北海道とかちで「銀箔色の山女」を釣って、おにぎりと一緒に食べたい②(後編)
【1508むすび】鹿追やまべ園(鹿追町)おかか
《連続2327日目!》
北海道十勝の鹿追町にある「鹿追やまべ園」で、ついに念願の「銀箔色のヤマメ」を釣り上げた。
あの瞬間のドキドキ、手元に伝わる重み、そしてキラキラと光った魚体。
思い返しても胸が高鳴る。
十勝の自然の中で竿を握り、目の前の水面に集中した時間。
旅の中でも特別なひとときだった。
さて!
旅のワクワクはここからが本番だ。
釣り上げたヤマメを食べたい。
しかも握り立てのおにぎりと一緒に食べたい。
「十勝の自然×釣りたての魚 × 握りたてのおにぎり」三重奏がいま始まるのだ。

🍁ずっしり「銀箔ヤマメ」
ヤマメはかなりチカラが強く、糸の先でビチビチ暴れている。
急いでバケツに水を入れて、生きたままお店に持ち帰る。
お店の方によると250gくらいらしい。よく釣れるヤマメが180gぐらいなので、大きめらしい。
一般的に知られるヤマメの美しさとは違うけれど、銀箔を貼ったようにキラキラと光る体表も美しい。
お店の方に預けると、「フライやから揚げもできるけれど、やっぱり塩焼きが美味しいですよ」とのこと。
やっぱりこれでしょう。
十勝の風に吹かれながら釣ったヤマメを、そのまま塩焼きでいただくことにしよう。

🍁窓側の畳に腰掛けて、十勝の空を眺める
釣り場に併設されたレストランは、ログハウス風で天井が高い。
思わず深呼吸してしまうような、木の香りがふんわりと漂っている。
その奥には和室があって、畳敷きのテーブルがいくつもあった。ここなら、ゆったりくつろげそうだ。
窓際に腰をかけると、外はこれまた十勝らしい雄大な景色。
空を見ると、雲がかかっては流れていく。
さて、ここからランチタイムの始まりだ。
メニュー表を吟味することにしよう。

🍁メニューの中にある「おにぎり」の文字を見逃すな
釣ったヤマメが塩焼きにされている最中。
その間にメニュー表を見て、他のメニューを注文ることにした。
メニューの中には、ヤマメ、オショロコマを使ったフライ、から揚げ、それに塩焼きがあった。それを定食にできるようだった。
さらには名物のしかりべつサーモン(ニジマス)のお刺身もある。これは食べてみたいよなあ。
このお刺身定食を頼もうかな。
さらにメニューを見ていく。
すると、あったのだ。
おにぎり。
定食や一品料理の間に、おにぎりの文字。
お店の方に確認すると、注文した後におにぎりを握ってくれるらしい。
内心でガッツポーズした。
釣ったヤマメの塩焼きに、しかりべつサーモンの刺し身。そこに握りたておにぎり。
これで完璧じゃないか。
この組み合わせで注文しよう。

🍁贅沢なランチがやってきた
料理が運ばれてきた。
まず、銀箔のヤマメの塩焼き。
皮面がきれいに焼けて、パリッとした光沢。
近づくと、香ばしい香りがふわっと立ち上がる。
そして横には、しかりべつサーモン(ニジマス)の刺し身。
見た目からして、美味しいが確定している。
サーモンの「オレンジ色の品格」とでも呼びたくなるような美しさ。これが綺麗に皿の中に盛り付けられている。
そこに熱々の握りたてのおかかおにぎり。
ほかほかの湯気が出来立ての証明でしょう。
自分で釣り上げたヤマメを中心とした贅沢ランチ。これは十勝でしか体験できないんじゃないかなあ。

🍁皮がパリッと美味しい。銀箔ヤマメ
まずは、主役のヤマメから「いただきます」
箸を入れると、皮が「パリッ」と弾ける。
身は白くて、ほろほろと崩れるほど柔らかい。
驚くほど新鮮。川魚の香りはほんのりしているが、決して強すぎない。
むしろ、旨みの輪郭がしっかりとしている印象だ。焼き具合も絶妙で、塩が身の旨さを引き立てる。
ああ、これは釣った人だけが味わえる贅沢だ。
十勝の水と空気って、本当にすごいんだな、としみじみ思う。

🍁しかりべつサーモンの刺し身を堪能する。
これもまた絶品だった。
宝石のように煌めくオレンジ色の身。
これを醤油にちょこんとつけて、口へ運ぶ。
うん。美味しい!
口に入れた瞬間にすっと溶けていって、甘みがふわっと残る。脂がちゃんとのっている。でも、しつこさがまったくない。
新鮮だからだろう。刺し身の一切れ一切れがしっかりとしていて、密度がある。
旨みの詰まったオレンジ色のしかりべつサーモンは、ほろほろの焼きヤマメの白身とのコントラスト。ナイスな選択をした自分を褒めてあげたい。

🍁握りたての「おかかおにぎり」を頬ばる
厚めの海苔がしっかりと巻かれたおにぎり。
さっそく、いっただきまーす。
がぶっ。
一口かじると、ふわっとした食感と、おかかの香ばしさが広がった。
お米はちゃんと粒が立っていて、それをふんわりと握ってくれている。
ここに、ヤマメの塩焼きを少しのせてみる。
魚の旨みと、米の甘みが結びつく瞬間。
これぞ「旅の味」だと思う。
さらに、サーモンの刺し身を少し合わせて食べると、これまた最高。
このシチュエーションもこの美味しさも含めて、記憶に残るスペシャルなランチとなった。

🍁十勝の風と、ゆっくり流れる時間
窓の外には、ゆったりとした山の稜線。
店内は静かで、でも自然の音がどこかに混じっている。ゆっくりと時間が流れていく。
ここにいると「心の速度」が整えられている感じがする。
その土地でしかできない体験をして、その土地のおいしいものを食べる。ただそれだけなのに、旅の醍醐味がぎゅっと詰まっている気がした。
十勝の自然と、釣りのワクワク、そしておにぎり。
全部を抱きしめたくなるような思い出となった。
北海道十勝で「銀箔色の山女」を釣って、おにぎりと一緒に食べる。
ご馳走たまでした!

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