🇮🇹ミラノのお得なハッピーアワー、アペリティーボ
今回イタリアで試したかった「アペリティーボ」。
前回イタリアを訪れたときは、サルデーニャ島とシチリア島を含めた南イタリアで、今考えると知らないうちにアペリティーボを楽しんでいました。ただ、アペリティーボは元々北イタリアの文化で、北イタリアではもっと色々なバリエーションがあるようなので試してみたいと思っていました。
今回はミラノでアペリティーボを楽しむために2軒のお店を訪れました。
アペリティーボとは?
アペリティーボはイタリア語で「開ける、開く」という意味でディナー時間前の食前に友人、家族、職場の同僚などと軽いアルコール飲料を飲み、おつまみをつまんで楽しみながら、ディナーに向けて食欲を増進させる(イタリア語で「開く」)独特の文化。
ちなみに、スペインではイタリアからベルモットが広がった頃に生まれたランチ前にベルモットとおつまみを楽しみ同様の文化があります。以前こちらで紹介しています↓
アペリティーボは、18時前後から21時ごろまでのことが多く、18時から19時であればほぼ確実だそう。
アペリティーボの起源
イタリアでこの食習慣が始まったのはもう200年以上前の18世紀後半のこと。もともとは北イタリアのトリノが発祥地と言われています。当時、トリノで蒸留酒を作っていた職人がベルモットを発明。これを食前に飲むことで食欲が増進されるということでトリノで人気となり、ベルモットと共にスナックが出されるようになったそうです。そして20世紀初めにはイタリア国内に広がり、社会的現象とまでなりました。
トリノで始まった文化ですが、現在のアペリティーボ文化の中心はミラノ。ミラノ近郊発祥でベルモットを醸造しているカンパリの影響によるものだそう。
このベルモットをジンで割ったものが、アペリティーボに良く飲まれるカクテル、「ネグローニ」。また、「アペロール」というオレンジベースのリキュールを発泡酒スプマンテで割ったアペロールスプリッツも人気。これらはスペインでも人気のお酒です。
びっくり!ほぼディナービュッフェのLa Hora Feliz
今回ミラノでまず訪れたのは、La Hora Feliz。スペイン語で「ハッピーアワー」の意。

既に賑わっていましたが、すぐに座れました。日本人も1組+1人いたのでガイドブックやSNSなどで紹介されているのでしょう。

13ユーロで飲み物1杯とビュッフェ(ブッフェ)のセットというアペリティーボ。
ビュッフェの品揃えを見てみるとびっくり!

そしてびっくりなのが「スリや盗難に注意」と書いてあります↑レストラン内のビュッフェで!

たくさん残すと5ユーロ追加という張り紙。アメリカでビュッフェに行くと食べきれないほど取ってくる人が中にはいるのですが、イタリアも?

スペイン語の店名なのでパエリアも。スペインから来ているのでこれだけは食べませんでした。

じゃがいも料理も何点か。

野菜をふんだんに使ったものが多く、旅行では野菜不足になりがちなので嬉しいです。


イタリアは市場に行くと野菜の種類が豊富なのでこう並んでいるものを見ると「やはり」。地中海料理は健康的と良く言われますが、スペインはそれほどでもなく、やはりイタリアだなぁと思います。欧州の主要国で化学調味料を多く使った加工食品が一番少ないのがイタリア。

個人的に気に入ったのが、タコとカニカマのマリネ。タコがふんだんに使われていて◎。

チーズやハム、サラミも。

もちろんデザートもあります。

ワインも結構なみなみとついでくれます。

決して繊細な味付けではないものの、悪くない味。特に野菜類は全体的に美味しかったです。
しかもパスタなどの暖かいお皿は出来上がると従業員がテーブルを回りあっという間に失くなるので、伸びきったパスタではないのが、さすがイタリア!

暖かいパスタはスキップして野菜を中心に。

イタリアは飲み物だけでも4~5ユーロはするのでワンドリンク込み13ユーロでビュッフェが楽しめるのはかなりお得です。
ただ、これを「アペリティーボ」と呼んでいいものだろうかという疑問。どう考えても「食前」の楽しみではありません。普段のドリンクの値段で軽いスナックが付いてくるところが多い中、ミラノではかなり進化しているアペリティーボ。
ビュッフェスタイルのアペリティーボのお店はここだけでなく、ふらっと飲みにだけ行ったお店でもありました↓

教会を改装したバーでチーズやハムのプレート
2軒目は後日、中華街へ。La Chiesettaという元々は小さな教会。

それを改装してバーに。天井が高く、内装も教会らしいです。

ドリンクの料金に3ユーロプラスでハム、チーズなどのプラターのアペリティーボが楽しめるということ。

これで2人前なのであまりお得感はないかな…特にビュッフェの後だと寂しく感じます。
ただ、お店の教会の雰囲気が良く、これはこれで良かったです。
さて、次回はミラノで感動した最後の晩餐の代わりに訪れた教会です。
