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情シス部門の苦悩 〜それでもキャリアはバラ色です


こんにちは♪まさ@アップデートする情シスです。今回は、この記事を読んで頂いている同じ情シスの人の苦悩とキャリアについて書いてみました。

今回の記事のベースは、まさに自分の会社で今起こっている出来事です。

みなさんの会社でも、情シス部門のマネージャーやメンバーの方は、同じような苦悩を抱えながら仕事をされているのではないでしょうか?

そんな情シスが抱える苦悩にどう向き合っているのか、どう向き合っていくべきなのか、私なりの考えをお伝えします。

生々しい表現が含まれるかもしれませんが、情シスの仕事に誇りを持ち、情熱を持って取り組んでいるからこそ、ここでは本音で語らせてもらいます。

情シスの仕事に関する悩みや不満をただ愚痴るだけではなく、それらを乗り越えるための方法や工夫を、みなささんと一緒に考え、探していく場にしたいのです。

情シス部門がチームも個人も共に成長できるよう、同じ仕事に携わる皆さんと一緒に考えていきたいのです。


▶︎苦悩① 俺達はいつも忙しい

情シスは毎日忙しいです。部門からの問い合わせや依頼、突発的なシステムの警告やエラー対応、会議、資料作成、ベンダーが作った資料のチェック、部門内の業務改善…。これらの業務は、どれも重要で、放っておけないものばかりです。

そんな時に、部門やマネージャから新たな業務改善の相談が舞い込んできます。背景や目的を伝えた上で「これやってみたい人いる?」と問いかけても、メンバーはお互いの様子を伺い、重い沈黙の時間が流れます。そして誰ひとり手を上げようとはしないのです。

マネージャーの苦悩
 あれ?みんな黙っちゃった。無理させる訳にはいかんから俺がやるか
 質問の一つもないのかな?新しい事に興味がないのかな?

メンバーの苦悩
 いや、やる気がない訳ではないけど一人はつらいだけ
 今の案件が一段落したらという条件なら(そんなの認められないよな)

▶どう向き合う?
→チームの心理的安全性を高めよう


◎マネージャーは、結論を急ぐな

早急に結論を出そうとすると、慎重なメンバーの一見消極的と見える振る舞いに落胆します。

しかし、1週間ほどメンバー同士で話し合う時間を設けたり、質問タイムを用意すると意外にいい意見が出たり、意外なメンバーから手が上がったりすることがあります。ちょっとしたことですが、これでチームの心理的安全性が少し上がりませんか?

◎メンバーは、何でもいい、自己開示しよう
マネージャーが持ってきた部門の業務改善の話の内容がよほど酷いものでない限り、拒否する人はいないはずですが、メンバーは他案件との兼ね合いや稼働量が頭の中をよぎってしまうため咄嗟に反応できない事があります。

心理的安全性の高いチームであれば、一旦ここで誰かが質問したり、仮で条件付きで手を上げるという事も出来たと思います。

「無責任なことは言えない」という意見もありますが、あくまでもチーム内のコミュニケーションという場においては「恐れず何か発言(自己開示)する」事も自分自身とチームの成長の一つだと思いますが、いかがでしょう?


▶︎苦悩② 自分の仕事は評価されない

私は以前、自分の仕事が評価されないと感じる時がありました。中堅から中小の情シスの多くは、経営層や上司がITに対する理解や関心が低い、というある種の固定観念や先入観を持たれた方がある一定数います。

その昔、新規システムの提案を何度もしたが優先順位を上げてもらえず、予算が付かなかったというトラウマを抱えていたからです。

またそういった状況の中で、私は自分なりに勉強と工夫を重ねシステム化を実現してきたにも拘らず「利用者部門への改善提案ができない」「コミュニケーション能力が低い」などの理由で評価をしてもらえないという苦い経験を味わっています。

●マネージャーの苦悩
年初に立てた目標が達成できなかったら、評価は下がるのが当然だよね。
今は「頑張りました」だけでは評価にならないよ。アウトプットは?

●メンバーの苦悩
でも、年初の目標とは関係ないプロジェクトに割り振られたのはどうなの? そこでの成果は評価されないの? 結局、上司にどれだけ自分の仕事を見せつけたかの勝負なの?

▶どう向き合う?
→チーム内のエンゲージメントを高めよう


◎マネージャーは、未来を示そう/前向きな言葉を発しよう

人事評価(給与・役職含む)については、中間管理職であるマネージャーの権限は限られます。また、組織の力関係や大人の事情により実際の成果と評価が一致しないこともよくあります。

だからこそ、チーム内では全員が「必要でなくてはならない人材」であると感じられるように方向付けをするのがマネージャーの役割だと思うのです。

そのためには、過去の不満や愚痴、悪口を言わないで「未来の理想の姿」や「現状との差」について話し合う機会を作り、メンバーのモチベーションを上げていく取り組みをしませんか?


◎メンバーは、チームメイトには感謝の気持ちを表そう
メンバー一人一人の意識改革も必要です。例えば「感謝の気持ちを言葉で表す活動」。部門からの質問やトラブルに対して困っていたら声を掛け合い、助け合いの精神でチームで課題をクリアするのです。

そして終わったら「有難う」「お疲れさまでした」を言い合う。こんな簡単なことから始めてみませんか?過去の苦い経験から来る「劣等感」は、チーム内のエンゲージメントを強くすることで払しょくできると思うからです。


▶︎苦悩③ また同じ質問。勉強してる?

