プレゼン資料はダブルチェックで
1月12日 ひいろ書店さんにての読書会。何だか読書会の常連になりつつあるな…毎度テーマや料理が美味しいとか楽しみしかないもん、仕方ない。
そういえば前回初めて読書会に参加してこの雰囲気が好きだから、次回の直木賞の会も参加したいと言っていたお二人が来る様だ。
私は、本を紹介する時についつい相手が未読という事を飛ばして暴走して語る癖がある。あまり親切ではない。ここを直さなくてはと最近自分の技術のなさを反省している。
主催の近藤さん以外はだいたい一冊を読んで紹介する形になる。参加者が読んできている本によっては近藤さんの負担が増えるのでは…?
と朝ぼんやり思い、作ってみた。

昔からこういったものを作るのが好きだ。改めてそれぞれの作品や著者の経歴やお顔を見て、直木賞にぐっと親近感が湧いた。次男と遊びに来ていた彼女ちゃんに見せてどうかと聞いたら
彼女ちゃん「すごいかわいい」
次男「分かりやすいからいいんじゃない?昨日のアイデアよりはマシ」
う……。実は前日の夜、近藤さんから借りた候補作の「女王様の電話番」を読み終えたのを次男が見て「あれ、あの分厚いのイチオシ言ってたやん」と「神都の証人」を指差したのだ。
私は黙ってスマホで笠井さんの記事を見せる。
「あー、これは確かに……。敵わんね。俺が読んで読みたい!て思わせるもん」
ぐぬぬ。でも僕としても「神都の証人」も推したい。どうしたもんか………は、閃いた!
「見てて!人と被らんプレゼン思いついた!」
そこで画用紙を持ち出し、顔型に切って3点の穴を空け、シュミラクラ現象よろしく簡素なデザインのお面を作る。
得意の声真似で
「こんばんは、雨穴と申します」
僕がお面越しに出す甲高い声を次男は冷ややかに聞いている。
「この事件…何か…、変」
変なのはお前だと彼の目が語る。しかし息子よ、僕の声真似のレパートリーはこんなもんじゃないぜ。
「そこで私は栗原さんという方に連絡してみました」
「こんばんは、雨穴さん、これは私の推察になってしまいますが、これは恐らく冤罪ですね」
とガサガサの低音栗原さんボイスをかます。
「参加者の方がどれだけ雨穴さん知ってるか未知数でそれをやるが?テーマが雨穴さんの変な〇〇シリーズならやってもえいかもやけどさ」
「たしかに…」と雨穴さんボイスで答える。
というやり取りがあったのだ。
そして読書会の為ひいろ書店さんへ。次男にきつく「そのボード使うかの許可をちゃんと近藤さんにとれ」と言われてそ、それくらいちゃんとしてるもん!大人だもん!と思いながらも恐るおそる近藤さんに許可を取る。おお、と近藤さんは目を輝かせてくれた。
KさんとМさんは可愛い!分かりやすい!としっかり見てくれて意外と好評で良かった……。ふう……雨穴さんにしなくて良かったぜ。

笠井さんの直木賞についての豊富な知識、5冊全て読んだ上で近藤さんの語るベストの一冊は「白露立つ」。NさんとYさんは「家族」を読んで「すごいけど……票は入れたくない……」と。近藤さんも読み進めるのがしんどかった一冊と言っていた。それだけの筆力で読ませる作品とも言える。
Yさんの「しかも、センセーショナルな事件を下敷きにしてるなら半分はそこに魅力があるわけだから、この人の完全オリジナルを読みたい」という言葉を聞いておお!と思った。普段控えめな感じのYさんの言葉はこうして、ずしんと来る時がある。
こんな意見が交わせるが読書会の楽しみだ。近藤さんからボードにとりあえず情報として書いたそれぞれの版元出版社が実は大事とか、受賞の傾向とか、笠井さんからは大衆文学における文学性とか色々な事が聞けて勉強になった。
Nさんも仰ってたが、受賞後のニュースや本屋の催しや帯で「あ、この本賞取ったんだ」と知る位の芥川&直木賞。年に2回それぞれこんな濃密なドラマがあるのだ。
そして笠井さんから最後に……「ぷるねこさん、今回の直木賞は第174回です…」と指摘され、やっちまった!となった。慌てて直す。

やらやれ、未来をみすぎちまったぜ、ふう。
何かをやらかす、詰めが甘々、それがわたくし、ぷるねこ。
さて直木賞の発表が楽しみだ。ひいろ書店での予想は当たるのか?
笠井さんの参加記事はこちら!
