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yukihi6
八月十五日。の第五百七十首
第五百七十首
その日にも変わらず蝉は鳴いていて
知らない夏の声が聞こえる
/音無桜花
2026.08.15.
私は戦争当事者としての戦争を知りません。
両親は戦中の生まれで、子供の頃の物資や食料難の話をよく聞かされました。
幼い私にとって、その話は怖ろしい話であると同時に、どこか遠い昔の現実味のない話でもありました。
日頃私の面倒を見ていてくれた近所のお爺さんは従軍経験者でしたが、私が幼かったためか戦争について語る事はありませんでした。
夏休みは学校や報道や家庭で戦争について知り、聞き伝えながらもその痛みを感じる時期でもありました。
その痛みの感覚は今でも自分のなかにあって、(現実はその状況を許さなかったとしても)戦争を是としない意識へと繋がっています。
戦争当事者でなくとも、先の大戦以降も世界に戦争や争いは止むことなく、未だ戦火が消える事がありません。
あまり社会的な題材で短歌を詠まない私ですが、今日は終戦の日を『あの日』と表現せずに『その日』として平和を思ってみました。
声にならなかった沢山の声を、忘れてはならないと思います。
人は学ぶことを忘れてはならないと思います。
