短歌まとめ(2025年6月)【日記】
2025/06/07
忘れ物リザルト:日傘、日焼け止め、小銭、イヤホン、朝食のパン
「本当にごめん!到着遅れそう!」「私も電車間違えたかも!」
きみという光を浴びてわたくしは正午のように影をすぼめる
神仏の功徳でしょうか東向商店街であなたに出会う
私には過ぎた幸せだと思う酒なみなみとあふれる夜に
風の森→梅乃宿→八咫烏 月が綺麗と言いそうになる
ない袖は振れない袖のない服でよかったここに野守はいない
2025/06/08
思い出を肴のひとつにしてあげるきみをよすがにしてはいけない
ぬばたまの夢からさめて日曜日 意味もないのにLINEを開く
人ひとり死んでしまった踏切に人ひとり死んだ跡なんてない
霧雨と杉の匂いのする駅で足跡ばかりまだ探してる
何もかも終わらせるため来た森でおいしいピザをもらってしまう
もう全部「大好きだったからだよ!!」で済んでほしいが言葉を紡ぐ
悔やんでも過去は取り戻せないから日に日に光を増す夜光石
さよならを言いそこなった春がありワンマン電車の軌道を辿る
来た道をちゃんと帰ろう 帰るため洗濯物を外に干したし
蚕蛾のような白色 初恋は殺されるため生まれてきたの
6月に詠んだ短歌をまとめました。
6/7に友人と京都&奈良を巡ったりハッピー酒盛りタイムしたりした日記と、6/8に一人で吉野郡某所を訪ねた日記です。それぞれ完全に別件ですが、歌のテンション感が近いので一つの記事にまとめてみました。
他人や自分の人生を切り売りするような作品制作はしない方がいいだろうけど、少なくとも短歌では、自分の人生を切り売りしないことには、面白い作品を世に出すことってできないのかもね。
