【初回無料】計量史料学入門 第1回 LEN関数を使ってみよう!―計量史料学、最初の一歩―
計量史料学とは
歴史を研究するためには、史料を読むことが必要です。
これまで、史料は一文字一文字、辞書を引きながら読まれてきました。
ここにテキストマイニングなどの計量的な方法を導入しようとするのが、計量史料学(Quantitative Historical Source Studies)です。
史料を計量する?
史料を計量するためには、どうしたらいいでしょうか。
いちばん簡単な答えは、文字数を数えることです。
短い史料ならば、1文字ずつ数えていくこともできますが、長い史料になると大変です。
そこで便利なのが、LEN関数です。
知られざるLEN関数
史料を読んだり集めたりした経験がある人の中には、Excelに史料を入力したことのある人も多いのではないでしょうか。
そこにひとつの関数を入力するだけで、一瞬で文字数を表示してくれます。
例えば、A列にたくさんの史料が入力してあるとします。
=LEN(A1)
このように、B1のセルに入力すれば、A1の史料の文字数が入力されます。
また、句読点や中黒を除いた文字数は、次のようにSUBSTITUTE関数を組み合わせると数えることができます。
=LEN(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,"。",""),"、",""),"・",""))
あとは、B列に関数をオートフィルすれば、それぞれの史料の文字数が、次々に入力されていきます。
「お前、そんな並び方するんだな……」
次に、B列を選択して、数字の小さい順に並び替えてみましょう。
見慣れた史料たちが、一瞬で姿を変えます。
あなたの心臓が、びくんと跳ねます。
「お前、そんな並び方するんだな……」
そう呟いたとき、あなたは史料への思いが、以前よりふくらんでいることに気づくでしょう。
「お前、そんな形してるんだな……」
今度は、棒グラフにしてみましょう。
どうでしょう。文字数は直線的に増えていますか? 曲線的に増えていますか? それとも、明確な段差が見えるでしょうか?
あなたは、姿を変えた史料たちを眺めて、ため息をつきます。
「お前、そんな形してるんだな……」
普通に史料を読んでいるだけでは見えてこない史料の別の姿が、計量史料学では見えてくるのです。
史料に恋する計量史料学
史料を読むことと、恋をすることは、とてもよく似ています。
これまでに見たことのない史料の意外な姿を見ると、胸が高鳴ります。
もっと史料のことが好きになることでしょう。
あなたはもう、計量史料学の入り口にいます。
さあ、新しい恋、はじめてみませんか?
次回予告!ときめき!計量史料学園!
次回、計量史料学入門 第2回
「KH Coderか、Pythonか、Rか ―予算・挫折の不安・自由度―」
冒頭を特別公開します。
わたし、計量史料学子!
計量史料が名字で、学子が名前。みんなからは、ガッコちゃんって呼ばれてるんだ!
ここは、計量史料学が学べる計量史料学園。
ある日、わたしの前に、3人の素敵な男の子が現れたの!
KH Coderくん、Pythonくん、Rくんは、誰がわたしに計量史料学を教えるかでケンカを始めちゃって……
わたしの学園生活、どうなっちゃうの!?
お楽しみに。
次回から100円で読めます。
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計量史料学入門【スターターパック】
テキストマイニングなどの手法を用いて史料を分析する計量史料学が学べます。第1回と第2回のセットです。
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