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【愛媛】豊予要塞6 | 佐田岬砲台(最終回/全3回) | 戦争遺跡 | 2010年アーカイブ


若干危険を伴うので詳細なルートは割愛するが、灯台から砲台へ向かうアグレッシブデンジャラスな道へ。写真一枚撮るのが精一杯。


足を何度か滑らせたものの、なんとか下へ到達。
危険ゾーンを脱出できたという開放感もあって、周辺を写真撮影してたら、マフ巻さんから声がかかった。

「…えっ?ここじゃないの?まだ降りるの?」


ということで、更なる危険ゾーンへ。

自分では写真を撮る余裕が無かったので、筆皇が撮影した腰砕けな自分の写真をどうぞ。

ポーズで険しい顔をしてると思ってる人もいるかもしれないが、マジです。ポーズとるなんで、そんな余裕はありやせん。


やっとこさ灯台直下到着。
下から見上げると上から見下ろした時ほど高度を感じないことは多々あるが、ここは下から見ても結構な高度を感じる。


灯台砲台「台台コンビ」の位置関係はこんな感じ。
灯台の右下部分にかつての通路跡が見られるが、やはり戦後にイギリス軍によって破壊されており使用できない。


灯台下の砲台跡。写真だけ見ると高さ2mくらいに見えるが、実際は砲台下部で4mくらい。
かつてマフ巻さん達は上部からラべリング降下によって内部散策を行っているが、今回は当然無理。

何となく下から登れそうな気がしないでもない。
マフ巻さん「何となく登れそうですね」とつぶやく。
雰囲気的にマフ巻さん突入かと思って待ってみる。


「僕はいかないですよ…、風強いし…」


そ、そうなの…?じゃあどうするの…?

仕方ない。
「君、登りなよ」
筆皇にふってみる。


とりあえず何とか登れそうな中央部からアタック。
「チャチャチャって登ってきなよ」
下部ベース基地から指示を与える。


ベース基地からの指示に逆らってスラスラと退却してきた筆皇。

不満そうな表情を浮かべた自分に一言。
「これ拾ってきた」

「この根性無しがぁぁっ!」
季節外れの笑顔を浮かべたサンタをかっさらって海に向かって投げこんだ。


まぁ筆皇が行けない所に自分が行けるわけがない。残念ながら下から写真を撮るだけにする。
こちらは左側の砲台跡。迷彩跡と丹賀砲台跡で見たウロコ状の外壁が見える。

あんだけパックリ口を開いているのに中を見ることすらできない。無念だ。


こちら右側の砲台跡。
いくら迷彩してあったり、ウロコ状外壁で光が反射しないようにしていても、山肌にパックリ開いた砲台は隠しようがないだろう。
とは言え、結局本格的な爆撃などされないまま終戦を迎えている。それだけ脅威を与える存在ではなかったということか。


コンクリート橋を渡って大島
とにかく機動性が高いマフ巻さん、全力で死ぬ思いで追ったつもりでもこんな感じ。


筆皇が撮影した、「全力で死ぬ思いで追ってる最中の自分」の写真。
足下は結構幅があり、落ちても怪我するような高さでもないのだが、まるで右に引力があるかのように、壁際に引き寄せられて歩く。

右手が壁に触れていないと不安なの

と、いうことで大島砲台跡へ。

マフ巻さんはかつて強硬突破で潜入した実績があったので、雰囲気的にマフ巻さんの突入を待ってみる。


「僕はいかないですよ…、風強いし…」


そ、そうなの…?じゃあどうするの…?

仕方ない。
「君、登りなよ」
筆皇にふってみる。


砲台現役時も滑落事故で一名亡くなってるらしいのだが、やっぱり今でも落ちれば死ぬだろう。

「この根性無し!」「ハゲ!」「非国民!」
懸命に励ましたが、この吹き荒れる強風の中ではさすがの筆皇もこれ以上の前進を断念。

無事戻った彼の勇気を称えて握手。
彼の口から「次は君な」という台詞がこぼれないよう、握った手を強く上下に振り続けた。


ここでも涙を飲んで外観のみ撮影。
灯台下の砲台とは、ウロコ外壁迷彩塗装、それを否定するような隠しようのない存在感、そして結局攻撃されていないという共通点を持つ。


大島砲台の背後側へ。
ダイナマイト設置中に起爆して亡くなった3名の兵士の慰霊碑


この大島砲台は危険な正面からだけでなく、安全な背後からの侵入方法もあるとのこと。
マフ巻さんのHPにも載ってたし、マフ巻さんからも事前に聞いてたので鼻歌まじりで砲台裏側へ。

「…埋まってますね…」
ポツリとマフ巻さん

「…はい、埋まってますね…」


いつもなら手で掘り返してでも中への潜入を図るところなのだが、薬らしきガラス瓶が多数埋まっておりそれも不可能。
このガラス瓶も何やら古そうだが当時のものだろうか。


結局昭和20年建造の新しい砲台二ヶ所には共に潜入できず。
今思っても残念ではあるが、高所移動の連続で精神がすり減っていたのでこれはこれで仕方ないかと。

見上げると山の上に何やら碑らしきものが見える。


カメラを最大望遠し、さらにトリミングしたもの。やっぱり何かの碑標柱のようだ。

まぁあの高さなので確かめる術もモチベーションもないまま灯台方面へ戻った。


<おわり>


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