タロットをはじめたいあなたへ。78枚のうち、まず4枚から始める超入門
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土曜の午後、カフェで「タロット 始め方」と検索したあなたへ。
78枚。その数字を見て一度、検索画面を閉じたことはありませんか。
大丈夫です。タロットは、22枚のうち、まず4枚から始められます。
この記事では、1枚引きの実践方法と、初心者が最初に覚えておくと安心な4枚の解釈、そして「死神」「塔」への誤解のリセットまでを、カフェで読み切れる長さでお伝えします。
タロットの全体構造は、実はシンプル
タロットは全部で78枚。この数を見て一瞬ひるみますが、構造はシンプルです。
大アルカナ:22枚。人生の大きなテーマ、象徴、物語の核を表す
小アルカナ:56枚。日常の細かい出来事、感情の動き、具体的な場面
初心者は、まず大アルカナ22枚だけ使うのが王道。これで十分、占いはできます。
「愚者」「魔術師」「女教皇」「恋人」「死神」「太陽」。絵を見るだけで物語を感じられる22枚が、タロットの核です。
1枚引きなら、今日から始められる
タロットの占い方はいくつかあります。「ケルト十字法」のような本格的な並べ方も有名です。
でも、初心者におすすめは断然、1枚引き。理由は、質問とカードが1対1で対応するので、解釈に迷わないから。
1枚引きの3ステップ
質問を決める
「今日の私へのメッセージは?」「この仕事、どう進めるべき?」など、短く具体的に。シャッフルする
手でざっくり混ぜるだけで十分。「これだ」と思ったタイミングで止める。1枚だけ引く
考えず、直感で選ぶ。
引いたカードの絵を見て、「今の自分にどんなメッセージに見える?」と感じてみてください。
解説書にも意味は書いてありますが、最初は自分の直感を優先していい。そのほうがカードとの関係が深まります。
まず覚える4枚:愚者・魔術師・死神・太陽
22枚すべてを暗記する必要はありません。最初は物語の始まりと終わり、そして最も誤解されやすい2枚を押さえるだけで十分です。
0. 愚者(The Fool)— 始まり、余白、踏み出す勇気
崖の縁に立つ若者が、白い薔薇を持ち、小さな荷物を杖に下げ、犬が足元で跳ねる。後ろの太陽は明るく、前方には段差がある。軽さと危うさが同居した出発の図です。
正位置は、未知へ踏み出す軽さ。経験不足はあるけれど、固定観念に縛られないため新しい流れを起こしやすい時期。完成度より、まず始めることに価値がある、というメッセージ。
逆位置は、自由さが軽率さに傾いている状態。準備不足、先延ばし、現実確認の甘さが出やすい。勢いは残しつつ、約束と安全確認を粗くしないこと。
転職前夜、告白前、新しい趣味を始めるか迷う瞬間。そんな場面でこのカードが出たら、「完璧待ちをやめて一歩出るか」を問われている合図です。
1. 魔術師(The Magician)— 意志、技術、手持ちで形にする
頭上には横倒しの8(無限の印)、右手は天へ杖を上げ、左手は地を指す。机の上にはワンド・カップ・ソード・ペンタクルが揃い、薔薇と百合が咲く。発想を現実へ下ろす構図。
正位置は、手元の資源を使って形にする力。発想だけで終えず、知識・技術・段取りを結び直して現実へ落とす局面。主導権を握るカード。
逆位置は、才覚はあるが方向が散っている状態。口先だけ、過信、着手の遅れ。能力の問題というより、使い方の乱れとして読みます。
新企画の相談で出たら、「道具は足りている。次は何を形にするか」を問うサインです。
13. 死神(Death)— 終わりではなく、移行
黒い旗に白い薔薇、白い馬、倒れる王、祈る法王、子ども、朝日、二本の塔。誰にも等しく訪れる変化と、その先の明るさが同時に描かれます。
ここが最も誤解される札です。結論から言うと、死神は文字通りの死を予告しません。
正位置は、終わるべきものを終えて、次の段階へ移る合図。喪失感はあるけれど、核心は破壊ではなく更新。執着をほどくほど次の余地が生まれる、というメッセージ。
