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「Head in the Clouds TOKYO」で、改めて世界中の音楽のレベルが上がってきていることも再確認できた話

昨日は、BE:FIRSTの話だけ書いたんですが。
公式から一部動画も出てきたこともあり、「Head in the Clouds TOKYO」全体の印象もメモ記事を書いておきたいと思います。

私は初日に丸一日参加したので、そちらの感想をメインにしておきたいと思います。
まず全体の雰囲気はこんな感じでした。

といっても、50秒ほどの動画で、ほぼRich Brianしか映ってないので分かりにくいと思いますが(笑)

昨日ご紹介したBE:FIRSTを含め、AYUMU IMAZUさん、HANAの日本のアーティスト3組のパフォーマンスは本当に文句なしの素晴らしさでした。

■AYUMU IMAZU

まずAYUMU IMAZUさんは、「EIGHT-JAM」のプロが選ぶ2025年マイベスト10 ダンス編で、めっちゃ気になったので是非観たかったアーティスト。

ダンスは下馬評通りに素晴らしかったですし、歌声も素晴らしくて、まだまだ日本からこういう凄い才能がどんどん生まれてくるんだなと感動した時間でした。

■HANA

また、HANAも、相変わらずというか、さらに磨きがかかった素晴らしいパフォーマンスを堪能させてもらいました。
特にしょっぱな「ALL IN」の「全部BET!」を観客に叫ばせてからの「NON STOP」で、「ビガザンフジ!」のコールアンドレスポンスは熱かったですね。

もちろん、「ROSE」や「BlueJeans」のパフォーマンスも素晴らしかったですし、一般的にはそっちの曲の方が人気曲だと思いますが、やっぱりHANAの軸にはガチなラップがあるし、それが実はライブ向けの曲になってるんだなとシミジミしてしまいました。

■kiOra

ちなみに、当日はkiOraという事前情報ゼロの謎のグループが1曲だけパフォーマンスを披露したんですが、どうもソニー・ミュージックの新プロジェクトのようでした。

撮影NGだったので、あまりクチコミ効果は無い気はするんですが、あくまで「Head in the Clouds」に来るようなアンテナ高い人向けの事前チョイ見せということなのか、今回のパフォーマンス動画を活用してくるのか今後に注目したいなとは思いました。

 

で、肝心の「Head in the Clouds」ならではの、アジアのアーティストの方々なんですが、これまた全員素晴らしかったんですよね。

■no na

厳しい撮影NGポリシーを見て私は撮影を自重したんですが、オープニングをかざったno naは、ルールが浸透してなかったのもあり結構な人が撮影していて動画が上がってるのでこちらをどうぞ。

ダンスも歌唱もレベル高いですよね。
まだデビューから1年経ってないインドネシアの女性グループなんですが、すでにSpotifyの月間リスナー数は129万人超えで、世界で人気を集めてます。

しかも88rising所属なので、イメージとしては新しい学校のリーダーズのインドネシア版でしょうか。
XGもHITC出演を経て海外ファンを増やしていきましたが、no naもそのステップを着実に上がっている印象です。

■KiiiKiii

次にK-POPからはKiiiKiiiが登場。
KiiiKiiiはNHKさん主催のMUSIC EXPOでも拝見していたので、レベルの高さは知ってたんですが。

今回この事前の挨拶動画は韓国語で喋ってますが、当日のMCは全編日本語で結構な量を喋ってくれて、めちゃめちゃ好印象でした。

このグループもデビューから1年ぐらいしか経ってないのにSpotifyの月間リスナー数370万とか超えてますからね。
国毎に環境が違うので単純比較に意味はないですが、日本だとHANAでも340万といえば凄さが伝わるかと思います。
同じ事務所のSTARSHIPの先輩グループのIVEが世界的に人気があるからこそだと思いますが、ますます飛躍しそうな予感がするパフォーマンスでした。

