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【世界一周】11か国ぼっち旅 episode2~香港:蝦雲吞とエッグタルト三昧

香港 ― 何度も来た街だから、
旅のスタートはここから

会社を辞めて、不思議と一ミリの
後悔もなかった。
辞めると決めてから5年も頑張った
んだから当たり前か。

あとにやってくる「空白」を事前に
埋めておこう。ならば思い切って、
その空白を埋めるよりも広げてしまおう。
そうして選んだひとり旅。
だって、夫の定年を待っていられないもの。

最初の目的地は香港。羽田からわずか
4時間のフライト。
何度来てもワクワクが止まらない。
2025年5月18日から23日までの滞在記です。

参考:会社を辞めようと思ったきっかけはこちら。

食事時はいつも残念

羽田第3ターミナルのJALさくらラウンジは初めて。

セブ島滞在もそうだが、
ひとり旅の食事はさびしい。
いや、ひとりは平気。
だけどいろいろ食べたくても
分け合う人がいないから、
メニューを絞らなければならない。
少しアルコールも飲みたいが、
得意じゃないから1杯を飲みきれない。
んんー、ラウンジであらためて実感して、
旅の楽しみの一部が埋められない
事実を知る。
(例のカレー、おいしくいただきました)

空港はいつ来てもワクワク

1時間遅れで出発したキャセイパシフィックが
香港国際空港に着くと、
湿気交じりの暑い空気が歓迎。

まずはオクトパスに350ドルをチャージ。
知らない間にアプリになっていて
物理カードはもう必要なし(便利)。

空港バスA21に揺られて九龍へ。
午後の光まぶしい窓越しに
看板の漢字と英語を眺めながら、
「ここから旅が始まる」と
高鳴る胸をかみしめる。

シャトルよりだいぶ時間はかかるが、
バス旅はのんびり車窓の眺めを楽しめるのが好き。

熱風と二階建てバスと異国の言葉

風水と歴史の街を歩く

慣れた街だけど、新しい魅力を探しに
ウォーキングツアーに参加した。
free tour」という、料金無料・
チップ支払い方式のツアー。

香港に限らず、主要な国・都市で
このサービスがあることを
旅の早い段階で知ることができて
本当に良かった。
ひとり旅でも時には誰かと一緒に
感動を分かち合いたいときもある。
そんな気分にぴったり。
(以降、各都市でこのフリーツアーに参加)

ガイドのサマーは快活で、
HSBC本社ビルの獅子像や
中国銀行ビルとの高さ争いを軽妙に語る。
歴史と風水と商魂がごちゃ混ぜになった
街に立つと、不思議な浮遊感を感じる。
獅子像に残る戦時下の日本軍による
銃弾跡には日本人として胸が痛んだ。
「私たちの先祖があなたたちにしたことを
申し訳なく思う」とガイドのサマーに
伝えるのがやっと。

地元出身でフレンドリーなガイド。
おいしいレストラン情報も入手できる。

立ち寄った文武廟では
「剣に触れると出世する」という
言い伝えに従い、日本に残した
夫の昇進を祈り念入りに
(必死に)こする。

旅先では不思議と愛する人の幸運を
願うもの。
これがのちに彼に強運を呼び込む。
この話はまたあとで。
本当に不思議なことが起こる。

お線香の備え方など、見よう見まねで
中国独特の風習に倣う。
こういうちょっとした違いが面白い。

みんな大好き鼎泰豊

香港に来たら必ず立ち寄る
Silvercordの鼎泰豊。
オーダーはもちろん小籠包。
12個をぺろり。皮の薄さと肉汁の
あふれ具合は、何度食べても小さな奇跡。
このほか昼も夜もワンタン麺をすすり、
香港のエビ雲呑に「帰ってきた味」を
見つける。(今回食べたお店のうち
おすすめは最後に記載)

ほかのメニューには目もくれず、
これが食べたくて、2皿オーダー。
隣のカップルが二度見してた。

スイーツも外せない。
ベイクハウスハッシュタグB
エッグタルト食べ比べし、
ぶらりと街角でパイナップルパンも購入。
どれも美味しいが、
一個でお腹がいっぱい。
あれもこれも食べたいのに、
カロリーも気になる。
大人のひとり旅は
(金銭的に)できることが増えるが、
(身体的に)できないことも多い。

bakehouseもhashtag bも
どちらもおいしかった!
ひとりで4個、多くない?

