AoE2DE 軍兵弓のすゝめ(Ozone)
動画抄訳シリーズ。なぜ軍兵弓をやるのかについて、4月2日にこちらの動画が出ています。
投稿者のOzoneはTTL5ではシルバーリーグに在籍(B組3位)。1vs1レート2500前後で、プロの中ではトップ50に入る実力者。動画の内容を要約すると下記のようになります。
・上達のためには、闇雲に実戦をこなすのではなく質の向上が大事
・アラビアで特定の文明を使って軍兵弓をひたすら練習するのがよい
・53もある文明全てを使いこなそうとするとかえって上達の妨げになる
では見ていきましょう。
なぜ軍兵弓をやるのか
別記事のいちパートのつもりだったけれど、独立記事にしました。
軍兵弓をやる理由(2:09~)
軍兵弓をやれば、1vs1アラビアで上達するためのコアとなるスキルを強制的に学ばざるを得ない。
・数あるビルドオーダーの中でも操作量が多い(mechanically demanding = 機械的に要求が多い)。これを習熟すれば、他のどんなビルドオーダーにも応用が効く。
・タイミングについて学べる。軍兵は機を逸すると全く効果がない。ビルドオーダーの実行が完璧でなければ十分に早く投入できない。
・マイクロ操作の練習になる。斥候、軍兵、射手を別個に動かすためにコントロールグループ(ナンバリング)を使うことになる。
・プレッシャー下での内政に熟練する。TCを止めず、農民配分を調整し、軍生産も止めない……というのを軍を動かしながら実施する必要がある。この類のマルチタスクはAoE2の最重要部分といってよい。
・偵察力が向上する。敵陣を早期に発見し、果実、木こり、金鉱といった資源場がどこにあるかを知らねば効果的な襲撃はできない。
・主導権の取り方を学べる。軍を活発に動かし、資源を投入しただけの価値を発揮させねばならない。この、イニシアチブを取るというのはAoE2に限らずあらゆるスポーツ競技やボードゲーム等で重要点として叩き込まれる話。
文明選択について(3:50~)
では軍兵弓はどの文明でやるのがいいのか。必ずしも「最強の文明」を選択する必要はなく、「軍兵弓をやるのに快適(comfortable)な文明」を選べばよい。とはいえ、1vs1レート2000以下なら(上位2%のプレイヤーでなければ、の意味)文明選択はほとんど影響はない(barely impacts)、という。それよりは、どう実践するかの問題である(execution matters)。
それよりも重要なのはマインドセット(心構え)。負けたときに「マップ生成が悪かった」「移動経路選択がバグってる」「相手陣地の生成が良すぎた」「文明がOPだ(強すぎ)」といった言い訳を排すること。そういう言い訳をしているうちは上達は望めない(耳が痛い)。自分のプレイと真摯に向き合い、改善の余地がなかったかを正直に、批判的に振り返ること。特に序盤のミスは小さなものであっても雪だるま式に膨れ上がるもの。
ELO1400以下: 一つの文明を選んで、徹底して軍兵弓を使いこなせるように練習するのがよい。
1400~1800: 同じ戦術を他の文明で応用できるか試し始める。5~6個の文明を1組にして、週替りで別の5~6個へとローテーションする、などを提案している。これにより異なるテックツリー、文明マッチアップや文明ボーナスの活用について学ぶことができる。
1800以上: ここからはランダム文明選択をして、異なるオープニングを模索するのがよい。これまでに学んだ基礎を実践へと移していく。
(筆者の個人的おすすめ文明は、マヤ、エチオピア、ブリトンなど序盤に資源・内政ボーナスがあり射手自体にも文明ボーナスがあるもの)
多くのことを一度に学ぼうとするのは効率が悪いので、まずは軍兵弓戦術荷より基礎を身につけるのがよい、という話。実際、投稿者のOzoneは1vs1レート1400に至るまではアラビアでマヤの軍兵弓だけをやり、そしてその後に違う戦術、違うマップ、違うアプローチへと展開したという。また、以前取り上げたようにトッププロの一人であるVinchesterもこの軍兵を軸にした戦術ビルドだけでELO3000を達成した、という話があった。
あくまで「上達のためには」という話なので、ゲームを楽しむためには好きなように遊べばよい、というのは忘れないようにしたい。
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……とはいえ、軍兵と射手だけ出していればゲームが終わるわけではなく、膠着すれば時代進化するなどして違う展開を考えねばならない。
そこで3か月前のこちらの記事につながります。
前記事のおさらいと予告
Dragonstarによるこの記事自体は軍兵弓をどう実践するか、という話だったけれど、実際には7割がた、軍兵→散兵→騎士/弓騎兵へと向かうことになる。詳細は割愛。

しかしこの前提として、Dragonstarは斥候戦や射手戦術のフローについても紹介している。これらについては次回以降の記事で取り上げます。


