🇵🇱戦前はドイツだった観光客のいないポーランドのシュチェチン
前回は普通電車でバルト海を眺めながらドイツから国境を越えてポーランドに到着しました。
行きたい町はちょっと遠かったのでドイツ国境に近いシュチェチン(Szczecin)に宿泊することにしました。首都のワルシャワよりベルリンの方が近いです。

シュチェチンはポーランドのポメラニアン地方最大の都市でポーランド全土では第7の都市。ドイツで後半に訪れたシュヴェリーン、ロストック、ヴィスマール、シュトラールズントと同じポメラニア地方にあり、かつてはポーランド、デンマーク、スウェーデン、ドイツが領有権を争ったそうで、第二次大戦まではドイツ領でした。
ドイツ語ではStettinという町の名で1945年までは造船所などの軍事産業が盛んでナチス政権にとって重要な港だったこの町。バルト海から少し内陸に入るもののベルリンからオートバーンで結ばれアクセスも良かったそう。それ故残念ながら戦争で壊滅的な被害を受けました。

ソ連がポーランドの東部を占領したことでその代償としてドイツの一部がポーランドに与えられたそうでその犠牲になったシュチェチン。
レストランが多く並ぶエリアに行くと素晴らしい19世紀後半から20世紀初めくらいの建物群。

少し歩いて行くとこちらも美しい県庁の建物。

フットボールなどで見るポーランドの紋章。

その隣には立派な国立博物館。

丘の上にあり川を見渡せます。

14世紀に建てられたという真っ白で一際目立つポメラニア公のお城がありました。

壁の模様や時計のデザインが凝っています。何棟かに分かれていて一番大きい棟は町のオペラによって使われているのだそう。

旧市街の中心にあるRynek Siennyという広場にやってくると、かなり小さい広場に歴史的な雰囲気の建物が並んでいます。

ハンザ同盟特有の建物もありました。中世の雰囲気の建物はほんの一角だけ。旧市街は95%が戦争によって破壊されたそうで、実はこの広場は90年代になって整備され建物の復元がされたそうです。そしてできる限り戦前の美しい姿に戻そうと今でも整備が続いているそうです。

ワルシャワやクラフク、グダンスクなど主な観光地はきれいな中世の姿に修復されていますが、戦後の共産圏時代の建物も多かったシュチェチン。もともとの敵国、ドイツの町ということで復元がされなかったのでしょうか?
次回は前から訪れたかったポズナンに向かいます。