■MAX

日本でMAXというと誤解されがちですが、BTSのSUGAさんともコラボしてたりするアメリカの人気POPアーティストの方です。

なんといっても歌声が素晴らしいです。

なにしろSpotifyの月間リスナー数は630万超え。
今回は唯一 IMAZUさんとコラボをしてくれるという、フェスならではの取り組みもしてくれたアーティストでした。

ただ、恥ずかしながら、そのタイミングでエネルギー補給にと並んだ飲食店の行列が想像以上に時間がかかって見逃してしまうと言う大失態でした。

■Rich Brian

そしてBE:FIRSTとダブルヘッドライナーになっていたRich Brian。
インドネシア出身のラッパーで、88risingの看板アーティストの一人ですね。

まぁ、圧巻でした。
ほぼマイク1本で1時間、ホールの空気を制圧。

特に個人的にやられたのが「TIMEZONES」という楽曲。
是非こちらの動画を見て下さい。6分もある長いラップです。

「Head in the Clouds」では、これにステージのスクリーンのエフェクトもあったので、マジで凄い空間でして。
曲の中で、一つのストーリーがラップで紡がれていくんですが、なんか1本の映画を観たような不思議な感覚にさせられるラップでした。

この曲は公式MVもないみたいなので、YouTubeにアーカイブ動画がアップされるんじゃないかという気がします。というか、あれはアップしないともったいないです。
Spotifyの月間リスナー数も320万超えなのも納得でした。


ただ、ちょっと残念だったのは、日本のアーティストとアジアのアーティストの交流が表ではあまり見られなかったこと。
特に「Head in the Clouds」といえば、最後のオールスターでのこれが見どころの一つだと思うんですよねぇ

今回は、あくまで88risingの「Head in the Clouds」が日本に上陸したというよりは、日本のフェスに88risingのアーティストが出演したという立て付けだった印象でした。

まぁ、コラボはいくつかありましたし、控室ではアーティスト同士の交流はいろいろあったみたいなので、次回はそれが表でももっと見られると良いなと思います。


世界のアーティストのレベルは間違いなくあがってる

個人的には昭和の洋楽世代なので、音楽の世界においては、ビートルズとかマイケル・ジャクソンとか、洋楽が世界中で聴かれるのが普通という時代を生きてきた人間なんですが。

K-POPが世界で人気を高めているように、日本のアーティストも世界で聞かれるようになっているように、配信サービスによって本当に国境の壁が取り払われ、世界的にアーティストのレベルが上がってきていることを改めて感じる1日でした。

徒然研究室さんが、音楽の「ローカル化」が進んでいるという記事を書かれていましたが、これだけ世界のアーティストのレベルが上がってくれば、それは母国のアーティストの楽曲を聴く人が増えるのは自然な流れかなと思ったりもしています。

そんな中で日本のアーティストが世界にファンを増やすためには、アニメルートで認知を増やすだけじゃなく、世界の音楽ファンがこの曲は自分が聴くべき曲だと感じる何かが必要なのかもしれないなと思ったりしました。

BABYMETALのように時間をかけてメタルにおけるメインストリームの座を獲得するということが一つの選択肢だと思いますし。

XGはおそらくx-popという国の概念を脱ぎ捨てて宇宙に視点を移したことが上手く刺さっていますし、藤井風さんの「死ぬのがいいわ」はメロディーを起点にして、その歌詞の意味まで理解した世界のファンが自分の曲だと感じたんじゃないかなと思ったり。

Adoさんもアニメ主題歌を入口にしつつ、シルエット歌唱という声で勝負するスタイルと、彼女の世界観がそういうアーティストを求めていた世界のファンに刺さっているのかなと思ったりします。

そういう意味では、BE:FIRSTやHANAもそういう角度や軸を見つけられると海外に広がるんじゃないかなと思った1日でした。

ということで、今日13時からの雑談部屋「ミライカフェ」では、このあたりの雑談も皆さんとできればと思っています。

タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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徳力基彦|エンタメビジネスウォッチャー ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このnoteでは、日本のエンタメのミライを密かに応援すべく公開メモを綴っています。 XのスペースとYouTubeライブで雑談部屋も開いてますので、よければ是非ご参加下さい。