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フォーミュラe 2025Tokyo E-prix 現地観戦の記録

(2026.8.3 追記:2026年大会はこの記事の2025年大会といろいろ状況が異なっていましたので観戦検討のための情報を御捜しの方は以下の2026年版の記事もご覧ください。)

2025年5月、有明で開催されたフォーミュラeの東京Tokyo E-prixに行ってきました。

1.あれ、今年はチケットが売れ残っている…

2024年に東京・有明で日本初開催となったフォーミュラe。
普段フォーミュラeはレース中継を欠かさず見るというレベルでは追っかけてないのですが、それでもモタスポファンの端くれの私。昨年も観戦したかったのですがチケットは文字通りの瞬殺。チケットがなくてはどうしようもないということで断念したのでした。

さて一年経った今年。3月8日のチケット一般発売の時刻は所用があってアクセスできず。少し経ってからどうせ残ってないだろうなあと思いつつネットを見てみたら…あれまだチケットあるじゃん

しかもまだ席があるというレベルではなくかなり残ってそう。チケットサイトで希望の座席の場所を選べるのですが、その選択画面を見ると選び放題という感じ。あまりに残っているので、逆に『どうしようかな~。急がなくてもいいかな~』という迷いが生じたくらい。

というのもチケットが庶民の自分にとっては結構なお値段で。去年あった自由席的なものはなく全席指定でA・B・Cの3ランク制Aのお値段は4万円越え。席の割合もほとんどがAでBが多少あってCはわずかという感じ。つい躊躇してしまったのですよ。

とはいえ、モタスポファンとして一度は話のタネに見てみたかったのと、少しお安めのBランクながら(それでも3万円オーバー)悪くない席が取れそうだったので裏目上等と覚悟を決めて思い切って購入。

その後、5月の開催まで2か月近くあったのですがチケットが売り切れることはなかったようで(イベント当日、会場でも当日券を普通に売ってました)どんなイベントになるんだろうとドキドキしながら当日を迎えたのでした。

2.東京での市街地レース、いざ会場へ

さて開催週になりまして、どう楽しもうかと情報収集をはじめたのですが、ウェブサイトを見てもよくありがちな英語のページを日本語に翻訳しただけだな、という内容すかすかのもの。簡単な現地マップとイベントスケジュールの画像が載っているだけ。鈴鹿サーキットのF1日本グランプリサイトの情報量と比べたら雲泥の差です。

初見の身としては、そもそもどこに行けばいいのよと戸惑ったくらい。
「入口は国際展示場(ビッグサイト)」という記載をようやく見つけて。会場がビッグサイト近辺というのは知ってましたから、とりあえず近くまで行けば何とかなるだろうと。

さて今回のレースフォーマットは、モタスポ界で最近増えてきた土曜・日曜の二日間ともレースがあるタイプ。私は当然両日観戦予定。

まずは土曜日ですが、残念なことに結構な雨というお天気
朝早いフリー走行は見送って午前中の予選に間に合うように家を出て。当日はりんかい線で行ったのですが、車内はいつもの日曜日の雰囲気で特に混雑することもなくすかすか。あれ今日開催で間違いないよなと一瞬不安になるほどの平常運転ぶり。
駅を降りても、イベント特有のふわふわした昂揚感のような雰囲気はまったくなく。服装でモタスポファンだなとわかる人たちが何組かビッグサイトの方へ歩いていくので、今日開催で間違いないと安心はしましたが。

土曜日ビッグサイト到着。見てのとおりイベント感はあまりない。
館内を通ってまずは「FAN ZONE」のある東展示場へ移動

ビッグサイトまで来ると流石に誘導スタッフがいたので、指示に従って進みます。
自分も行ってみて仕組みが分かったのですが、ビッグサイトの東展示場が「FAN ZONE」と名付けられたイベントスペースになっていて、ステージイベントやアトラクション、そして食事(キッチンカー)等はここで楽しむようになっています。なお「FAN ZONE」は観戦チケットを持っていない人でも無料で入場可能で楽しめるスペースになっています。

FAN ZONE入口の様子。写真のものだけでなく映像はどれもなかなか凝ってました

レース観戦時はこのFAN ZONEからコースへ向かうスタイル。コースと隣接はしているのですが何分広いので、座席の場所にもよりますがFAN ZONEから座席まで歩いて5分程度かかります。

スタンド上段から撮影。人流の奥がFANZONE出入口で、移動に5分くらいかかります。

肝心の座席ですが、クソ席上等の覚悟を決めて座席チェックに向かったのですが、ついてみての感想は「あれ、そんなに悪くない?」
Bカテの中で熟慮して一番よさそうだった席をとったのですが、ビジョンは近いし全体的な見え方もまずまず。というかここがBならAはどこに設定されてるんだ?というのが偽らざる感想

