「老害おじさんの図鑑〜歯医者編〜」を作ったら、“歯科界の闇”が可視化されすぎた件
大学教授編、医者編
https://note.com/tsubo828/n/n336faa64b953
に続き、ついに作ってしまった。
「老害おじさんの図鑑 〜歯医者編〜」

すると予想以上に、
「いるいる」
「これ前の院長だ」
「学会で見た」
という反応が大量発生した。
歯科業界は、
職人気質
自費と保険
開業競争
技工・衛生士との関係
高額設備投資
“先生商売”
などが混ざり、独特の文化圏を形成している。
しかも医科以上に、
「院長の性格=医院文化」
になりやすい。
今回は、その“歯科界あるある”を少し真面目に解説したい。
① 昔ながらの職人気質おじさん
「手は抜くな」
「時間をかけろ」
技術に異常なこだわりを持つタイプ。
このタイプは実際、腕が良いことも多い。
ただし、
予約が毎回押す
スタッフが疲弊
デジタル化拒否
なども同時発生しがち。
歯科は今でも“手技産業”の側面が強いため、
職人文化が非常に色濃い。
② 「痛くない治療」信者おじさん
「痛くないのがプロ」
もちろん間違いではない。
しかし、
表面麻酔
電動麻酔
極細針
説明の長時間化
などに異常執着し、
治療時間がどんどん伸びることもある。
最近の歯科は、
“医療”と“サービス業”
の境界がかなり曖昧になっている。
③ CT・機材自慢おじさん
「うちのCTは最新だよ」
歯科は設備投資産業でもある。
CT
マイクロスコープ
口腔内スキャナ
CAD/CAM
セレック
など、機械の進化が速い。
その結果、
“機材愛”が強すぎる院長も生まれる。
なお、ローン残高もすごい。
④ 自費ゴリ押しおじさん
「せっかくだから良いものを」
気づくと全部自費提案。
もちろん自由診療自体は悪ではない。
問題は、
患者理解
費用対効果
本当に必要か
の説明が雑になることである。
歯科は医科以上に、
“市場原理”
が強く働く世界でもある。
⑤ 衛生士さん依存おじさん
「うちのDHが優秀だから!」
これは本当にある。
現代歯科医院は、
衛生士が回っていないと成立しない。
予防歯科化が進んだ結果、
メンテ
SC
TBI
リコール
などの重要性が急上昇した。
つまり今の歯科は、
“院長一人の腕”
では回らない。
⑥ ネット・SNS批判おじさん
「Googleレビューなんて信用するな!」
と言いながら毎日レビュー確認している。
歯科は自由競争が激しいため、
口コミの影響力が極めて大きい。
結果、
MEO
Instagram
TikTok
ホワイトニング動画
など、“美容業界化”も進行している。
⑦ インプラント推しおじさん
「第二の永久歯です」
歯科界の花形。
ただし、
症例選択
メンテ
全身状態
骨条件
など、本来かなり慎重さが必要。
一方で、
“高単価治療”
として経営的魅力も大きい。
歯科医療は、
医療とビジネスの距離が非常に近い世界でもある。
⑧ 勉強会マニアおじさん
毎週どこかのセミナー。
咬合
ペリオ
矯正
インプラント
経営塾
などを永遠に学び続ける。
これは歯科界のすごいところでもある。
歯科医師はかなり自己研鑽文化が強い。
ただし時々、
「実臨床よりセミナー参加が趣味」
みたいになる。
⑨ 若手批判おじさん
「最近の若い歯医者は…」
どの業界にもいる。
しかし歯科界は、
開業難化
人口減少
保険点数問題
都市部過密
など、構造環境そのものが昔と違う。
昔と同じ成功モデルは、
既に成立しなくなっている可能性も高い。
⑩ そして、全部ちょっと入っている
結局これである。
歯科医師は、
職人
経営者
接客業
医療者
技術者
を全部同時にやらなければならない。
その結果、
独特のクセが育ちやすい。
でも、図鑑を眺めていると分かる。
みんな何だかんだ、
「患者さんの歯を守りたい」
という気持ちは本物だったりする。
そこがまた、
歯科界の面白いところなのかもしれない。
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