特定技能2号で家族と暮らす:要件と呼び寄せ手続き
「特定技能で働いているけど、家族と一緒に日本で暮らせないのかな?」
そう思って調べ始めた方、多いと思います。ここ、正直かなりややこしいですよね。私も整理するのに時間がかかりました。
この記事を読むと、特定技能2号で家族を呼び寄せる要件と手順が、順番に分かるようになります。
この記事で分かること
特定技能1号と2号で「家族帯同」がどう違うのか
家族として呼べるのは誰なのか
呼び寄せの具体的な手順と必要書類
つまずきやすい落とし穴と費用の目安
一緒に確認していきましょう。
そもそも特定技能で家族は呼べるの?
まず大前提から。特定技能1号は、原則として家族の帯同ができません。ここでがっかりする方が本当に多いんです。
一方で、特定技能2号は家族帯同が認められています。ここが1号と2号の大きな違いのひとつです。
つまり「家族と日本で暮らしたい」なら、2号を目指すのが基本の道になります。
▼ 1号と2号の家族帯同のちがい

呼べる家族は誰?子どもや親はどうなる?
「家族」と言っても、誰でも呼べるわけではありません。ここも勘違いされやすいポイントです。
呼び寄せの対象になるのは、基本的に次の2つです。
配偶者(法律上の夫または妻)
子ども
正直に言うと、親や兄弟は原則として対象外です。「親も一緒に」と考えていた方、ごめんなさい、ここはハードルが高いんです。
呼んだ家族は「家族滞在」という在留資格になります。本人の在留資格が特定技能2号であることが前提です。
呼び寄せの手続きはどんな流れ?
では実際の流れを見ていきましょう。大きく分けると、日本側での申請と、海外側でのビザ申請の2ステップです。
▼ 家族を呼び寄せる手続きの流れ

本人(あなた)が特定技能2号の在留資格を持っている状態にする
家族を呼ぶための必要書類をそろえる
日本の出入国在留管理局で「在留資格認定証明書」の交付を申請する
交付された認定証明書を、海外にいる家族へ郵送などで届ける
家族が現地の日本大使館・領事館でビザ(査証)を申請する
来日し、空港で在留カードを受け取る
ポイントは、日本にいる本人が代理で認定証明書を申請できることです。家族が海外にいても、まず日本側で動けるんですね。
申請に必要な書類は?
ここが一番つまずくところです。書類が足りなくて出し直しになる人、本当に多いんです。
▼ 呼び寄せ前の書類チェックリスト

代表的なものを挙げておきます。
在留資格認定証明書交付申請書
本人(あなた)の在留カードのコピー
戸籍謄本や婚姻証明書など、家族関係を示す書類
本人の課税証明書・納税証明書
預金残高証明など、収入・生活費を示す書類
呼び寄せる家族のパスポートのコピー
家族の顔写真
特に見落としがちなのが「収入を示す書類」です。家族を養える経済力があるかを見られるので、ここは丁寧に準備しましょう。
よくある勘違い、ここで直しておきましょう
いちばん多い誤解が「特定技能で働いていれば、そのうち家族を呼べる」というもの。
実際は、家族帯同が認められるのは基本的に2号だけです。1号のうちは、原則として配偶者も子どもも呼べません。
もうひとつ。「家族は全員呼べる」と思っている方もいますが、対象は配偶者と子どもです。親や兄弟は含まれない、と覚えておいてください。
ここを最初に理解しておくと、あとで「聞いてなかった…」とならずにすみます。
費用はどのくらいかかる?
気になるお金の話です。おおまかな目安をお伝えします。
在留資格認定証明書の交付申請そのものは、手数料がかかりません(無料)。ここは安心してください。
ただし、来日後の在留カード交付や、在留期間更新のタイミングでは手数料が発生します。更新は数千円程度が目安です。
これとは別に、書類の翻訳費用、証明書の取り寄せ費用、海外からの渡航費などがかかります。渡航費は国や時期でかなり変わるので、早めに見積もっておくと安心です。
行政書士などの専門家に依頼する場合は、別途報酬が発生します。自分でやるか依頼するかは、書類の量とご自身の余裕で決めるのがいいと思います。
いつから動けばいい?
個人的には、2号の在留資格が確定したら、すぐに動き始めるのが正解だと思います。
書類の取り寄せ、特に海外の戸籍や婚姻証明は、思った以上に時間がかかります。翻訳も必要になることが多いです。
「そろってから申請しよう」ではなく、「集めながら準備を進める」くらいの気持ちでちょうどいいですよ。
なお、制度や必要書類は変わることがあります。最新の情報は、出入国在留管理庁の公式情報でやさしく確認してくださいね。
3行まとめ
家族を呼べるのは基本的に特定技能2号、1号は原則帯同できない
呼べるのは配偶者と子どもで、まず日本側で認定証明書を申請する
収入を示す書類が要になるので、早めに書類集めを始めるのが吉
さいごに
家族と一緒に日本で暮らす。それは働くうえで、とても大きな支えになりますよね。
手続きは正直めんどうですが、順番にやれば大丈夫です。ひとつずつ、あせらず進めていきましょう。
この記事が役に立ったら、フォローしてもらえるとうれしいです。これからも、特定技能で働くみなさんと、受け入れ企業の担当者さんに寄り添う実務メモを書いていきますね。
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