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【Geständnis委員会】第4章 「一人で考えたかったはずなのに」

第4章テーマは、自己参照的処理干渉(Self-Referential Processing Interference)
自己参照的処理干渉は【人は「自分に関係すること」を処理する際、認知資源を大量に使います。そのため、自己評価や自己解釈が強く刺激されると、他の合理的判断が一時的に鈍る】というものです

しかし、心理学に沿いながらも「冷静に考えるとおかしい行動」になる場合もあります

それでは、第4章 「一人で考えたかったはずなのに」をイメージ楽曲と共にお楽しみ下さい

↓第4章のイメージ楽曲↓

前回のあらすじ

集合時間の少し前、スマホが震えた

「今日は……あんまりイベントっぽくないかも」

中止とは書いていない
開催とも、断言していない
そのまま、時間だけが残る

星見坂メモリーパス
緩やかな坂道と、古い街灯
夕方の光が、少しだけ斜めに落ちている

すずは、すでに立っていた
どこか懐かしそうな顔で、足元を見ている

「ここ、前によく一人で来てたんだ」

声は低い
説明も、それ以上ない
いつもの雰囲気が、今日は見当たらなかった

二人で歩き始める
坂はゆっくりで、足音が重なる

すずは、ぽつぽつと話す

昔、考えていたこと
こうなりたかった自分
なれなかった理由

私は、相槌だけを打ち、ただ、隣を歩く

街灯の下で、すずが一度、言葉を切る

「……あれ?」

立ち止まらずに、また歩く
でも、声が少し遅れる

「前はさ、ここに来ると、ちゃんと一人だったのに」

独り言みたいに言う
誰に向けたとも言えない

「一人で考えてる感じが、しません」

小さく、困ったように笑い、そのまま、視線を前に戻す

私は、何もせず、ただ、そこにいる
それだけで、すずの思考に、余計な影が混じる。

坂の途中で、すずが急に足を止める

「ごめん……今日は……ここまでにしよ」

予定も、説明もない
彼女は振り返らずに、少し早足になる

そして私は、彼女の背中が、街灯の向こうに消えるまで、その場に立っていた


部屋の明かりを落とした頃、スマホが震えた

すずからだ

開いた瞬間、画面のテンションが、明らかにおかしかった

🎭✨【第4回イベント 総括ターーーイム!】✨🎭

はい!
今日も無事(?)
イベント終了でーす!!👏👏👏

……テンション、高めでいきますよー?

文が跳ねている
絵文字も多い
でも、行間が、妙に詰まっている

今日みたいな場所ではね
自分のことを考えてるときに
誰かがそばにいると
思考が乱れやすいんです

分析口調
でも、勢いが空回りしている

今日の私は、まさにそれ

少し、間が空く

正直に言うね

今日の場所、イベントにするつもり、なかった

一人で来て、一人で考える場所だったから

でも……
何か理由をつけないと
会えない気がして

だから、イベントってことにした

文字が、少しずつ短くなる

一人で考えたかったはずなのに
そばに人がいると
全然まとまらなかった

それが、ちょっと怖かった

怖い、という単語だけが、妙に素直だった

📝!!結果発表!!📝

・イベント達成率:評価不能
・感情混線度:高
・分析信頼度:低

総評:
「一人のつもりだったのに、一人じゃなかった」

点数がない
評価が、もう機能していない

それが、このイベントの結果らしい

しばらくして、追伸の通知が届く

……あのね

次で……最後にします

文末に、絵文字はない

続けて、正式告知

📢【最終イベント予告】📢

開催場所:初音橋プロムナード

最初に、「好きです」って言われた場所

スマホを伏せる
部屋は静かだ

今日は…何もしていない

話しかけてもいない
引き止めてもいない

ただ、一人で考えるはずの時間に、一緒にいただけだ

それなのに、次が、用意されている

逃げ道じゃなく、終わりとして
その不自然さが、少しだけ可笑しくて…

私は、明日の予定を、確認しなかった

決めるのは、次でいい

どうせ、最後らしいから

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