座席から。ビジョンも見やすくていい席でした。ピットのすぐ後ろは海です。

後で情報収集してみると今回の席割は全体的にかなり謎が多かったようで。Xなどで他の席の様子も拝見しましたが、ここがAなの?というのがちらほら。個人的には得した側だと思いますが、この席割は改善が必要なところだと思います。

3.なかなか居心地のよかったFAN ZONE

土曜日は、予選開始までグランドスタンド裏にある休憩用テントで雨を避けながら待っていたのですが、雨風ともに止むことはなく何度かのディレイの後、結局予選は残念ながら中止
ただこの時の何度かのディレイも現地のビジョンを見てても情報がまともに出てこない。Xで中継を見てる人のポストのほうが早く正確な情報が出てくるので途中からはずっとスマホをチェックしてました。

予選中止の正式アナウンスが出る前に、降り具合からこれはどうせダメだなと見切ってFAN ZONEに戻ります。待機列が短いうちに、レースゲーム好きとしてレースイベントでよくあるシミュレーターのアトラクションに挑戦。

20台近く並んでいて結構な規模。待っている人の列も常に長く結構な人気でした。
コースは架空?ハンドルやシートは本格的。でも安全面からかFFBはなし。

シミュレーター以外にも子ども限定ですがEVカートやタイヤ交換体験などいくつかのアトラクションと、企業の展示ブースなどが設置されていました。

このFAN ZONEでとても印象的だったのが、椅子などの休憩席がかなりの数、用意されていたところ。食事やアルコールはキッチンカー中心での提供でしたが待ち列もそんなに長くなく、座席も大体は埋まっていましたが少し待っていれば座れる程度の混み具合。私のような単身客ならほとんどの時間はすぐに座れる感じ。

加えて、入退場も何度でも可能なので、ビッグサイトにあるレストランも利用可能。私は、昼食は二日間ともビッグサイトのレストランを利用しました。レストランはかなり空いていて待つことなく食事にありつけました。

あと喫煙所もおそらくFAN ZONE内にはなかったので、私はビッグサイトの喫煙所でたびたび一服。入口と出口の場所の関係で、経路がちょっと遠回りになっていてかなり歩かされるのが唯一残念だったところ。

更にFAN ZONEでユニークだったのはごろ寝スペースまで設置されていたところ。
写真を見ていただければわかるのですが、床に厚手のシートを敷いて、その上にヨギボーのようなクッションがふんだんに用意されており、足を伸ばして横になれるんですね。

個人的にむちゃくちゃ高評価のごろ寝スペース。お世話になりました。

この場所は大人気で、上の写真は日曜のレース後に撮ったので空きがあるように見えますが、土曜は結局、空きがなくて使えずじまい。
日曜は幸運にも空いている場所を見つけることができて、予選とレースの間の時間の大半をここでのんびりと過ごさせてもらいました。
上の写真で、タイヤのようなものからコードが伸びていますが、これ充電コードです。コードをつないで充電しながら横になってのんびりスマホを見られるのも評価ポイント。

更にこのごろ寝スペースは目の前に大型スクリーンが設置されているので、後述するステージのイベントの様子が寝ながら見られるほか、画面に表示されるQRコードをスキャンすることで、スクリーン上で展開されるレースゲームに挑戦できる仕掛けも。

スマホで挑戦できるレースゲーム。結構楽しめて何度かやってしまいました。

場内で同じようにスキャンした客が集まって即席のレースが実施される仕組み。ゲーム自体は運の要素が強いですが、プレイを繰り返してゲームに習熟すると多少は有利に進められる感じ。
先述のとおり暇つぶし中だったこともあって、結局3回ほど挑戦しました。こういうちょっとした仕掛けも個人的には好印象でした。

また、FAN ZONE内にはイベントステージが設けられていて、トークや音楽イベントが開催されているのですが、土曜日の午後にはあの爆風スランプのライブが
コンサートに行くようなファンではないのですが、私の世代にとっては若いころに耳に親しんだヒット曲を何曲も送り出してくれた有名バンドです。
せっかくだから生歌聞いておこうと20分前にステージにいってみたらまだがらがらで結構前のほうで待機。

