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【つながる旅行記#364】境港駅で鳥取の漫画文化と理髪店ドールハウスを味わう【谷口ジロー】

前回は大山(だいせん)を無事に下山し、また一つ見上げたときに嬉しくなる山が増えた。

そんな自分は今、また鳥取県の境港へ来ている。

工事中

ふむ……?

ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげるの出身地として有名な境港だが、なにやら工事が進んでいるようだ。

オブジェの配置場所の表示だろうか…?
水木しげるロード未来予想図

どうやらこれは、境港駅から伸びている『水木しげるロード』のリニューアル工事らしい。

静かな街かと思いきや、休日ともなると相当な数の観光客が押し寄せる境港。

その観光体験を高めるために、まずは道を大規模改善しようというわけか。

歩道が広くなって良いねぇ…!
目玉街灯、怖すぎるねぇ…!!
平成30年7月、リニューアルオープン!!

こりゃあ平成30年のリニューアルオープンが楽しみですね!!


※(もちろん2025年現在はリニューアル済みです)

イメージ通りに仕上がったのか比較できるぞ!

そんなこんなで、独創的な外観の境港駅に到着である。

実はここが色々とコンテンツに満ちた場所だという情報を得たのだ。

ではさっそく中へ……!

まんが王国とっとり

目に入ってきたのは、『まんが王国とっとり』の文字。

そう、実は鳥取県は水木しげるだけでなく、『名探偵コナン』の青山剛昌、そしてあの『孤独のグルメ』作画担当の谷口ジローの出身県でもあるのだ。

三人とも世界的なコンテンツ力を持っている偉人である。

そんな偉人ゾーンがまさかの無料とは……!

助かる!!

隠岐の島に行くフェリー
隠岐ハイブリッドプロジェクト
ネギマン
ベタ踏み坂
舞う原稿たち

会場内はいくつかのエリアに分かれており、それぞれの漫画家のゾーンが形成されつつ、『下駄を高く積もうコーナー』なんかがあって子どもも楽しめる雰囲気。

そしてこの有名漫画家3名なのだが、実は絶妙に出身地が被っていない

水木しげるは鳥取県の西の果てにある境港
青山剛昌は鳥取県の真ん中の北栄
谷口ジローは鳥取県の東側にある鳥取市なのだ。

見事に分かれている

つまりはこの三者の出身地を聖地巡礼するとなると、鳥取を横断する必要があるのだ……!

でもなんだかそう聞くと逆に行きたくなってきたな。(電車もつながってるし)

そんなことを考えていると、とある小さな展示に視線が吸い込まれた。

理髪店

す、すごい……!!


なんだこの凄まじい細かさは……!?

ミニチュア好きの琴線に触れまくりである。

こちらは谷口ジローの「父の暦」という漫画に登場する理髪店を、ミニチュアドールハウス制作者の小島隆雄が再現したものだそうだ。

ドールハウスと聞くと自分はシルバニアファミリー的なものが浮かぶわけだが、小島隆雄が作り上げるドールハウスは『男の隠れ家』や『ガレージ』など、なんとも渋い題材があったりして非常にワクワクする。

ジオラマ・ミニチュア好きとしては、この理髪店は凄く良いぞ……!!


ちなみにこのドールハウスの元になった『父の暦』という作品は、谷口ジローの出身地である鳥取市が舞台となっている。

大学進学で地元を離れ、仕事などを理由にしてろくに郷里に帰らないまま、父と死別することになった主人公。

通夜の席で父の関係者から話を聞くうちに、自分の知らなかった父の実像を知る。

だが、もう父と会話することはできない……。

思えば自分も、地元にいるのが嫌で都会に飛び出した人間である。

そして色々と言い訳を生み出して地元にはあまり帰ることはせず、年に数度帰れば良いほうだ。

果たして自分は父や家族のことをどれだけ知っているのか。

そして帰る場所があることの有り難さを、本当に理解できているのだろうか……?

わが谷は緑なりき

なんだかしんみりすると同時に、今後の身の振り方を考えなきゃなと思えてきた。

たまには実家に帰らないとな……。

そしてやっぱり谷口ジローはすげぇや……!

思いもよらぬ学びを得つつ、おかげで鳥取各地への観光意欲が湧いてきた。

いつか行こう。 北栄鳥取市


そして自分は………お隣の島根県へと向かうのだった。


次回へ続く……!


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