 パスワード忘れたどうしたら良い?
 このソフト何で入れちゃいけないの?
 なる早でパソコン用意してくれない?

情シスのサポートデスクチームには部門から毎日色々な問い合わせや困り事の相談が舞い込みます。その都度、サポートデスクのメンバーのイライラとストレスが蓄積します。そしてそれがつい言葉となって出てしまうのです。

「それさ昨日、隣の部署の人からも同じこと言われたんだけど、なんで同じこと聞いてくる?隣同士なんだからいい加減自分たちで解決してよ」

ああ、これじゃあダメだ…

●マネージャーの苦悩
自分たちの業務の範囲と線引きを決めないからそうなるんだよね。
ツールを使って共有するなど自分の業務改善や情報共有はできないの?

●メンバーの苦悩
部門からの依頼や問い合わせは仕方ないけど、短納期が多くて大変だよ
部門の人はITを勉強するきがないのかな?いつも同じこと言ってくるよ。

▶どう向き合う?
→情シスの使命や役割を定義しよう


◎マネージャーは、未来を示そう/前向きな言葉を発しよう

「情シス=なんでも屋」からの脱却というnoteを読んで共感しました。
吉田さんの記事を要約しつつ自分の考えを盛り込んでみました。

まずマネージャーという立場の人は「情シス=なんでも屋」だと公言してはいけません。部門からの要望やちょっと微妙なお願いごとに関しては、前面に立って取捨選択するべきです。断る勇気も必要なのです。

特に、従業員が1000人未満のスタートアップや中堅企業の情シスでは、体制も十分ではなく色々な仕事が降ってきます。そんなと時、マネージャーは未来の姿を示し、前向きな言葉をかけましょう。

そして、メンバーが自己研鑽するための時間、新しい技術をキャッチアップし手を動かして経験を積むための時間を使えるよう、環境を整えてあげましょう。

「情シス=なんでも屋」からの脱却 (吉田 航さんのnote)を要約、追記


◎メンバーは、自分の使命や役割を定義しよう

一方で「情シスの業務は明確に定義すべきではない」というRaraさんのnote記事も発見しました。この記事も、情シスのメンバーという立場から見たときに、非常に共感できます。

この記事には、「業務を定義して線引きしたとしても、仕事は減らないし他責になってしまいます。それでは誰も幸せにならないので、一人一人が自分の使命・役割を定義するとハッピーに仕事ができる」と書かれています。

この考え方、素晴らしいですね!
こんな感じでみんなが向き合えば、最初のようなネガティブ発言はなくなると思いませんか?

「情シスの業務は明確に定義すべきではない」なぜなら、情シス業務はこれ!と言い切ってしまうと、想定外の範囲のタスクが発生した際に他責になってしまいがちです。柔軟な対応をしようにも、どうしても後ろ向きな考えになってしまいます。じゃあどうすんねん、というお話をすると、「業務でなく、使命(役割)を定義する」これがおすすめです。「社員が快適に働けるIT環境を整備して社員をサポートする」と言う使命と役割を設定すれば、「何が来ても“私に言われても困る”ではなく、“誰かが困っている状況をどうにかせねばらならない”という意識で事象を捉えらることができます

情シスの業務って何?未経験視点から考える情シスのあり方 (Raraさんのnote)

▶︎情シスのキャリアはバラ色です

いかがでしたか?同じ情シスでも、マネージャーとメンバーでは立場が違うため、向き合い方も多少違ってくるのかなと思い、苦悩と向き合い方を敢えて分けました。

では最後に、情シスのマネージャーでもメンバーでも同じ立場で向き合わなければいけない大切なテーマについて書いてみます。

自分自身のキャリア です。

これはあくまでも自分の考えですが、情シス部門で経験する幅広い業務やITスキルは、業種や企業規模を問わず様々な企業から求められるものだと確信しています。具体的には以下の様なキャリアパスが描けます。

  1. 情シス→情シスの転職
    情シスで経験する業務は幅広く、規模や業種問わず転職しても潰しが効く

  2. 情シス→ITベンダのSE/開発職/CTO
    実業務で経験するIT技術は、何らかの形で必要とされる。あとは何を極めるかだけの問題

  3. 情シス→PM・コンサル・経営/CIO
    いわゆるマネジメント系へのステップアップも可能

  4. 情シス→コンサル/Sierの技術営業、プリセールス
    業務とシステムの両方を知っている橋渡し役は営業、SEどちらでも市場価値が高い

  5. 情シス+起業、独立、兼業複業
    フルリモートも可能なので、地域も含め働くスタイルの選択肢が広い

これ、考えるだけでもワクワクしませんか(自分だけか?)

ここだけは悲観的にならず、ポジティブに考えてもらいたいと思います。

だからこそ、情シスの人は、今、ぼーっと生きてはいけない。

現状に甘んじて、努力や自己学習を怠ってはいけない。

今の会社に依存しないで自分のやりたいことを見つけて欲しい。

越境学習し、情報収集や情報発信をして欲しい。

IT業界の人や他社の情シスの人と交流して知識と人脈を作って欲しい。

単なるシステム作れる人ではなく、ITの力で組織文化を変える変革の推進者を目指して欲しい。

現在私は、情シス全体の地位向上や働き方の改革、キャリアプランの創出(特にシニア層)を実現するために、社外の方々とのワークショップ(組織変革Lab、あいしずHRなど)に参加しています。ご興味がある方は、お気軽にお声がけ下さい。

情シスに関わる人達みんながハッピーに過ごせるようになる事を願って。

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