【静岡】大井川鐡道 | SL急行(2回/全4回) | 2004年ほかアーカイブ
自動車で訪れた場合、駐車場の関係で始発の次の駅「新金谷」駅から乗ることが多い。
駅にはレトロな客車も見られ、否応なく旅気分が高まっていく。

駐車場も用意されており、車で訪れた際のベースとなる、新金谷駅。

改札まで時間があったので駅の外で待っていると、ホームにはなぜかすでにSLの姿が。駅員に聞くと、この駅から始発の金谷駅まで回送するらしい。
それを知ってるマニアの人達は入場券で入場し、写真を撮りまくる。ただ、この日のお目当てはSLではなく、新茶サービスのために列車へ乗り込む茶娘たちのようだ。

大井川鐵道は各地の私鉄で退役となった車輌を用いて運行している。
写真は元近鉄16000系と西武312系。塗装もモロにそのままで不思議な光景だった。

金谷駅へ回送後、再び新金谷駅に戻ってきたC11。
金谷駅から乗り込む客はそれほど多くなく、大半の客はこの新金谷駅から乗り込んだ。

この日は金曜日ということで7〜8割の乗車率。しかし、その平均年齢は異様なほど高く、32歳の自分でも若年ベスト10に入れそうだ。

先ほど紹介したとおり、この日は茶娘による新茶サービスがあった。駅でだまされたNHKの他、民放の取材も行われていた。
自分もお茶のサービスを受けたが、もらう瞬間に大きく揺れ、足元にお茶をぶちまけられた。
幸い、お茶があまり熱くなかったので火傷もせずにすんだが、ぶちまけた瞬間の「う゛ぉっ!」という茶娘の絶叫がいつまでも耳から離れなかった。

当然ながら、客車からSLはほとんど見えない。カーブにさしかかると、車内でくつろいでいても急いで写真撮影。

鉄道と鉄橋、鉄道好きの魂を揺さぶる組み合わせ。自分は鉄道好きじゃないけどね。

踏切などで観光客や地元の人が結構手を振ってくれるのだが、その中でも一番のエクスタシーが味わえるのがここ、道の駅「川根温泉」通過時。

男性露天風呂から、たくさんの入浴客が大きく手を振る。見えてないけど、きっと下の手も大きく揺れてると思う。
ちなみに女性露天風呂は見えない、念のため。

一番前の客車から、機関車後部を撮影。
シュッシュッシュッという機関車の音も重低音かつ間近で聞こえる。
SL好きなら、音だけでご飯二杯いける。

茶畑を見ながら、駅で買った弁当を食べる。
「大井川ふるさと弁当」は予約販売だったはずだが、普通に売っていた。この内容で900円は少々お高いと思ったが、食べながら旅の雰囲気をしっかり感じてしまい、満足感と敗北感を味わった。

とはいえ、相変わらずカーブに差しかかるたび、弁当を食べていようが何だろうが、反射的にカメラを構えるのであった。

新金谷の次の停車駅である家山到着。
撮影しようと扉付近で待っていると、車掌さんが扉を開けてくれた。
しかし、列車はまだ走行中でホームにもかかっていない。
「ちゃんと停まってから降りてね」と車掌さんが微笑む。
新金谷駅から千頭駅まで1時間少々、途中やや飽きて退屈を感じるかもしれない。また、折り返しの電車の事を考えると時間的な負担も少なくない。
機関車の雰囲気だけを味わうなら、この家山で折り返すのもありだと思う。アプト区間に乗るなら、新金谷から車で井川線の奥泉駅まで移動したほうが、行程の自由度は高いし。

SL車内限定販売のお茶。
途中、車掌さんが冊子やグッズを積極的に売りにくるので、少々辟易していたが、「SLの保持にはお金がかかるんです」といった放送が入ると、妙に説得力があり、鉄壁の財布の紐も少しは緩むというものだ。

2003年8月の土砂崩れ地点。翌年まで一部不通となっていた。
(写真は2005年5月撮影)

<つづく>
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