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🇮🇹2000年の歴史を辿る世界遺産ヴェローナの町歩き

ミラノからローカル電車で1時間50分ほど東に行ったところにあるベネート州の州都、ヴェローナ(Verona)。今回はこのヴェローナの街を歩きます。オフシーズンかつ生憎の雨模様でひっそりとしていました。


ヴェローナの歴史

ヴェローナは北イタリア、ベネート州の州都。紀元前89年に建設されたローマの大都市で、アディシェ川に囲まれた旧市街中心部には当時の都市の名残が垣間見れます。その後、13~14世紀のスカリジェ時代、そして15~18世紀のヴェネツィア共和国の一部とされた時代に繁栄し、その当時の建造物が現在でも多く残っています。

そんな、2000年の長い歴史に渡る城塞都市としての建築や都市構造が評価され、2000年に「ヴェローナ市街」として世界遺産に登録されました。

2000年の時を刻んだローマ遺跡

ヴェローナには比較的保存状態の良いローマ遺跡がいくつか残っていますが、中心のブラ広場にある円形闘技場(Arena di Verona)は街の中心的存在。

最近ローマ遺跡はお腹いっぱい気味なのでさらっと外から見るだけにしました。

アディシェ川沿いにあるガヴィ門。1世紀に建てられたものの、19世紀初めにフランス軍によって取り壊されたそうですが、もともとの石を使って1930年代に再建されたそう。

ボルサーリ門は紀元前1世紀に建てられ、1世紀に再建された大理石の門。三層になっていて見事です。

このほかにもいくつかローマ時代の遺跡があります。

旧市街は中世の趣き

旧市街は中世の建物が多く並びます。

カステルヴェッキオ

アディジェ川沿いにある14世紀にヴェローナを支配していたスカラ家のお城、カステルヴェッキオ。

現在美術館となっていて見学はしませんでしたが、川に架かる橋が素晴らしいです。

ロミオとジュリエットの舞台

そして、シェークスピア原作の「ロミオとジュリエット」のバルコニーがあるヴェローナ。このお話はフィクションではあるものの、ヴェローナから近いヴィチェンツァ出身のLuigi da Portoという著者が自身の経験を基に描いた小説をベースにしているとされています。

実際はヴィチェンツァで起こった出来事なのですが、Luigi da Portoが舞台をヴェローナに変えているそう。そして、ジュリエットの苗字「Capulet」がヴェローナの名家、Dal Cappelloに似ていることから、ジュリエットのモデルはそのDal Cappelloの女性だろうと噂されたとのことです。20世紀の初めに市がDel Cappello家が住んでいたとされる建物を購入し、それ以来ジュリエットの家として観光名所となっているそう。

実はバルコニーは1930年代に博物館にあった中世のバルコニーを取り付けたのだとか…噂だけが独り歩きしてしまったケース。 ガイドブックや市の観光案内情報はかなりぼやかして書いてあるよう。

拝観料を払えばバルコニーに実際に立つこともできます。そして目の前のお土産屋ではハートの鍵を販売し、多くのカップルが中庭に取り付けています。

古代ローマがルーツの広場と中世の美しい建物群

古代ローマ時代の公共広場、フォルムが起源のエルベ広場。12世紀後半に建築が始まった高さ84mのランベルティの塔が一際目立ちます。

パラッツォ・マッフェイと「ヴェローナのマドンナ」と言われる1世紀に掘られた彫刻。胴だけの姿になり、頭などのパーツを加えられて14世紀に再び息を吹き返したという正にローマ時代と中世の合作。

この細長い広場に露店が並んでしました。

ヴェネチアに近いからか、マスカレードのマスクを売るお店も。ちょうどヴェネチアでカーニバルが開催中だったからかも。

シニョーリ広場にある、もともとは12世紀に市庁舎として建てられたパラッツォ・ラジョーネという建物。現在は現代アート美術館だそう。縞模様が映えます。

中庭の階段が良い雰囲気です。

ヴェローナを支配したスカラ家のお墓。

美しい中世の街並み

それほど大きい町ではないですが、趣のある街並みが印象的です。

屋根部分のあるポルチコが良い雰囲気の通り。

イタリアらしい黄色やピンクの建物がキュート。

タワーが背景にあるだけでかなり雰囲気が出ます。

世界遺産の町はいろいろ歩いていますが、意外と落ち着いた町でちょっと印象が薄いです。天気のせいもあるのかもしれません。

次回はヴェローナから日帰りで世界遺産のヴィチェンツァを訪れます。


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