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出会いが少ないからこそ、外へ開く【な総島魚#05】/なるほど!総合的な学習(離島の小学校編)/おさかな天国編

最近は複数の連載が同時進行になり、日替わりで別テーマを書くことが増えてきた。
マガジンから読んでいただければ問題はないのだが、本編と解説編の間が少し空いているのが気になっていた。
つまり、本編のすぐ後に解説編を書くと、そのときの空気や子どもたちの姿が一気に蘇り、気づきがとても浮かびやすいことにも気づいた。
現在、解説編は#05、本編は#08まで進んでいる。
そこでしばらくは、この解説編を優先し、本編に追いつくペースで書き進めてみようと思っている。

今回に対応する本編👇

※2002年度(平成14年度)離島勤務1年目の「総合的な学習の時間」の実践記録をもとにしています。
※本文中の地名・固有名詞・氏名などは一部仮名にしています。



1.見て、語って、つながった気付き

前回は、学校だより「ともづな」に掲載した保護者向けコラムを取り上げた。
単に協力依頼をするだけでなく、総合的な学習の時間でどんな学びが進んでいるのかを共有する意図で始めた企画である。
時期としては、「おさかな図鑑」の制作に向けて子どもたちの写真撮影の協力をお願いした頃にあたる。

前回(第4回)の解説編👇👇

その後、子どもたちはマイタウンマップ・コンクールに入賞した他校のWebページを参考にしながら、図鑑づくりのイメージを広げていった。
しかし、ただ閲覧しただけでは学びとしては不十分である。
少人数という利点を最大限に生かし、時間をかけて意見を出し合い、情報を吟味する場を設定したことが重要であった。

子どもたちが挙げた気付きは一見すると表面的な特徴に思えるが、実際にはその奥に「どんな読み手を想定しているのか」という深い読みがだんだんと芽生えていたように思う。
ページのつくり方の“理由”に目を向け始めたことは、読み手を意識し始めた証拠である。

こうした気付きを可視化するために、教師はワークシートの内容を付箋に書き写し、KJ法で整理する活動を取り入れた。
この方法には二つの意義がある。
第一に、情報を“関係”でとらえる視点が育つ点である。
付箋を寄せたり離したりしながら全体を眺めることで、子どもたちは観点の共通性や違いに自ら気づき始める。
第二に、図鑑をどんな形にしていくか、その“大まかな枠組み”を子どもたち自身でつかめる点である。
教師が教え込むより、自ら発見したという手応えが作品づくりの主体性につながる。

分類後に出てきた子どもたちの言葉には、“相手意識”がはっきりと宿っていた。
作品を読む中で一度「読み手の視点」に立ったからこそ、その視点を踏まえて「作り手としてどう見せるか」を考え始めたのである。


2.島に風を通す学び

Webページ全体の構成の見通しはある程度得られたものの、核心となる魚の解説部分は試行錯誤が必要であった。
試作ページを作る経験そのものが、子どもたちにとって初めてのWeb制作への大きな一歩になる。
だが、内輪で完結する学びでは不十分である。
外部に見てもらう緊張感が、新たな視点を獲得する重要な刺激になると考えた。

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【完結】離島の小学校で行われた「魚の図鑑づくり」プロジェクトを通して、子どもたちが探究に出会い、学びを深めていく記録をまとめたシリーズです…

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