【語学】英語の発音と綴りの関係性
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英語には借用語(他の言語から取り入れられた語)が多いという独自の特徴があります。そして、英語の発音と綴りの関係には一定の傾向がありますが、そのような借用語が多いという事情のために例外がめちゃくちゃ多いです。たとえば、question がクエスチョンで、station がステーションになるのはなぜかと聞かれても、僕はわかりません。また、cone はコーン、tone はトーンと読むのに、one はオーンではなくワンと読みます。
今回の記事では、綴りから発音を推測せずに、素直に辞書の発音記号に頼った方がよいという話をします。
発音と綴りの関係性はないと思った方がよい
冒頭で、英語の綴りと発音には一定の関係性はあると述べましたが、正直、関係性はない、と考えた方が学習者目線で見た場合よいと思います。というのも、未知の単語の発音を綴りだけで推測するというのは限界があり、平易ではない単語に触れる場合は特に、綴りから音を推測することが無理であるからです。
たとえば、下痢を意味する diarrhea /daɪ.əˈriː.ə/ という単語の音を、綴りだけで推測することはきわめて困難です。先ほどの、綴りと音に関係性はゼロであるという立場に基づき、素直に辞書に書いてある発音記号を確認すべきです。
また、日本人が綴りから発音を推測しようとする際に、無意識的にヘボン式に頼ってしまうことが多いです。たとえば、psychology(心理学)という単語を見た場合に、なんとなく、「プシチョロジー」と読みたくなりませんか。
ヘボン式に頼ることで、「なんかそれっぽい近い音」を発音することは可能ですが、たいていの場合、辞書に書いてある発音とは異なる発音でその単語を習得することになります。あとから修正するよけいな手間が発生することになるので、やはり、まず最初に辞書にあたることが最適です。
地味で面倒ですが辞書を使いましょう
英語の綴りと発音の関係性がぐちゃぐちゃなことについては、僕も理不尽だと思いますがこれは仕方のないことです。繰り返しですが、まず辞書にあたり、ひとつひとつ丁寧に発音記号をチェックすることが最もおすすめできます。
人はラクをしたいと考える生物ですから、これさえ覚えればオールオッケー、みたいな手法を探しがちです。ですが、単語の発音については、地味で時間のかかる、辞書に頼る手法からぶれないようにするべきです。
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▼この記事を書いた人▼
そっちゃそ
フリーランス英日翻訳者。本業で培った知識や経験をもとに、発音指導をはじめとした語学指導もやっています。noteは、僕の思想や考えをひろく公開するために使用しています。僕の思想や考え方については、考察と思想哲学のマガジンにまとめているのでこちらをぜひご覧ください。詳しいプロフィールはこちらから。

主な著作:「自分の意見を言うことは『役に立つ』」、「外国語を学習すると決めたときに読む本」、「英語発音学習の第一歩」。既刊一覧はこちらから。
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