No.021: 石上神宮(天理市)
まだ二十二社をコンプリートできていませんが,ここからいくつか挙げてみたいと思います。まずはショートに。
基礎情報
ご祭神: 布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)。物部氏が伝えた霊剣「布都御魂剣」に宿る神霊です。配祀として石上神宮七座の神々(内訳:造化三神や天神地祇)が祀られています。
所在地: 奈良県天理市布留町字古旗。
歴史と由緒: 日本書紀に天皇の兵器庫「石上神宮」として登場する古社で,物部氏の氏神でした。神武天皇東征に用いられた神剣を奉斎したのが起源とされ,宮中の八咫鏡・熱田の草薙剣と並ぶ三神器に準じる霊剣信仰の中心でした。崇神天皇の時代にはすでに朝廷の崇敬篤く,延喜式には名神大社として収録されています。
式内社?: はい(延喜式内名神大社,二十二社(中七社)に列する)。
特記事項: 社宝の七支刀(しちしとう,古代朝鮮からの献上刀)が著名で国宝に指定されています。境内では狛犬ではなく狛鶏(白い鶏)が神使として放し飼いにされており,物静かな神域の象徴となっています。また本殿は流造で国宝指定,拝殿も重要文化財です。

どんな神社?
石上神宮(いそのかみじんぐう)は二十二社に列する最古級の神社のひとつであり,元々は時の政権における武器庫であったとか。
武器を司るので,御祭神は武神であるフツノミタマ様。

地理的には天理市,天理教の総本山のすぐお隣くらいの場所にある不思議な立地です(当然こちらの方が数千年レベルで前からあって,天理教はめちゃくちゃ最近ですが)。

鶏が飼われているので,時間帯によってはとても賑やかな神社です。

ただ,国宝の拝殿の前に立つと静寂で穏やかな雰囲気に。武神とはいえ猛々しさや厳しさと言うよりは,清廉潔白,シンプル,真面目,という雰囲気を感じます。外ではなく内に向ける厳しさと言えるかも。
楼門を出て一段高くした場所にはいくつかの摂社・末社が設けられており,本殿を見下ろす感じなのが面白いですね。

どんな神様?
香取神宮で紹介したのでパス。
刀そのものを神格化したような神様なので,国宝の七支刀が奉納されていたりするそう。
私のメモ。
大神神社への参拝を主目的に,東京から夜行バスで奈良に向かい,1件目の神社として伺いました。(この日は石上神宮を皮切りに,大和神社,大神神社,春日大社,伏見稲荷大社をめぐって東京にもどるちょっとハードな参拝でした。大学生かな?)
バスが天理駅に着いたのが朝6時頃。もともと石上神宮への公共交通はほとんど無く,しかも早朝で「40分くらい歩くしかないか…」と思っていたのですが…
事前に色々調べてレンタサイクルがあることに気付き,アプリをダウンロード。この日は駅前にレンタサイクルがぎりぎり1台だけあったので,コレを使って無事に訪問できました!公共交通を使って石上神宮に伺う方は基本的にタクシー。次点がこのレンタサイクルになるのかなと思います。
今回の参拝は季節的に訪問時間がほぼ日の出のタイミングだったこともあり,他に誰もいない環境で,神様と向き合わせていただくことができたのがありがたかったです。

天理教の総本山のお隣なので,天理教のご本殿も少し見られて良かったです(多くの信者さんが朝のお勤めに集まっておられました)。The宗教都市という雰囲気。
─おしまい。─


