待つことしばし。ライブがスタート。こんな近くで有名人のステージ見たことない、という距離感でライブを堪能できました。

爆風スランプのライブ。凄く近くで見ることができて大満足。

個人的に大好きな「大きな玉ねぎの下で」ではじまり、「無理だ」「旅人よ」「Runner」「リゾラバ」の計5曲。同世代ならわかるとおり名曲のつるべ打ちです。
20分前までは空いていたステージ回りも、有名バンドだけあってステージが始まったころにはかなりのお客さんが集まっていて、馴染みのあるヒットナンバーが立て続けに演奏されると、盛り上がりも急上昇。爆風スランプの全盛期を知る世代としては非常に満足できるライブでした。

このイベントステージでは、他にも「モタスポでの女性活躍について」のトークセッションなどいろんなイベントが実施されていたんですが、現地で気になったのは、こうしたイベントの情報提供や宣伝がほとんどされていないところ。
どんなイベントがあるのかが場内のスクリーンでプロモーション映像の合間に表示される程度で、出演者などの詳細な情報は確認できず
爆風スランプのライブで、始まるまではがらがらだったと書きましたが、そもそも始まるまで知らなかった人も結構いたのではと思ったり。

FANZONEについては最後のまとめでまた触れますが、レースの空き時間をエネルギッシュにあれこれと楽しみたい人には少しボリューム不足かなと思いますが、私のように年をとって、あれこれするよりもゆっくり過ごしたい人間には居心地がよくて非常に満足できました。

先述のとおり、土曜日は雨が降っていたのでSNSでは「現地観戦組は大変だろうなー」と心配する声も多く見たのですが、実際に現地にいた身としてはずっと屋根のある空調管理された場所でのんびり休んで、レースの時に外にいるだけなので、全体的な観戦環境としては非常に快適でした。

4.思ったよりも迫力のあったレース

この項では二日間、レースを観戦した感想を。
書いている通り土曜日は雨でレースができるか微妙なところだったのですが、レース直前には雨もやみ天候も落ち着いて、若干のディレイはあったものの無事開催に。

レースはセーフティカー先導の後、グリーンフラッグでレース開始。この日は、展開のあやというかレギュレーションの妙というか、早めにピットインしたヴァンドーンが大逆転で優勝。

現地で見ていると、終始レースをリードしていた速いドライバーが抜かれたわけでもないのに優勝を逃すのは、やっぱりしっくりこないところがあります。
フォーミュラeはアタックモードなど見せる方向にレギュを振っているのは承知してまして、モタスポファンとしてエンタメとしてのレギュレーションの必要性も理解はしているつもりですが、この辺のさじ加減はなかなか難しいなと感じた結果ではありました。
これは、昨今他カテも同様の傾向になってますのでフォーミュラeに限ったことではないのですが。

翌日の日曜日は天気も問題なく。
早朝のフリー走行は見送って午前の予選から観戦。デュエルといったフォーミュラe特有の予選システムも、僅差でタイムを削りあう展開が多く楽しめました。
そして午後の決勝レース。上位陣が代わる代わるアタックモードを駆使してオーバーテイク合戦を繰り広げる見応えのある展開に。
そして最後は日産のローランドが、ぎりぎりのスペースに気合でノーズを叩き込むしびれるオーバーテイクを決めて逆転しトップチェッカー。
日産がホームで優勝を決めてめでたしめでたしでレースは終了したのでした。

日曜の表彰セレモニー時はストレートを観客に開放。出遅れたので遠くからぱしゃり。

フォーミュラeのレースを生で見るのはもちろん今回が初めてでしたが、感想としては「思ってたよりもはるかに迫力があった」に尽きます。

モタスポファンなら御承知のとおり、絶対的な速度でいったらフォーミュラeは他のカテゴリと比べて速くない、というか遅いわけです。
口が悪い人は「フォーミュラeは強化カート」ぐらいのことを言いますが、正直私も速度が遅い分、そんなに迫力ないだろうという先入観はあったんですね。

ところが実際にレースを見てみると、1コーナーでのオーバーテイクの飛び込みに思わず「おおっ」と声が出てしまうくらいには迫力十分。周りの客も似たような反応だったので、そこはフォーミュラe侮りがたしといったところ。

見ごたえのあった1コーナーをスタンド上部から。

特に土曜はレインコンディションだったので、ドライの時より速度領域は下がっているわけです。なのにこれだけの迫力。
何でだろうと考えてみると、コーナーへの飛び込みなどの接近戦やバトルの場面に限れば、他のカテでもスピードは下がっているわけでスピードの絶対値の影響は小さくなるわけです。それに加えてコースとの距離が近い。車があげる水しぶきが風で流れて頬に当たるのがわかる距離感ですから。