街の空気に触れ、夜景に浸る

旅程をゆったり組めば、
観光名所めぐりも
ローカル気分で街の空気に身を浸すのも
どちらも楽しめる。

今回はマカオにはいかず香港だけで5日間
だいぶ時間を確保したから、
九龍公園をぶらぶら
スターフェリーも初めて乗船。
ホテルのジムでも汗を流す。

旅先の非日常は不思議と自分の日常に
近づいてくる。
歳をとったせいか?
物欲は全くわいてこない。
昔は巨大モールのブランドはしごが
大好物だったのに。
今は身の丈に合ったものを少しだけ持ち、
だんだん身軽になっていくから不思議。

香港島から九龍まで。
あっという間の遊覧ながら、ゆらりと旅情をそそる。

夜はビクトリアハーバーで
シンフォニー・オブ・ライツ。
何度も来ているのに、ハーバーのデッキで
観るのはこれが初めて。

摩天楼が音楽に合わせて点滅し、
光と音のショーに世界中の人と
肩を並べる。
その瞬間だけ、私たちは同じ光を
見上げる仲間になった。
こんなにたくさん人がいるのに、
ひとりぼっち。ひとりぼっちなのに、
こんなにたくさんの人に囲まれて
さびしくない。

ひとり旅ならではの矛盾が心地よい。
このあと、旅が進むにつれ
更年期特有の感情の起伏が大きくなって
いくことを、この時の私はまだ知らない。

小さな香港土産

2011年の震災直後もひとりで香港を訪れた。
その時、私はペニンシュラブティックの
ティファニーで小さなダイヤの
ペンダントを買った。

私の故郷に近い海岸でも多くの人命が
奪われ、もしそれが私だったらと
考えると身内にすぐに見つけて
もらえるよう目印になるものを
身に着けたいと思った。

当時は超円高、7000香港ドルで買った
ペンダントも今じゃお値段は3倍以上、
貴金属はファッションのみならず
資産にもなることを2025年に知る。

香港土産の定番、Jenny Bakeryの
クッキーは超有名。
いつもなら必ず買って帰るが、今回は
この後2か月も続く旅の序盤で
スーツケースを埋めるわけにはいかない。

その代わりShiu Shing Hong
ローズオイルの小瓶を買った。

今、私の部屋はこのバラの香りで包まれ、
ふと蒸し暑い香港の空気がよみがえる。
そんな小さなお土産が
旅の思い出を豊かにしてくれる。
(これが本当にいい香り)

Shiu Shing Hong 小さな店内にずらりとオイルが並ぶ

香港の楽しみは空港にもあり

GWが終わったばかりの5月下旬と
いうこともあり、街中で日本人に
会うことは少なかった。
雨傘運動以降の影響か?

空港には早めに移動。
香港のいいところは空港アクセスが
抜群なこと。
九龍駅にチェックインカウンターがあり
荷物を預けたら身軽に空港に向かうだけ。
午後便なら朝チェックインすると
手ぶらで最終日観光も可能。

私は午前便のためそのまま空港へ。
キャセイパシフィックのラウンジは
担々麺がおいしいとの前評判を聞き、
早速注文。噂にたがわぬおいしさ。

そのあとカフェに席を移し、
小さ目のビーフバーガーとカプチーノ。
これもおいしい!
のんびり楽しんだ後は、いよいよ
初めましてのシンガポールへつづく。

担々麺。小ぶりなのでいろいろ食べられるのがいいところ
プチバーガーとカプチーノ
このカプチーノがおいしかったー
エッグタルトも外せない。
次の訪問地はどこでしょう?読めるかな?
快適な空の旅

旅のTips

  • オクトパスカードはアプリが便利(物理カードは紛失が心配)

  • 空港から市内へはエキスプレストレインが便利だが、バスなら少し時間がかかる分ホテルの近くまで行くこともあり、タクシー代の節約にもなる。

  • ハーバーシティ向いのHaiphong Road Temporary Market Cooked Food Hawker Bazaarにある忠記粉面のエビ雲呑はリーズナブルで美味。ローカルに混じって異国情緒を味わえる。平日昼時は混み合う。おばちゃんが親切。

  • ガイドおすすめの本場香港ミルクティはRED TEAへ。混んではいるが回転が速いのと食事の提供時間が早いので、サクッと食べたいときに。

  • ホテルはThe Salisbury - YMCA of Hong Kong。リーズナブルで立地最高。ホテルジムあり。ウォーターサーバーあり。いつもはカオルーンシャングリラがお気に入り。少し奮発できるなら、香港島のfour seasonsやシャングリラ・アイランドもおすすめ。

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