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住居確保支援は「親切」ではなく義務、特定技能企業がすべきこと

「住居の支援って、どこまでやればいいの?」

外国人材の受け入れが決まった採用担当さんから、いちばん多く届く不安がこれなんです。

正直に言うと、ここ、ややこしいですよね。私も整理に時間がかかりました。でも順番にやれば大丈夫です。一緒に確認しましょう。

この記事を読むと、住居確保支援の手順・費用の分担・つまずきポイントが分かって、今日から動けるようになります。

この記事で分かること

  • 住居確保支援が「義務」である理由と範囲

  • いつから、どんな順番で動けばいいか

  • 費用は誰がどこまで負担するのか

  • よくある勘違いと落とし穴

  • そのまま使える入居前チェックリスト

そもそも、なぜ住居支援が必要なの?

特定技能で外国人を受け入れる企業(または登録支援機関)には、法律で決められた「義務的支援」があります。

その中のひとつが、この住居確保支援なんです。「やってあげると親切」ではなく、「やらないといけないこと」なんですね。

理由はシンプルで、来日したばかりの人が自力で部屋を借りるのは、ほぼ不可能に近いから。日本語の契約書、保証人、審査…想像するだけで大変ですよね。

会社は何をどこまでやればいいの?

支援の中身は、大きく分けて3つのどれかを満たせばOKです。

  1. 会社が賃貸物件を借りて、社宅として本人に提供する

  2. 会社が連帯保証人になる、または保証会社の手配を支援する

  3. 会社が所有する社宅を提供する

つまり「物件を用意する」か「本人が借りるのを手伝う」か、どちらかということ。全部を丸抱えする必要はありません。

ここで大事なのが広さの基準です。原則として、1人あたり7.5㎡以上を確保してあげてください。相部屋の場合もこの基準で計算します。

▼ よくある勘違いと実際

「住居は会社が全部タダで用意しないといけない」と思っている方、けっこう多いんです。

実際は、家賃を本人が負担してもOK。ただし実費相当が原則で、会社が上乗せして利益を取るのはNG、ここだけ覚えておいてください。

いつから動けばいい?

結論、入国日から逆算して2か月前には動き始めたいです。

個人的には早めに動くのが正解だと思います。物件探し、保証会社の審査、契約と、意外と時間を食うんですよ。

▼ 住居確保支援の進め方

流れをざっくり並べると、こんな感じです。

  1. 入国日から逆算して、2か月前を目安にスタート

  2. 物件を探し、保証会社や大家さんと調整する

  3. 連帯保証か社宅か、住居の「形」を決める

  4. 契約して初期費用を精算する

  5. 入居前に生活オリエンテーションを実施する

このオリエンテーションが抜けやすいので要注意。ゴミの出し方や騒音のルールを、母語や、やさしい日本語で伝えてあげてくださいね。

費用はいくらかかる?誰が払う?

いちばん気になるところですよね。目安を整理します。

初期費用(会社が立て替えることが多い項目)

  • 敷金・礼金:家賃の2〜4か月分

  • 仲介手数料:家賃の1か月分程度

  • 保証会社利用料:家賃の0.5〜1か月分+年間更新料

  • 火災保険:1.5〜2万円ほど

  • 家具家電の初期セット:5〜15万円程度

毎月かかる費用

  • 家賃:地域によりますが月3〜6万円が多い印象

  • 水道光熱費、通信費

家賃や水道光熱費は本人負担でも問題ありません。ただし給与から天引きする場合は、本人の同意と、金額を明示した書面が必要です。ここを口約束で済ませると、後でトラブルになりやすいんです。

家具家電は、会社が用意して貸し出す形にすると本人の負担が軽くて喜ばれます。中古やレンタルを使えば、費用もぐっと抑えられますよ。

つまずきやすい落とし穴は?

事例を見ていると、同じところでつまずく人が本当に多いんです。3つ挙げますね。

ひとつめは、外国人の入居を断られること。国籍を理由に大家さんが渋るケースは、正直まだあります。外国人受け入れに理解のある不動産会社を最初から選ぶのが近道です。

ふたつめは、退去時のトラブル。原状回復の費用や、途中帰国したときの残り家賃で揉めがちです。契約時に負担ルールを書面で決めておきましょう。

みっつめは、生活ルールの説明不足。ゴミ出しや騒音は、悪気なく守れないだけのことが多いんです。責めずに、最初に丁寧に伝えるのがお互いのため。

入居前に何を確認すればいい?

バタバタする直前期こそ、チェックリストがあると安心です。

▼ 入居前チェックリスト

  • 物件の広さは1人あたり7.5㎡以上あるか

  • 家賃は本人が無理なく負担できる水準か

  • 敷金・礼金など初期費用の負担者を決めたか

  • 水道光熱の契約と支払い方法を説明したか

  • ゴミ出し・騒音などのルールを母語で伝えたか

これを一枚にして、本人と一緒に見ながら確認すると抜け漏れが防げます。

なお、細かい要件や最新の基準は変わることがあります。最新は出入国在留管理庁の公式情報で確認してくださいね。

3行まとめ

  • 住居確保支援は義務。物件提供か、本人が借りるのを手伝うかのどちらかでOK

  • 家賃は本人負担でもよいが実費相当が原則、天引きは同意と書面が必須

  • 入国2か月前から動き、広さ7.5㎡以上とチェックリストで抜け漏れを防ぐ

さいごに

住居支援って、最初は「難しそう…」と身構えてしまいますよね。でも、やることを順番に並べれば、ちゃんと形になります。

大事なのは、早めに動くことと、お金のルールを書面にしておくこと。この2つを押さえるだけで、トラブルの大半は防げます。

この記事が役に立ったら、フォローしてもらえるとうれしいです。これからも、現場で本当に使える実務メモを、やさしく整理して届けていきますね。

一緒に、少しずつ進めていきましょう。

質問や「ここがわからない」は、コメントで気軽にどうぞ。ぜんぶ読んで、お返事しています。

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