街中で、時速50キロでも交通事故を目の前で見れば無茶苦茶びっくりするのと同じで、テールトゥノーズ、サイドバイサイドの接近戦を近くで見ればスピードが遅くても十分スリルは感じられる、というのが、私自身も今回の観戦を通じて気づいたことでした。

あとはドライバーのレベルの高さですね。F1に比べれば世間的な知名度は低いですが、やっぱりみんな上手いです。特に土曜はレインコンディションだったのでまあみんな車をよく止めるな、と。テクニックの高さがわかりました。そんな腕達者たちがバトルすれば、多少速度領域が遅くてもやっぱり楽しめます。

5.これが市街地コースだ!フォーミュラeのコースを歩く

さてこのフォーミュラe東京大会、日本で初といってもいい本格的な市街地&公道を用いたレースというのはモタスポ好きならご承知のとおり。

公道を使っているのは一部分でそれ以外は駐車場じゃないか、との御指摘もあるので公道コースと言っていいかは議論ありそうですが、市街地コースの表現は問題ないでしょう。

私は昔から市街地コースが大好きでして。普段の日常生活の場をフォーミュラカーが爆走する非日常的な光景に強く惹かれるんですね。逡巡しつつも今回足を運んだのは、日本に生まれた市街地コースを自分の目で見てみたいという気持ちが強かったから。

スケジュール表を見ると、嬉しいことに土曜のレース終了後にはコースウォークがあるとのこと。で、楽しみにしていたんですが、土曜のレースが終わっても何の情報も出てこない(苦笑)ウェブサイトは朝と変わらずだしビジョンにも何の案内も表示されず。

ほんとにやるのか?と半信半疑の状態で、何か情報はないかとXを見たら「コースウォークの入口はここ」と観客の方の写真付きの親切なポストが。
とりあえず向かってみたら、係員の方がいて「入口」の掲示もあって事なきを得たのですが、それにしてもインフォメーションが適当すぎはしないか。

さてここからはコースウォークの模様を写真で紹介。

メインストレートから1コーナーを望む。後ろに見えるビルが市街地コースらしくてマル。
上の写真と逆に1コーナーから最終コーナー側を。二つあるブリッヂの
赤いほうはピットとスタンドを往来できる関係者通路になっています。
ピットの様子。
メインストレートからスタンドを。スタンドの規模と高さがわかるかと。
1コーナー後のツイスティな区間。やはり背景のビルが市街地コースらしくてお気に入り。
この"縁石"は実はただのペイント。手で触ってみましたが厚みも摩擦もなし。
一方こちらはちゃんとした縁石。通過したタイヤの跡が残っています。
数少ない公道部分のコース。間近に立つ建物が市街地っぽくていい。
エスケープゾーン。ガードレールがすぐそこで公道を使ってると実感できる一枚。

実際に歩いてみて感じたのは、中継映像を見てイメージしていたよりコース幅があるんだなと。狭く感じるのはランオフエリアがなくフェンスに囲まれているせいなんでしょうか。

さてコース1周回るぞ、と意気揚々と回ってたら、コースの3分の1くらいいったところに係員さんがいて「ここで終わりです~、こちらの出口から退出してください」

そんなの聞いてないぞー(汗)
もう一度帰りにFANZONEを見ていきたかったのですが、ここまで歩いてきたコースを戻る気力はなく。うながされるまま出口から退出。
またこの出口の場所が微妙で、来た時と同じりんかい線で帰ろうと思ってたのですが、国際展示場駅まで結構な距離があるところに出されて。あきらめて近くのゆりかもめ「有明」駅から帰ることに変更。
何度も書いてますが、こういう案内不足が本当に多かったですね。

帰りのゆりかもめ車内から。シケインが見えます。
左に見える人たちはコースウォークを終えた方。退出口からだとここに出されます。

6.まとめ 全体としては満足、でも来年も行くかとなると…

さて感想のまとめですが、結論を先に言えば全体としては満足です。行ってよかったと思います。

具体的に良かった点としては、
・混雑していないので行列なしですべてがスムース
・屋内のFAN ZONEで快適に過ごせる 雨降っても大丈夫
・最高速だけ割り切れば十分に楽しめるレース

某スポーツ紙の記事によれば、
観客数は土曜が約13,000人、日曜が約17,000人とのこと。現地にいた肌感覚でもそれくらいかなという感じですね。

コミケなどのビッグイベントを捌いているわけですから、これくらいの人数だと、公共交通機関含めビッグサイト周辺はキャパ的には全然余裕という感じで。電車も常に座れましたし、食事も並ぶことはなく。すべてにおいて待つことがほとんどなかったのはやっぱりよかったです。