逆位置は、終わりを拒んで停滞が長引いている状態。惰性、保身、切り替え不全。壊れていないのではなく、まだ手放せていないだけ。
停滞局面でこのカードが出たら、「何を延命しているか。終えれば空く席は何か」を問われる夜になります。
19. 太陽(The Sun)— 明瞭、活力、可視化
裸の子どもが白馬に乗り、赤い旗を掲げ、背後には壁とひまわり。月の反射光とは対照的に、直接の光の下で物事が隠れにくい絵柄です。
正位置は、物事が明るみに出て、理解しやすくなる札。手応え、健康的な自信、素直な喜びが戻りやすい局面。複雑さより明快さが勝つ時期。
逆位置は、成果はあるけれど実感が薄い、楽観過多、疲労で喜びを受け取りきれない状態。完全な凶意ではなく、光の受け取り方の問題。
結果待ちで出たら、「隠れていたものが見える。良い悪いより、まず明らかになる」と読むとしっくりきます。
タロットにまつわる、5つの誤解
初心者が最初に戸惑う誤解を、先にリセットしておきます。
誤解1: タロットは未来を当てるもの
正確には、「今の状況と、これから起こりうる可能性」を映し出す道具。カードは運命ではなく、気づきのヒントです。
誤解2: 「死神」が出たら不吉
前述のとおり、大アルカナの死神は古い自分からの卒業を表します。新しい自分に生まれ変わるメッセージ。怖がらなくて大丈夫。
誤解3: 「塔」も凶札
塔は確かに衝撃的な絵ですが、RWSでは「間違った家」の崩落として読みます。虚偽や見せかけの構造が裂ける札で、壊れることで初めて現実的な再建が始まります。塔が出たあと、人生が進む人は多い。
誤解4: 逆位置は「正位置の反対」
ここも勘違いされがちなポイント。逆位置は「反対」ではなく「弱まり・過剰・裏側」として読みます。たとえば太陽の逆位置は「凶」ではなく、「光はあるけれど受け取れていない」。この違いを押さえると、リーディングが一気に立体的になります。
誤解5: プロにしか読めない
最初は慣れなくても、毎日1枚引いていれば、1か月でかなり読めるようになります。続けることが唯一のコツ。完璧な解釈を求めるより、絵を見て感じたことをメモする習慣が、プロへの最短ルートです。
初心者が買うべきデッキ。迷ったらこれ
タロットデッキは、ネットで検索するだけで何百種類も出てきます。
迷ったら、「ウェイト版(ライダー版)」を選んでください。
ウェイト版をおすすめする3つの理由
世界でいちばん使われている
タロットの解説書はほぼウェイト版を前提に書かれています。本記事も同じ。絵が分かりやすい
人物やシーンが具体的に描かれており、直感で読みやすい。今日紹介した4枚も、絵だけで物語が見えたはず。2,000円前後で買える
最初の1つとしてハードルが低い。
Amazonや楽天で「ウェイト版 タロット 日本語」と検索すれば、日本語解説書つきのセットが見つかります。
避けたほうがいいのは、絵が抽象的すぎるデッキ。絵から物語を感じにくく、最初は戸惑います。慣れてから2つ目、3つ目として買うのは楽しいですが、1つ目は王道一択。
今日から始める、小さな一歩
タロットは、自分と対話するための道具です。
まずは1枚引き。明日の朝、スマホで「今日のメッセージ」を問いかけてみてください。
デッキが手元になくても、無料のタロットアプリで試せます。アプリで一週間試してから、気に入ったらウェイト版を買う、という順でもOK。
そのカードが、あなたの1日を少しだけ豊かにしてくれるはずです。
引いたカードは、愚者でしょうか。魔術師でしょうか。死神なら、安心して受け取ってくださいね。
プロにも読んでもらいたくなったら
自分で1枚引きを試すうちに、「プロはどう読むんだろう」と気になる瞬間が来るかもしれません。
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うら暦について
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