日本の名城 (国宝5城+オススメ7城)… 写真めぐり Japanese splendid castles
5National Treasurek
国宝の全5城(姫路、松本、彦根、犬山、松江)と、初期の天守閣がほぼ往時のまま残っている、あるいはスケールが壮大、といった、準ずると思うオススメの7城址を掲げます。どれも天守閣や、城壁に上がれば、往時の城主になった気分で興味は尽きません。あえて登り難く作られた急な階段を登って、最上階から広く眺望するのは素敵です。
時に、自分たちを滅ぼしに来るものらを迎えることもあったのでしょうが…
姫路城 Himeji-castle

日本最大の国宝名城です。大天守、連立する2つの小天守、そして櫓や御殿、塀も多くが往時のまま残っていて、丸1日かけて周りたいところです(平成の大改修前 2009撮影)

二階の回廊と内側の展示区域。荘厳な木造建築です(2009撮影)

「はの門」に至る坂。右の壁には多数の鉄砲狭間(例えるなら銃眼)が並んで見えます。このアングルは 黒澤明監督映画「影武者」に、何と、長篠城内として登場しました
松本城 Matsumoto-castle

国宝城では、姫路城に準じた規模の、流麗な、黒装のお城です。私は右端の「月見櫓」が好きです(そこは平穏な江戸時代に入って追加構築されました)


五階内部。天井が高く、四階と六階の御座所の間にあって、軍議等を開く間とも言われています。どの階も日中でもこのように暗く、平時の場ではなかったことがうかがわれます
彦根城 Hikone-castle

小さいお城(地上3階)で小じんまりとしていますが、独特な破風(各屋根端の形)や装飾が洒落ていて、琵琶湖などの眺望はなかなかです。彦根藩 井伊家の居城として有名です

琵琶湖方面を眺めたところです。かつては湖岸が手前まであったそうです
犬山城 Inuyama-castle

小山にそびえる外観はコンパクトでも、地上4階ある天守閣。木曽川沿いで、最上階からの景観は風流な感じさえします。城主として安穏に住めるなら、この天守が最高かも

東側の木曽川の眺めです
松江城 Matsue-castle

大きな、姫路城大天守級の立派さで、最上階からは宍道湖(島根)が眺望できます。ただ、一旦、廃城が決まった後、周辺の櫓や塀の多くは取り壊されていて、孤高な天守閣です

最上五階。全方位が展望台のように眺望できました。開口部が大きく、他の城より明るく開放感は最高で、平時の居所としてもよさそうです

最上五階からの南側の眺望。松江市街の奥には宍道湖が広がって美しいです
松山城 Matsuyama-castle

132m の山頂にある平山城です(ロープウェイで上がれます)。天守閣は江戸後期の建築で小さいですが、江戸終盤の建築で、明治以降の復元天守ではありません。櫓や城壁等も広く残っています

本丸3階より本丸南東越に松山市街を眺めたところです。北西-南東に長い本丸が分かります
高知城 Kochi-castle

3層6階で、内部は山内家の時代のまま残されています。小規模ではありますが、本丸内の本丸御殿(以下写真)ほかが全て残っているのは高知城だけです

本丸御殿が一体の天守で、内部の部屋などは、とても風流な造りです

本丸御殿の内部。天井側の、土佐の黒潮の波を型取ったという「うちわけ波の欄間」と言われる洒落た透し彫りが高知の雰囲気を表しています
丸岡城 Maruoka-castle

日本最古の天守閣(復元ではない)で、国宝級に次ぐ、重要文化財建築です
勝連城址 Katsuren-castle ruins

15世紀に阿麻和利(あまわり)を城主として栄えた城跡。居館跡はないですが、その曲面が穏やかで美しいです

上の写真の階段を登って、本丸に入るところ。海を眺める眺望が素晴らしく、天国への階段といった雰囲気
熊本城 Kumamoto-castle

左の大天守と右の小天守が繋がった「連立天守」構造です(ともに再建建築)

本丸周辺。写真上段は左から数奇屋丸二階御広間、そして天守閣(大天守下右に小天守が見えています)と本丸御殿です。城外南東に位置する熊本市役所 14 階の展望スペースからの眺望です

本丸の北西端の、高さ 21m の石垣の上に建つ、熊本城第3の天守とも言われる立派な櫓です(高さ 19m )。左上には小天守、大天守が見えますが、城内で創建当時の天守閣級の大型木造建築はこの櫓だけです。高く急勾配な石垣に建つ光景は圧倒的です。重要文化財

小規模な城の天守より大きく立派な櫓です。大天守からの眺望。右奥は戌亥櫓

熊本城は城壁石垣が壮大に残されています。さらにそれらの構造・つくりが優れていて、写真右下手前や、1つ奥の石垣の傾斜形状は、下は緩やかで簡単に登れるように見えて、上部では急になり、登ることが困難な「武者返し」と言われ、本城城壁の特長です。高さ自体も中々です
安土城址 Azuchi-castle ruins

織田信長が構築し、信長の没後すぐに焼失した近代大規模城郭の遺構です。大手門跡から '登城' して(写真)、天守閣基礎部跡まで行くことができます。捴見寺(そうけんじ)等の一部以外の上構は残っていませんが、広く散策できます

二王門 室町時代に甲賀に建立されたものを、織田信長が 天正三年(1575年)頃 に移築したものとされています。門内の金剛力士像とも、往時のもので、重要文化財に指定されています

三重塔 これも、甲賀に建立されたものが移築されて、往時のものを修復してきたもので、重要文化財に指定されています

上述の安土城址近くにある「信長の館」に展示されている、実大スケールの安土城天守閣5階、6階復元展示です。残されている資料を基に再現され、安土城が焼失して約400年を経た1992年のスペイン・セビリア万博の日本館のメイン展示として作られました。内部の細密な障壁画も慎重な研究・考察の上、再現されています
首里城 Shri-castle

1945年の沖縄戦で焼失した後、周辺の主要建築とも、1992年に再建されました(創建当時のまま、ではありませんが)。この正殿の朱塗りの内部(下写真)は素晴らしかったです。しかし、残念ながら、2019年10月に大火災で再び多くが焼失し、現在、再々建中です。再び観に行きたいです

首里城・正殿2階の大庫理(うふぐい)の、国王が鎮座した御差床(うさすか)(1992年再建、2019 年焼失)