あとFAN ZONEがなかなか良かった。楽しめる仕掛けもそれなりにありましたし、ここもキャパに余裕があったのでみんな殺伐とすることもなくのんびりした雰囲気でゆったり過ごせました。屋根付き空調ありで土曜の雨も全然苦にならなかったので、観戦環境も文句なし
いろいろ楽しみたい人はもっとアトラクションが欲しいかもしれませんが、あれこれやる元気のない年寄りは快適に休めるだけで満足です。

肝心のレースも最高速やパワーにこだわらない人なら十二分に楽しめると思います。そういう人はF1やSFを見てもらうということで。それにやっぱりドライバーはみんな上手いです。

さてここまで言っておいてなんですが、おお、そんなに満足だったんだ、じゃあ来年も行くよね?と問われると結構悩ましいなというところで。

今度は不満に感じた点を書いていくと
・チケットがやっぱり高いかな…
・レースの観戦ポイントが非常に限られている

やはり大きいのはチケットの値段。個々の経済力によって感じ方も違ってくるでしょうが(汗)庶民の自分としてはちょっと高いかなと。
今回、カテBの32,400円でかなり良い席だった気がするのでこれならまあ…と思うのですが、これが43,200円のカテAで同じ感じの座席だったら、となると考えこんでしまうところ。
安い席にすればいいじゃんと思われるかもしれませんが、カテCの席は現地で場所等を見る限りいろいろ厳しいなあという印象で、個人的にはあまり費用対効果で魅力は感じないところで。

私は家族がモタスポに興味ないので今回も一人で行きましたが、家族で行くとなると更に厳しいなあと。子供(U-15)は半額になりますがそれでも親子4人で行ったらかなりの出費ですよね。
今回現地に行って、街中にフェンスを配置してレースコースを作り、運営することの凄さを実感できました。当然相当な費用がかかるだろうことも。イベント収支のことを考えると軽率なことは言えないのですが、チケット価格がもう一声お手頃になると随分違ってくる気がします。

もう一つ、今回のチケットは全席指定でしたが、指定の場所、要はスタンド以外でレースや車を見られるポイントがほとんどないんですね。
コースに隣接しているところもあるのですが、人の滞留を防ぐためでしょう、十分な視界がとれないよう遮られているのでスタンド以外の場所でそれなりの見やすさで観戦するのはまずできないと思っていただいてよいかと。

私は、いろんなコーナー、いろんな角度でレースや車を見たい!というタイプなので、ここも不満点でして。
言い換えれば、来年行ったとして、座席の場所は多少違えど、だいたい今年と同じ感じの見え方になる、どんなふうに見えるかというのがわかっちゃってる
すると、来年も行く?と聞かれても、なかなか前向きになれないところ。

それ以外で気になった点としては、この記事でも何度も書きましたが、とにかくインフォメーション、情報提供が不足しているな、と。
完全な推測であることをご承知いただければと思うんですが、世界各地でフォーミュラeを主催・運営しているセクションと、現地で会場を実際に運営するセクションとで連携が十分に取れていない、情報の断絶があったのではと感じたことが、現地にいて多々ありました。

要は主催者側がこう進めるよ、こうやるよ、と決めても、その詳細が会場運営のセクションに十分降りていない。だから実際に会場にいるスタッフ(ほとんどはアルバイトさんでしょう)も当然何もわからない。

記事で書いているとおり、個々のものは楽しめたので決して激しく怒っているわけではないのですが、個人的には、いかにも外国のイベントっぽいなあと終始感じていたところです。

最後、意見めいたことも書きましたが、とはいえモタスポファンで市街地レースに興味がある方は、一度は行ってみることを強くお奨めします。
東京開催が今後どれくらい続くかもわからないというのもあります。長く続いてほしいですが、今回チケットが完売になってないのも考えると、収支的にどうなのか外部の人間にはわからないところもありますし。

ただ決して悲観的なのではなく、イベントとしてこれから人気が急上昇する可能性も十分にあると個人的には思いました。世界選手権というイベントのベースはしっかりしているので、これに加え日本人ドライバーの参戦がもし実現すれば、大会は非常に盛り上がること間違いなし、でしょう。

いまSFを見てるとキャラの立ったいいドライバーが何人もいるので、日産かヤマハがシートにねじ込むか、もしくはトヨタかホンダがドライバー育成のプログラムとしてどこかのシートを確保するか。
難しいことは重々承知しているんですが、これが実現したら東京大会の雰囲気は別物になると思います。

いろいろ書いてきましたが、この記事が2026年の観戦を検討の方、観戦予定の方の参考になれば幸いです。

グランドスタンド裏の景色。さて来年は…