見出し画像

トラック後退で気をつけること【目印を見つける】

こんにちは、ねこターボです

最近ねこの話や漁師時代の話にかかりきりで
安全の発信ができていなかったので
久しぶりに書きます。

今回は
私が現役ドライバーだった頃に
事故を起こしにくい方法だと思って実践していた
ことの後退編です

もちろんここでも
基本的な意識の持ち方と考え方を
忘れない事が前提です

復習のために書きます

まずプロドライバーなら
【目的は安全輸送ただひとつ】
目的が【急ぐ】や【早く】になると
待っているものは【事故】しかないという事

【人のコントローラーは手に入らない】
自分の普通は他者の普通ではない
自分の安全を他者に委ねてはいけない

コントロールできない以上
何をするかわからないし
ルールを守らないかも知れない
【目的】に沿った判断と行動を選択する事

まだありますがこれを忘れないように
運転する前提です

後退する時に留意する事

まず後退する場所の状況
具体的には特に障害物の位置を
物理的に把握します

右バック、左バックいずれも
頭振って後退する時に
【1番最初に近づく障害物はどれか】
の情報を取ります

真っ直ぐ退がれるならそのまま退がれば
いいですが前方に限界があるところがほとんどで

しかも真っ直ぐバックは視界が自分のトラックで
遮られるので別の危険が高まりますね

右バックなら頭振ってハンドルを切りながら
退がるとしたら左の空き具合が適切なら

右後方にある倉庫の壁やガードポールが
【1番先に当たる障害物】になる

ガードポールが倉庫の壁より
少し前に迫り出して設置されていると把握して
退がり続けて見えてこないなら
倉庫の壁の少し前にあるのですから

その壁が情報ですね
壁が近づいて来ているのに
右側のガードポールが見えない
「そろそろやばい」とわかり
【切り返す】決断を早めにする

左バックなら左ミラーに映った壁や
ガードポールですね

情報はミラーに映った左壁か
右の壁の延長線から割り出せます

このように
指導を開始すると
行動前に物理的に状況を把握する人が
非常に少ないことに驚きます

行動してからどこ?どこ?とやるから
事故になるんです

後退する前にはハザードを出して
周りに意思表示します

何の意思表示?
今からヤードにバックすることを?

違います。

周りに
今からイレギュラーな動きをするかも知れない
【あなた】の想定外の動きになるかも知れないから
気をつけてね
です


なぜなら自分が入るべきヤードに
後退で入る事は【君しか知らない】から

周りにいる他のトラック、リフト、エレカや
歩行者、作業員などは
【君のしたい事】は知らないし
想像できるけど、しない
「行動する奴が気をつけろ」と思って
注意がおろそかになっている

だから自分がイレギュラーな動きするから
気をつけてねと知らせる必要があるんだよと
言い聞かせます

ハザードを出すことは
公道ではやらない方がいいと言う人がいますが
法令だろうがモラルだろうが
事故を防ぐなら有効な事はやったほうがいい

自動車学校じゃない
みんな車校で教えられたように
お行儀よく走っているなら
それもいいでしょう

だけどほとんどの人がそうは走らない以上
実質的に安全に走行する対応が求められるんです

私たちの役目は免許を取ってプロになった
またはなる人を安全に走行させる
安全輸送を実現させる事が仕事なんだから

こんな話をしだすと熱くなって
脱線しますので(笑)
この辺で手順に戻ります

ヤードに差し掛かる手前からハザードを出したら
後退先、自分が入るヤードの正面で一旦停止し
後退先が安全かを確認する

場所を見るだけなら素通りで十分だと
言う人もいますが
「見るだけ」ならね

その行動には目的がありますよね
一旦停止するってことは
「止まらないと気づかない危険を見つける」ため
です

その「気づかない危険とは?」
小さな貨物とか壁から迫り出した柱とか
倉庫の入り口なら開ききっていないシャッター

微妙にヤードにかかって留めてあるリフトなど
【人】がやる事に絶対はありませんよね

まず目的を伝え
具体的に何があるかを伝えると
理解してくれやすいですね

ここでもうひとつ
現役ドライバーだった頃に実践していたこと

危険がないか確認すると同時に
どこまで確実に安全に後退できるかの
目印を見つけることです

地面、アスファルトには必ず目印があります
それは
そもそもあるヤードのラインとか

消し忘れた、消えていないラインや
アスファルトの傷やくぼみ

木切れや木の葉はダメですよ
位置が変わらないもので見つけます
自分が退がる時に見える右側で

地面以外にも隣のトラックの位置や
並んでいる貨物の延長線など

いろいろたくさん目印や定規はあります

そこまでは何にも当たらないとわかれば
確信を持って怖いと思うことなく
行動できませんか?

それは【チョークを持ったオッさん】が
線を引いてくれてここまでは安全に退がれるよと
教えてくれているようなものですね

目印を見つけても
そこまでは退がらないと決めることも大事
少し手前でストップすること

「ここまで行ける!」と思う人はいずれ事故る
少し手前で「ここまでにしとこう」と
思うこと、そしてそれを必ず守ること
そういう人は事故りにくい

私はこの考え方を自分ルールにして
実行していました
そのルールが何回も私を事故から救ってくれた

ある時に「あーもう少し退がれるかな?」と
思いましたけど【自分ルール】なのでストップ

降りて後方を確認すると
あと数センチで壁に沿って付いている樋に
ぶつかるところでした

見間違いとか勘違いがあるので
少し手前で
「ここまでにしとこう」が大事なんです

この教習をする時必ず聞くこと
質問する事があります

「絶対事故らない方法は?」
こう聞くと

えー???
「よく見るですか?」?んー?
となります「絶対」だよ?と言うとまた

???たまに冗談ですが的な感じで
正解を言う人がいますが
ほとんど答えられない人ばかりです

それはね
「乗らないこと」だよ
なぁーんだ、そりゃそうですけどね
のリアクション

でも君達はプロドライバーになるんだから
乗らないことは現実的じゃないね

じゃあその次に安全な方法は?
この質問にもほとんど答えられない

「乗っても動かないこと」だよ
と言うと
トンチじゃないんですからのリアクション

だから、あと少し行けると思っても
やめることが大事なんだよ

動かなければ今の状態は
【事故ってないことは確定している】
じゃあそのままやろうとしていた行動をやめれば
事故ってない確定だから

そう言うと「あー」と納得します

行動をやめることは非常に勇気がいります
「ええーい行っちゃえ」とやることはそうでもない
勇気がなくてもやれる
ついとか思わずとかたいして考えずにやるんです

これを説明してから
【ここまで行ける】と思って行動しない
【ここまでにしとこう】と思うこと
そして自分でルール化して
守り通すことと教えます。

何ごともほどほどがいい
場合によりますけど
一流の人は【セルフコントロール】に
非常に長けているとの印象です

全てのトラックドライバーが
安全に業務を終え無事に帰宅できることを
心から願って止みません

ご安全に。

長々とお付き合い下さり感謝いたします
ありがとうございました。

ねこターボ🐈






いいなと思ったら応援しよう!

ねこターボ よろしければ応援お願いします! いただいたチップは本などの知識向上に使い より高い教育ができるために活かしていきます。

この記事が参加している募集