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本の内容を覚えていないぞ|困ったら描こう!まんが思考ライブスケッチ_Ep2

私たちは困ると、考え始める。
「困った瞬間」が思考のトリガーなのだ。
そこから一歩を踏み出すために、まずはペンを持とう。
描くことによって、頭の中のフリーズ状態は解放されていく……

さて今回の『困ったら描こう!』は……
「あれ? 買ってきた本が、すでに家にあるじゃん」
うぅ、『本の内容を覚えていないぞ』です。


さて、ここから「思考ライブスケッチ」の種明かし

描き終えたスケッチはデータとして蓄積され、いつでも振り返ることができます。
また、振り返る楽しみも生まれます。
自らが描いた図解は、ただ眺めただけの文字よりも圧倒的に「思い出しやすい」状態になるわけです。

こうして本の一節をまとめるようになると、読み方が明らかに変わりました。
著者の考えを自分の中へ落とし込むために、読み返しが増えるなど精読になります。

結果として、読書量は減りました。
しかし、一冊から得られる「知の密度」は、それまでにはないほど濃くなっています。

それでは、これまでに私が『思考ライブスケッチ』した本や映画の一部をご紹介します。
歴史、人生設計、思想、イノベーション、経営、そして映画。

ジャンルは違っても、「なるほど」と感じた考えの筋道は描くことができます。

「サピエンス全史」「LIFE SHIFT」
「あなたの人生の意味」「世界をつくった6つの革命物語」
「日本の工芸を元気にする」「シン・ゴジラ」

『思考ライブスケッチ』の基本文法をまとめましょう

前回のEp1では「形・配置・方向」を紹介しました。

名詞 → 形
動詞 → 矢印
意味 → 配置
変化 → 方向

今回は、「対比」です。
「対比」は左右に分けて配置し、それらを関連付けることで、情報の違いが瞬時に理解できます。

そのときに数学記号(=、≠、≒、<、>)を用いると、言葉の境界線がよりクリアになり、文字だけでも関係を表せます。



「本を読んでも忘れてしまうメカニズム」をどう描いたか

本から「自分」に向かって、読むというプロセスを矢印で繋ぐ
② そこまでのインプット活動を、四角い枠で囲んで「忘却」と定義する
③ 「自分」の「気づき」から右へ向かって矢印を伸ばし、描くことでまとめる「図解」へと思考を展開する
アウトプットのプロセスを通ることで、初めて情報が忘却のエリアを抜け出し、「記憶(海馬)」の領域へと定着する流れを表現する

💡 ワンポイント:
iPadなどのタブレットを使う場合は、最初から綺麗に配置しようとせず、まずは思いついた言葉をどんどん画面に書き出しましょう。
デジタルツールは後から位置を自由に変更できるため、まずは脳内の「発散」に集中するのがコツです。



「外山滋比古著『こうやって、考える。』」をどう描いたか

① 「なるほど」と感じた文章から、核となる言葉を書き出す
② 書き出した言葉を眺め、意味の近いもの同士を集めてグルーピングする
③ 「幼稚」と「知的」という反対の概念に気づき、左右へ分ける
④ それぞれの言葉の因果関係を、数学記号と矢印でつなぐ
⑤ 二つのまとまりをその間に「<」で結び、文章の構造を一枚にする

💡 ワンポイント:
反対の意味をもつキーワードを見つけたら、左右に置いてみる。
絵を描かなくても、文字の配置と記号だけで「考え」は見えるようになります。



さて次回の『困ったら描こう!』は……
「いやいや、そんな無理を言わないで」
嗚呼、『交渉が全然まとまらないぞ』です。


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