客様にお渡ししたり、画面を営業さんに見せたりするとき、この注意書きが目に入ることで、

  • 「これは正式な施工工程や契約工期を保証するものではありません」

  • 「あくまで大まかな流れを視覚的に共有するための簡易シートです」

という前提が、お互いの間でごく自然に共有できるようになっています。

これがあるからこそ、僕たち現場側も、安心して「ざっくりした目安」をパッと提示できるんですよね。

さあ、頭の中のそろばんを手放そう

完成したシートをさっそくAさんに渡してみました。

同僚Aさん
「えっ、着工日を書き換えるだけで右の青いグラフまで勝手に動くの……? すごい、今までのあの塗りつぶし時間は何だったんだ……!」

Aさんは目を丸くして、何度も日付を書き換えては、パパッと動く画面を楽しそうに眺めていました。魂が抜けかかっていたあの日の顔はどこにもありません。

仕組みを作るということは、誰かの頑張りや根性に頼るのをやめて、みんなが「考えなくてもできる状態」を作ること。

毎回ゼロから頭の中でそろばんを弾くのをやめて、このシートに数字を「写すだけ」にしてみてください。空いた時間と頭のメモリを、もっと別の、大切な仕事や休息に使ってほしいなと思います。

【簡易工程シミュレーターのダウンロードはこちら】

※「ダウンロード」して、ご自身のドライブに保存して自由に使ってください。

試作品のシートなので、
「使ってみたら、ここがすごくラクになった!」
「うちの職種に合わせて、こういう項目も追加してみたい」
という声があれば、コメントなどで少しずつ教えてもらえると嬉しいです。皆さんの現場に合わせて、どんどん使いやすい物差しに育てていってください。

5日間にわたって僕の「めんどくさい」との格闘に付き合っていただき、本当にありがとうございました!

皆さんの毎日の仕事が、明日から少しでも軽くなりますように。


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トクコウ|「めんどくさい」はチャンスの宝庫 このnoteが、あなたの仕事の効率化や、そこから生まれる「心の余裕」に少しでも繋がっていたら嬉しいです。 これからも業務改善の発信を続けていくために、チップで応援していただけると大変励みになります☕️