カタルーニャの伝統料理を激安で提供するバルセロナの老舗バル、Gelida
前回はバルセロナのブランチの拡散でカタルーニャ独特の朝食文化が失われるのではないかと、地元民から懸念の声が挙がっているという話をしました。
今回はそんなカタルーニャの朝食、Esmorzar de Forquillaを食べることができるバルを紹介します。
創業75年以上という3代続くバルセロナでカタルーニャ料理を提供するバル、Gelida。アイシャンプラ地区にありバルセロナではかなり有名で地元紙などでもおススメとして良く登場します。
夜も同じメニューなようなので夜に訪れました。このバルの良いところは朝から夜まで通しでキッチンが開いていること。スペインは食事の時間が遅いので早く食べたいとき助かります。

中国語のSNSで拡散したのか観光客と思われる中国人が多くびっくり。ほぼ満席でしたが、ちょうど席が空いたのでラッキーでした。

飾り気のないシンプルな内装ですが雰囲気は良いです。

カタルーニャ料理のバルといえば、このPorrónと呼ばれるグラスで飲むワイン。口を付けずに空を仰いで口に注ぎ込み回し飲みします。案の定失敗してこぼしました。2人でこれ1つとグラス1杯をシェア。

そして食事の方は、Caramari al romana。スペイン全土の定番です。衣もイカも固くてちょっとイマイチ。

Biftec arrosbacといういわゆるウィンナーシュニッツェルのようなもの。こちらもかなりカリカリに揚がっています。

そしてCap i pota。「頭と足」という意味で、仔牛の頭と足のカタルーニャ版シチュー。ちょっと脂っこい部分が多いですが肉はホロホロ。トマトやパプリカ、ガーリックなどをベースにしたスープはまあまあイケます。

2人でかなりお腹いっぱい。これ全部でお会計は22.50ユーロ(この記事の日付のレートで4,200円)と激安!ランチの安いところでも2人で32ユーロ(5,900円)はするので、夜に今やこの価格ではバルセロナではほぼ食べれません。
閉店間際までいたのでお店を出たときには「閉店」の看板が出ていて、中国語と日本語でも書いてありました。

「美味しい!」というわけではないですが(老舗のカタルーニャ料理は大体そういう感じ)、量が多く、雰囲気良し&激安で混んでいる理由は納得できます。
こういう家族経営の老舗バルはオーナーの高齢化で跡継ぎがいなく、閉店するお店が多いのでどんどん貴重な存在になっています。これからも代々続いて行くことを願うばかりです。
