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交渉が全然まとまらないぞ|困ったら描こう!まんが思考ライブスケッチ_Ep3

私たちは困ると、考え始める。
「困った瞬間」が思考のトリガーなのだ。
そこから一歩を踏み出すために、まずはペンを持とう。
描くことによって、頭の中のフリーズ状態は解放されていく……

さて今回の『困ったら描こう!』は……
「いやいや、そんな無理を言わないで」
嗚呼、「交渉が全然まとまらないぞ」です。


さて、ここから「思考ライブスケッチ」の種明かし

交渉が行き詰まる理由は、意外にも「条件が少ない」からではありません。
むしろ逆です。
条件が頭の中に散らばっていて、互いに見えていないのです。

今回は中古自動車販売による交渉なので、『販売店』と『顧客』。
それぞれの条件を、すべてホワイトボードへ書き出しました。

すると、『価格』『納期』『車の仕様』『支払方法』『サポート』など、実はたくさんの交渉材料が見えてきました。
そして、それぞれがどの条件と関係しているのかを、線で結んでいきます。

これが今回の「関連性」の視覚化なのです。


『思考ライブスケッチ』の基本文法をまとめましょう

これまでのEp1、Ep2では、以下の文法を紹介してきました。

  • 名詞 → 図形(形)

  • 動詞 → 矢印(方向)

  • 意味 → 空間(配置)

  • 対比 → 左右に分解

では今回の関連性についてです。

要素を書き出すだけでは、情報はまだ「点」です。
各要素を「線」で結び始めた瞬間、情報は「関係」を持ち、「考え」として動き出すのです。

例えば、「価格」という軸だけで競うと、勝つか負けるかの奪い合いになります。
ところが交渉材料をすべて空間に書き出し、それらをグループごとにまとめて、優先度を軸に矢印や記号で繋いでいくと……対立構造は一瞬にして「クリエイティブな課題解決の場」へと生まれ変わるのです。



『中古自動車販売の交渉』をどう描いたか

〜対立が調和へ変わる関連性の構造〜

① 販売店と顧客を、左右に配置する
② 希望する条件を、下方へ書き出す
③ 自らが求める優先順位を、各要素に数字で示す
④ 同じ種類の要素を線で区分し、見出しを付ける
(金=Cost・納期=Delivery・車仕様=Quality)
⑤ 分類した見出しは、それぞれが重視している側へ振り分ける
(販売店はコスト重視、顧客は納期と仕様にこだわり)
⑥ 関連を見出すため、中間エリアに譲れる条件を線で結ぶ
⑦要素同士に「○」や「X」などの判定結果を記す

💡 ワンポイント:
対立する物事を見える化する場合は、それぞれの領域を明確にして、その中に収まるように要素を配置します。
互いの領域の間には空間を設けておけば、関連性を表現しやすくなります。

💡 ワンポイント:
同じ対象(ホワイトボードやタブレットなど)に向かって、横並びの姿勢で描き合えば、合意へ向かうパートナーと感じ合えます。



さて次回の『困ったら描こう!』は……
「ちょっと待ってくれ」「どうしたらいいんだ」「忙し過ぎる」
うわぁ!「何から手を付ければいいかわからないぞ」です。

≪記事公開後は、ここへリンクを貼ります≫


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