【岐阜】巨岩の間を抜ける奇勝巡り | 鬼岩 岩屋くぐり(前編) | 岐阜県瑞浪市 | 2003年アーカイブ
メールで「鬼岩楽しいよ」という情報をいただき、岐阜県瑞浪市は鬼岩公園を訪れた。
ただ、この日、我々はかなり弱っていた。
体力的には、前日吹雪の中、御在所岳山頂付近の散策、精神的には前日宿泊した健康ランドで筆皇が置き引きにあい、心身ともに疲れ果てていたのだ。
しかし、誰かの不幸と引き換えに天気というのは良くなるもので、この日は前日とはうってかわって見事な快晴。
雪もかなり融けており、日陰に残るアイスバーンにさえ注意すれば問題なさそうだ。
「そもそも今日は登山ではない、公園散策である」
御在所岳の雪山を歩いてきた我々からすれば、多少の雪道など物の数ではない。
ということで、軽い足取りと軽い筆皇の財布で散策に向かった。
鬼岩ドライブインで野菜を売っていたおばさんに、岩屋コースの入口を尋ねてみたのだが、先日の豪雪の後なので、「今日はやめた方がいい」とかなり引き留められる。
そんな忠告を受けながら話をしていると、「名古屋にあんた達と同じくらいの孫がおるんだわ」とのこと。よく聞けば、その孫は大学生らしい。
三十路を越えた我々にとっては少し嬉しい勘違いだったが、岩屋コースの方向を聞いて、まったく違う方向を堂々と指差すおばさんの眼力を、どこまで信じてよいものやら。

ドライブインにあった説明板。
「秘境ムードが味わえる」ということで、期待は必然的にふくらむ。
ちなみに、この時点で我々が思い描いていた鬼岩とは、両側を巨大な岩に囲まれ、その間を遊歩道が縫うように続いている場所であった。
岩屋に向かおうとする自分達の背中におばさんが声をかけてくれる。
「死人も出てるから気をつけてね〜」
「…はい?」

ドライブインから国道19号線を横断して鬼岩公園入口へ。
温泉もあるということで期待していたのだが、営業している気配があまりなかったので結局入らなかった。

公園に向かう最中にあった「スナック ミュージック鬼岩」。
「本日休業」とあるが、きっと明日も明後日も休業なんだろう

作画崩壊している、「スナック鬼岩」のお姉さん。
人間の体形として、どこかおかしなことになっている。

歩道のポールの上にいくつかみられる鬼のモニュメント。人がかぶれるように目のところには穴があいている…と思ったら固定されていた。残念。

眉間に八寸の鉄釘を打ち付けて柱に懸けられた藤原泰衡チックでもある
川辺を岩屋に向かって進む。この辺り、なかなかいい景色。

道の両側には、やがて巨大な岩が姿を現し始めた。この時点では、こうした岩がこの先も両側を囲むように続いているのだろうと思っていた。それより、道に積もった雪で足元がおぼつかなかった。

遊歩道から分岐して岩屋くぐりへの入口。
確かに谷に入っていってるのだが、道が見当たらない。まぁとりあえず降りてみる。

行く手をさえぎる逆さつらら。
「ここから先、行ってはならない」という、死んだばあちゃんからのメッセージだと思われる。

岐阜のエアーズロック。ある程度大きな岩には名前もついているようだ。この岩は(多分)太郎岩。

岩屋くぐりのはじまりは足元の俎岩をくぐる事からはじまる。
あれ?谷の遊歩道は?混乱したままスタートする筆皇。

中は真っ暗。
小心者二人で引き返そうとした瞬間、センサーでライトオン。
引き返す理由が無くなり、前進する。

確かに岩屋「くぐり」なのだが、予想外の匍匐前進となる。
あまりいい服で訪れない方が賢明だろう。なお、ミニスカートは可だ。

動かない、動かないはず…と分かっていても緊張してしまう。

足元の鉄板がかなり滑り、前進しにくい。
前日の雪中行軍の筋肉痛が始まろうとしている中、このしゃがみ歩きは足腰にかなりのダメージを与える。

立って歩ける所はあまりなく、ほとんどしゃがみか、このように前かがみとなる。
ちなみにこの誘導矢印がなければ道に迷う。

ハシゴも登る。このハシゴの踏み桟は丸棒なので、かなり滑りやすい。
洞窟内は濡れているので、普通の時でも注意が必要。

時々地表に出られるのだが、予想以上に腰へのダメージがあり、先に進むことを躊躇してしまう。

中間ポイント。この付近から途中脱出もできる。
富士急のお化け屋敷と同じ仕組み。

中間ポイント近くの中の岩屋。
岩の上にちょっとしたスペースがあるだけ。

<つづく>
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