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No.023: 大神神社(奈良,桜井市) 祈・楽

大和神社に続いて伺った大神神社。なんとなく神社好きには超メジャー,そうではない方には意外と知られていない,なにかの基準値のような神社かなと思います。
素晴らしかったが故に言葉が出てこないので,写真多めで。

紫に紋が付いているので高位のご神職。

基礎情報

  • ご祭神: 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。国造りの神で大国主神の別名ともされます。三輪山そのものをご神体とし,社殿を持たず山頂に神霊が鎮まります。

  • 所在地: 奈良県桜井市三輪1422

  • 歴史と由緒: 日本最古の神社の一つに数えられ,『古事記』にも大物主神を祀る三輪の神祭りの記述があります。崇神天皇の時代に大神氏が祭祀を掌ったとされ,三輪山を神体山として社殿を設けない古代形態を今に伝えます。平安期には延喜式名神大社・大和国一宮,さらに二十二社(中七社)にも列し,国家的重要神社として奉幣を受けました。

  • 式内社?: はい(延喜式内名神大社,大和国一宮に列格)。

  • 特記事項: 三輪山信仰により本殿が無く,拝殿から直接三輪山を仰ぎ参拝します。醸造の祖神として崇敬され,神前に供える酒「神酒」の起源伝説もあります。また大神神社は二十二社の一社で,明治以降は官幣大社に列し,現在は神社本庁の別表神社です。

本殿…というか三輪山の遙拝所?

どんな神社?

人口の半分を疫病で殺した祟り神,オオモノヌシの神を祀る大神神社。

名前からして「大神」の「神社」ですし,ご神体は三輪山そのもの。最古の神社(の,ひとつ。)とも言われ…。と,レジェンドの一角をになう神社です。

三輪鳥居と言われる特殊な形状の鳥居でも有名ですね。(が,この日は三つ鳥居を拝見できなかったので,参考に大神神社以外で撮影したものを。)

横浜にある伊勢山皇大神宮 大神神社の三輪鳥居。
秩父 三峯神社の三輪鳥居。
ギンザコマツ 屋上の三輪神社&鳥居。

三つ鳥居は口が3つあるので,茅の輪くぐりみたいに通る(真ん中を抜けて向かって左から戻り,真ん中,右,真ん中)のが正しいという説もあるようですね。色々あって難しい。

さて,10代目…と言いつつ,実は初代の天皇なのでは?(それ以前は整合性を保つための後付けでは?)とも言われる崇神天皇の時代,都はこの大神神社・三輪山すぐ側,1kmもないところ(のハズ)。つまり三輪山は古代日本における祭祀の重要な場・皇室における祭祀の始まりの場所といえるかもしれません(かもしれない運転)。

当然,過去には三輪山は禁足地だったそうなのですが,なんと現代ではこのご神体の三輪山に登拝もできます!ただし,入山時には輪袈裟を掛け,写真撮影は禁止,水以外の飲食禁止,など様々なルールもあるのだとか。私が訪問した際は積雪による入山禁止で登拝できませんでした(代わりに春日大社,伏見稲荷大社を巡る時間ができたので良かった)。

近くにある箸墓古墳は卑弥呼のお墓かも…という説もあるそう。この箸をはじめオオモノヌシ関連の箸・矢の関連のエピソードはちょっといろんな方向でR15指定感があるので割愛。

どんな神様?

人口の半分を疫病で殺し,天照大神(with 日本大国魂神)が宮中を去り伊勢に鎮まることになった原因の祟り神,オオモノヌシの神を祀る神社です。

オオモノヌシ様は大国主様の和魂(祟り神なのに…?)で,蛇神さまとも言われています。

蛇の神様なので,たまごのお備えも沢山。
宮司さん達が毎日オムレツ・オムライスにしてたべても追いつかなさそう。

「なんかさぁ,天皇はさぁ,テルちゃんとかヤマちゃんばっかり見てて,ワシのことちゃんと祀ってくれてないじゃん?ワシの子孫を宮司にしてちゃんと祀ってくれなきゃヤダ〜!!!祀ってくれたら疫病なんとかする!!」見たいな感じで駄々をこねたので大神神社に祀られることになったそう。

疫病で殺したとみるか,半分のところで疫病を食い止めたとみるか,判断が分かれるところですね 笑

ヤンデレっぽい男神さまですが,美形で女性関係が派手な神様でもあり,人間の姿でいろいろな女性の元に忍んでいったお話しが残っているようです。

また,大国主=大汝牟遅(おおなむち)に関連して,オオナムチのサポート神で薬の神様,少彦名をまつる社も設定されています。

私のメモ。

この時の夜行バスでの奈良訪問は大神神社でのご祈祷と,初夢に出てきた春日大社参拝が目的でした。

登拝するかどうか…でも登拝したら汗をかくし,奈良の駅チカに銭湯はなさそうだし。ご祈祷を受ける際のそこそこちゃんとした服装に加えて,登山用の服・靴もいるし…と,迷っていたのですが,雪で登拝禁止になっていたことはかえってラッキーでした。

登拝入り口。この日は中止。

ご祈祷では一番祈祷で御神楽も催行していただきました。

祈祷待合室。

初穂料の多寡で小忌衣(おみごろも)のグレードや,座る場所も変えていただけるよう。この日は他の参拝者さんもおられましたが,御神楽を奉納したのが私だけだったので,最前列中央に座らせていただきました。

ご祈祷殿。

折角の御神楽ですし,他の参拝者さんにも見ていただけたのは良かったかも。

祝詞の中では「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給幸給(まもりたまえさきはえたまえ)」を唱和するパートがあるのが不思議な感じ。

大神神社は松尾大社などと並んでお酒の神様としても有名なので,徹下品に御神酒がつくのかなと思いきや,ご神札の他に御供米が付くくらいでシンプルでした。

造り酒屋さんで見かける杉玉は大神神社が発祥?

この日はなにかのイベント?だったのか祈祷殿のみでの催行で三輪鳥居の参拝がなかったのが残念でしたが,次の機会に取っておきたいと思います!

(2025年10月に再訪し、再びお神楽を奉納して今度は祈祷殿でのご祈祷後、拝殿での玉串奉奠も行えました!おみくじは前回と同じものが出てくるミラクル。さらに2026年4月も伺うことになりお神楽祈祷&奉賛報告祭をいただきました。遠いのに3回もご祈祷に伺うことになろうとは。)

─おしまい。─

緑に包まれる参道。
境内社:天皇社
耳当て付のキツネちゃん。
鈴も貰ってご満悦。
境内社:熊野神社?
三輪鳥居以外の鳥居も特徴的。
こちらの道をたどり境内社?の狭井社へ。
登拝はこちらの狭井神社の境内から。
狭井神社本殿の左横にある薬井戸。
大神神社の大鳥居。
知恵の神様もお祀り。
知恵と言えば八意思金とおもっていたので勉強になりました。
少彦名の磐座。
お酒は別に入手しました。
2025年には参道に特別な酒蔵が。
古式の手法で醸し、この場所以外で購入できない
「三諸杉伝承蔵シリーズ」を扱います。
私も奉賛させていただきました!