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「ネットで評判の漢方が効かなかった人」へ|体質に合わせて選ぶ『同病異治』の話(#111)

「○○に効くってネットのレビューで見ました。この漢方ください」

漢方相談の店頭で、時々いただくご相談です。
お気持ちはわかります!
でもそれがあなたに合うとは限らないのです



評判の漢方、自分に合うとは限らない


「その漢方が、あなたにも合うとは限らない」

これは漢方の少し不思議で、少しわかりにくい
特徴かもしれません。

漢方には
異病同治(いびょうどうち)」

同病異治(どうびょういち)」
という考え方があります。

※「異病同治」について書いた記事は以下です

個人的には、漢方の「陰陽」の一面を表現した
大好きな理論です。

今回は、そのうちの「同病異治」のお話です。


同病異治


同病異治とは、
同じ病気(症状)でも、体質や原因が違えば
治療法、(漢方の選択)も変わる

という考え方です。

例えば「めまい」。
病院では同じめまいと診断されても、
漢方では見方が少し違います。

ある人は、
冷えが強く、
血流が悪く、
顔色も白い。

また別の人は、
ストレスが多く、
肩こりが強く、
イライラしやすい。

さらに別の人は、
胃腸が弱く、
雨の日に悪化し、
体が重だるい。

どれも「めまい」ですが、
背景は同じではありません。
だから選ばれる漢方薬も変わって然りなのです。


漢方は「証」を重視


これは私たちの日常にも似たことがあります。

例えば火災報知器。
同じように
「ピーピー!」
と鳴っていても、

本当に火事かもしれない。
料理の湯気かもしれない。
機械の故障かもしれない。
原因が違えば対応も違います。

漢方は、症状だけでなく、
その奥にある原因を探ろうとする医学です。

同じ頭痛でも。
同じ生理痛でも。
同じめまいでも。
「なぜ起きているのか?」
を見ようとします。

西洋医学が病名を重視するのに対し、
漢方は体の状態、
いわゆる「(しょう)」を重視します。

もちろん、
どちらが優れているという話ではありません。

見ている角度が違うのです。


漢方は、自分の体質ありきで


だから、
「友人に効いた」
「ネットの口コミが良かった」
という情報は参考にはなります。

でも、それだけで自分にも合うとは限りません。

漢方はオーダーメイドに近い世界だからです。

今回一番お伝えしたいのは、
ある症状に対して、他の人に効いた漢方が自分にも効くとは限らないということ。

漢方は体質に合わせて選ぶという
「同病異治」という考え方をすること。

体質(証)の判断は、
実はなかなか奥が深いものです。

もし迷ったら、
ぜひ漢方のプロに相談してみてください。

「何の病気か」だけではなく、
「今のあなたの体はどんな状態なのか」
そんな視点で見てもらうと、
新しい発見があるかもしれません。


※本内容は漢方家としての個人的見解です。東洋医学は西洋医学とは異なる視点から身体を捉える学問です。


参考文献
・日本東洋医学会『入門漢方医学』
・公益社団法人 日本東洋医学会
・ツムラ 医療関係者向け情報サイト
・クラシエ漢方研究所
・鈴鹿医療科学大学 東洋医学研究論文
・現在の中医学・漢方でいう同病異治、異病同治は、弁証論治(べんしょうろんち)という診断思想から生まれているとされています。
鈴鹿医療科学大学の東洋医学研究論文では、
「弁証論治」の「同病異治」(同じ病気でも証が違えば処方が異なる)と「異病同治」(違う病気でも証が同じなら同じ処方を施す)と説明されています。

Translation & Health Information Notice

This article was originally written in Japanese and may have been translated automatically. Certain cultural expressions and traditional health concepts may not be perfectly reflected in translation.

The content represents the author’s personal views, experiences, and interpretations of traditional Japanese and East Asian health philosophies.

It is intended for educational and informational purposes only and should not be regarded as medical advice, diagnosis, or treatment. If you have health concerns, please consult an appropriate healthcare professional.


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