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離島の暮らし【ひょうおばば】

これは凄く幼いころの話

幼い頃、2〜3歳の頃の記憶がポツポツ残っている

楽しかったからか愛されていたからか
わからないけど
…………………

家で泣いていた
オフクロがオロナインを塗ってくれている

帯状疱疹ができていた
左の脇腹に子供の腹を3分のいちほど廻るくらい

ブツブツが赤く腫れ上がり痛くて
泣いている

帯状というくらいで幅3センチほどの
綺麗な帯状になっていた

不思議なものでオフクロの手が触れると
痛みが和らぐ

歯が痛くて泣いていても
困った顔で私を膝の上に載せて
頭や背中をさすってくれるだけで
痛みが和らぎそのうちに寝てしまう

人の手からは赤外線みたいなものが出ていて
さするだけで痛みが和らぐのは
科学的にあるらしいと
何かで知った
「あーだからか」と納得した覚えがある

とはいえ
帯状疱疹ではどうにもならない

たぶん帯状疱疹という名前もわかっていなかった
何やら気味の悪い禍々しいデキモノ
そういう認識だったのだろう

オロナインを塗ってもらってもしばらくすると
また痛くて泣いていた

夜になってオフクロが
「ひょうおばばのとこに行くよ」と
言ってる

「ひょうおばばにおごじもらわにゃ」

訳すると
「ひょうおばばに拝んでもらわにゃ」

おんぶされたのか自分で歩いたのか覚えが無いが
歩いて大人の足で7〜8分
海沿いから山手の方に入り
中町から少し上がったところに
(ひょうおばばの家はある)

ひょうおばばってのは
ひょうおじの奥さんだから
(字はたぶん彪、たぶんだが)

ひょうおじもなんか法力使いみたいな位置付けで
民家に人を集めて
経典みたいな本を
ブァサッ!ブァサッ!やってお経みたいなことを
唱えていた

それが何のまじないかお祈りかは
わからなかったが

そんな人の奥さんで私の同級生の祖母にあたる

さて、ひょうおばばの家に到着した


オフクロがひょうおばばに説明している

この子の腹にこんなものができたので
「おごじくんない」➡︎拝んで下さい

オフクロに服を捲られてしばらくまっていると

ひょうおばばが裁ち鋏を持って現れた

私に近づく

「なに?😰何?😱何すんの?」

オフクロが
「ジッとしてな!」という

私の左脇腹に裁ち鋏を近づけてきた

「いや〜!いやいやぁ😱」

暴れそうになった
暴れる前にオフクロに

「ほんなこて切らんて
切る真似するだけせん」

ここは通訳さんはいらないだろうか?

怯えながら信用できないまま
叱られるので泣きそうになりながら
ジッとしていると

ひょうおばばが帯状疱疹に裁ち鋏を近づけて
何やら念仏を唱えて

「ブツブツ…」チョキチョキ
「ブツブツ」チョキチョキ
何回か繰り返している

幼い子供だったけど私は
「いやいやwそんな事じゃ治らないからぁ」と
「全く何をするかと思えばおまじないって😨」
と思っていた

可愛く無いガキだった?
今もかwガキじゃないけど

体の大きさを思い出すと
たぶん3歳くらいだろう

まじないって…


その後の記憶が全く無いが
医者に行った覚えがないから

ひょうおばばのまじないで
治ったんだろう

恐るべしひょうおばば

恐るべしまじない

もちろん奥さんにも島シリーズで話した
「ほぉんとにぃ??うそん!」

「おまじないじゃ治んないって」と言っていた
正常な人の反応だろう

私の島のアンビリーバボーな話にも慣れてきて
なかなか驚かなくなったが

「本当は何歳?」
年齢詐称の疑いは晴れないw


長い文章にお付き合いいただき
ありがとうございました。

ねこターボ🐈

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