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【日商簿記1級体験記】試験前日〜当日まで

はじめまして、ログです。
今回は、私が日商簿記1級の試験前日から当日までのリアルな体験談をお届けします。

試験を目前に控えた受験生の方は、今まさに独特な緊張感の中にいると思います。

「合格するような人は、前日も当日も完璧に過ごしていたんだろうな……」
そう思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。私の場合、前日はトラブル続きでほとんど眠れず、当日の手応えも絶望的でした。

この記事を読んで、
「あ、合格者もこんなに泥臭く、ボロボロになりながら戦っていたんだな」
と少しでも心を軽くしていただけたら嬉しいです。

目次

【前日】空回りの連続

試験前日、私はこれまでのまとめノートを復習し、気になった論点は実際に問題を解き直したりして過ごしていました。

ただ、ここから少しずつ歯車が狂い始めます。

昨晩あまり眠れなかったため、14時ごろから猛烈な睡魔に襲われました。しかし、ここで寝てしまうと今晩眠れなくなってしまうため、どんなに眠たくてもグッと我慢しました。

「それならいっそ、カフェにでも行って勉強しようか」とも思いましたが、カフェインで夜眠れなくなる可能性もあるため、外出もしませんでした。

しかし、これが完全に裏目に出ました。

外出しなかったことで体が全く疲れず、元気なまま夜を迎えてしまいました。もともと、不眠気味だったということもあり、布団に入っても一向に眠れる気配がありません。

眠れなくてゴロゴロしていると、あろうことかスマホを床に落として画面をバキバキに割ってしまいました。

試験前夜にスマホ大破です(泣)

気が動転してさらに眠れなくなり、気分転換に(いつもは朝に入る)シャワーを寝る前に入ってみるも効果なし。

最後に時計を見たのは午前4時過ぎで、そこからようやく就寝しました。

これから受験する方への教訓

前日に体力を温存しすぎるのは危険です!
新しい勉強はしなくていいので、あえて少し散歩をするなどして、
「物理的に体を疲れよく眠れる状態にさせておくこと」をおすすめします。

【当日の朝】初めて見る「色付き」の問題用紙

当日の朝、目覚めは決して悪くなかったものの、そもそも睡眠時間が2時間。まぶたがひたすらに重い状態でした。

しかし、試験会場に近づくにつれてアドレナリンが分泌され、不思議と眠気は感じなくなりました。これと同時に、これで不合格になっても、寝不足のせいにはできないなと腹が据わったのを覚えています。

教室に入ると、思ったよりも大人の受験生が多くて驚きました。ふと周りを見ると、いつも自分がiPadの画面越しに見ている「CPAラーニング」の教材を、本(紙のテキスト)の状態で使っている人がいて、「実物はそんなに分厚いんだ!」と驚きました。

やがて問題用紙が配られたのですが、まず初めに用紙に色がついていたことがとても印象的でした。これまではインターネット上のPDFを白黒で印刷して解くだけだったため、勝手にモノクロだと勘違いしていたからです。

気休めに商業簿記・会計学のまとめノートをチラチラと眺めながら、試験開始のチャイムを静かに待ちました。

【会計学】第170回の衝撃と、試験会場での「割り切り」

試験開始の合図とともに、まずは会計学から手をつけました。

私が受験した第170回は、毎回出題されていたはずの連結会計が出題されないという、非常に珍しい回で、いきなり出鼻をくじかれました。

会計学特有の理論問題はすんなり進んだものの、
次ののれんの減損の問題は、時間をかけて考えても全くわかりませんでした。

ここで私は、ある「割り切り」をしました。
わからない問題の解法を0から1で導き出すのは、試験前までにやるべきことであり、試験会場は、今持っている10の知識をそのまま10として発揮する場所と割り切り、のれんの減損は「全部減損になりそうな部分」だけを記入して、7/8を空白のままにして次の論点へ進む選択をしました。

最後の工事契約には苦手意識がなかったものの、ところどころ怪しい箇所がありました。

とにかく、時間を残して商業簿記に移るのが鉄則と考えていたため、検算もそこそこに商業簿記へと移りました。

【商業簿記】割賦販売の罠。自信を持って書けたのは数カ所だけ

商業簿記のページをめくった瞬間、ぱっと見は「いつもの形式、いつもの出題項目だな」という印象でした。

最初に目に入ったのは仕入れの論点にある割賦販売という文字。私はCPAラーニングの補講までしっかりと終わらせていたため、割賦販売は完璧に理解しているつもりでした。

しかし、現実はそう甘くありませんでした。

仕入問題の仕訳をさまざまな角度から検討したものの、一向に糸口が見えず、時間だけが虚しく過ぎていきます。

「これ以上は沼にハマる」

そう判断して割賦販売を諦め、それ以降の論点(貸倒懸念債権→貸倒引当金→商品補償引当金→そ評→為替予約→減価償却→新株予約権)へと進んでいきました。

結局、最後まで自信を持って解答できたのは、そ評、為替予約、減価償却費、新株予約権の数カ所だけでした。

【午前終了】絶望と午後に向けた準備

時計の針が回り、午前中の試験が終了しました。
手応えを振り返ると、会計学はのれんの問題で大幅な失点があるのは確実でした。

ただ、足切り(10点未満)は超えている確信があり、むしろ自分の力は出し切れたと感じていました。

一方の商業簿記は、そもそも解答できた箇所が圧倒的に少なかったです。「自分が埋めた数カ所がすべて合っていれば、なんとか足切りは免れているはずだ」と謎の自信を持ってはいましたが、合格ラインの70点には全く点数が足りていないことは明白でした。

午前中を終えて、私の頭の中に芽生えた感情はただ一つ。

「午後の工業簿記・原価計算で、満点を取れば受かるな」

いま思えば完全に楽観的で狂気じみた思考ですが、当時は本気でそれしかないと思っていました。

周りの受験生を見渡すと、やはり午前中の手応えがイマイチだったのか、お昼休みが明けて午後が始まる頃には、教室にいくつか空席も目立つようになっていました。

もともとお昼ご飯は試験終了後に食べる予定だったため、スマホを触りながら20分ほど休憩しました。そして、午後の大逆転を信じて工業簿記・原価計算のまとめノートをじっと眺めながら、昼休みを終えました。

後編はこちらからご覧ください。


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