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甘いものをやめたが、たまに間食はしている。

「お腹はいっぱい。でも私、今日はお米じゃ満たされない。」
なんでもいい。私に手軽な刺激を頂戴。
そんな日は、辛味である。

痛いほど、生きていると感じる

痛み=危険で逃げなくてはいけない。
本能的にはそうだろう。
でも時たまスプラッタ映画を見たくなるように、辛いのにあともう1回の腹筋を追加したくなるように、人は自分をいじめたくなるものである。
(マッチョがいじめるのは筋肉だけ、という言葉が好きだ)

△最後の方には、辛みなのか、痛みなのかわからなくなってくる。
まるで日常に潜むマジック。

期待を裏切られるのもまたオツである

アースカラーで、身体のラインが出ないゆるっとしたファッション。
つま先が丸っこくてムーミンみたいな靴をはいている子。
一見無害そうに見えるが、脱いだら背中に龍が泳いでいるかもしれない。

こいつはそんな嗜好品である。
お菓子・おつまみなんてヤワなジャンルに入れるのは失礼に当たる。

あぁ、床にはこどもの落としたカピカピ米粒が落ちていて、今履いているのはヒザの出たスウェットだとしても。
坐っているのがカリモクチェアじゃなく、くたびれたニトリのソファだったとしても。

そっと一粒口に含めば、ふくよかな香り、なんという艶やかさ。
激安スーパーで買った気の抜けた炭酸水もおしゃれなペリエに変わる。任天堂スイッチに夢中なこども達を横目に、なにかいけないことをしている気持ちになってくる。

大人の嗜みってさ

お酒やタバコじゃなく、トリュフナッツだと思う。
こっそり頂きたいし、今日は自分を甘やかそうという日にこそ手にする一品。

満足感もあって、それでいて体にもいいなんて、どれだけ私を沼らせる気なんだろう。
「送料無料にするためだから…!」と自分に言い訳しつつ、またカートに入れてしまう。
シフトを変わってくれた人や、ちょっとお世話になった人に渡すのにオススメである。負担もないし、ポッキーの箱の裏にメッセージを書いて渡すよりは、いいものを渡している感が出るから。

自分では買わないけどちょっぴり贅沢で美味しい食べ物をくれた人のことは、心の中にリストアップして、すれ違う時に1センチ口角を上げている。
いつも糖分と塩分をありがとう。

△坂本慎太郎
音だけ聞いた時と、MV見た後で、ギャップに頭が混乱する。それがいい。


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青 石(せい せき)/ 文筆家・校正者・イラストレーター この記事を気に入ってくれたら、よければチップお願いします。一口100円から、何度でもOKです。いただいたお金は記事作成に使わせていただきます。