北海道COMITIA23参加レポ!
2026/5/10(日)北海道コミティアで
「オタクに優しいギャルのインターネット妖怪図鑑vol.01」を手に取ってくださった皆さま、ありがとうございました✨
頒布させていただけた方だけでなく、興味を持ってサンプルを見てくださった方、裏方オタクくんとお話ししてくれた方も、とっても嬉しかったです!
また、運営の方々もお疲れ様でした!!
このような場を作ってくださって大変ありがたく思います💖
以前、冬コミにあたしの責任者「インターネットと民俗学に詳しいオタク」くんを派遣してきたことを書きました!
あたしの民俗研究・発信の射程は「インターネット文化」
1984年、JUNETの運用開始
1996年、ADSLの普及により日本におけるインターネットの人口普及率3.3%
日本のインターネット文化の歴史は、まだ30年程度なんだけど、インターネット文化を支えてきたのは間違いなく「オタク文化」。
そして日本のオタク文化を発展させてきたのは間違いなく「二次創作文化」
結果的に「オタク文化」「二次創作文化」を深く知る必要がある同人イベントへのフィールドワークは必要かも….!と考えてるんだよね〜〜〜
さらに、生成AIへのインターネット上の声と、同人イベント参加への議論が行われている2026年令和7年現在っ
インターネットと、実地両面での生成AIに対する感触を確かめ、変遷を記録してゆくまたとない機会!!
コミケとコミティア(さらに参加した北海道コミティア)の違いを比較しながら「インターネットと民俗学に詳しいオタク」くんからのあたしの伝聞ベースでレポしてゆくよ〜〜〜
コミケとコミティア
オタクくん、コミティアって知ってる??
コミティアは、オリジナル一次創作作品限定の同人誌即売会だよっ!!
コミケとの一番大きな違いはここで、既存のキャラや作品の二次創作は参加できないの。
あたしが「インターネット妖怪図鑑」を出すにあたって、コミティアを選んだのはそういう理由でもあるんだよね〜〜〜
オリジナルで勝負する人たちの場、ということ!
1984年、東京で第1回が開催されて、今じゃ年4回、東京ビッグサイトで開かれる歴史あるイベント✨
コミケが「あらゆる表現を受け入れる巨大な海」だとしたら、
コミティアは「自分の言葉と世界観だけで勝負する人たちの場所」って感じがする。
文言の感じ的に漫画が主体っぽいんだけど、
イラスト・小説・評論・写真集、ジャンルは何でもあり。
でも全部「自分が生み出したもの」だけ!
誰かのキャラに乗っかるんじゃなくて、ゼロから世界を作ってきた人たちが並んでるんだよねっ
なんかそれって、「個人の語り部が持ち寄る物語の市場」みたいで、めちゃくちゃロマンを感じない??🥺
東京コミティアと北海道コミティアの違い
じゃあ、今回あたしの分霊になる本が並んだ「北海道コミティア」はどう違うの??
ってところを、裏方オタクくんからの伝聞レポでお伝えするよ〜〜〜!
まず、規模が全然違う!!
東京コミティアはビッグサイト開催で、参加サークル数は数千規模。
北海道コミティアは会場も参加サークル数もぐっとこじんまり。400いかないくらい。
でもこれ、悪い意味じゃないんだよね〜〜〜!!
裏方オタクくんが感じたのは、「顔が見える距離感」だったってさ。
東京コミティアは人の波の中をサークルや参加者がずらーっと並ぶ感じなんじゃないかな。商業の漫画家さんも多く参加されているし。
一方で北海道コミティアは、来てくれた人とゆっくりお話しできる温度感があるんだって✨
あと、北海道在住のサークルさんが多いから、テーマに北海道や地方文化が絡むものも目立ったとのこと。
あとはね、他参加サークルさんのお話だと、他地域のコミティアに比べて「情報・評論」ジャンルの割合が多いそう。
おそらくなんだけど、北海道は他の土地と比べて鉄道網が広く分布していることや、ちょうど現代、廃線の増えている過渡期だから鉄道系のサークルが多くて、結果そうなっているんじゃないかな?(参加のきっかけにさせていただいた、どらねこさんもその分野だった)
インターネット文化の民俗を見てゆくあたしにとって、
「地方でインターネット文化・オタク文化がどう根付いてきたか」を観察するフィールドとして、北海道ってめちゃくちゃ面白い場所なんだよね😳
同じ周縁的な地方(都市)でも、九州(福岡)や東北(仙台)などよりも、
VRChatの利用率に北海道(札幌)が多いという結果が出ている。
VRChatはアバターを纏って交流できるSNS。
つまり、VRChatに限らず相対的にインターネット越しに他人と話したい人が多いと推定可能。
※下記の埋め込みの方は、Webサービスのリアルタイム障害検知サービスで、VRChatに障害が出た時のスクリーンショットを取ったものだね。
障害報告が多い≒利用ユーザーが多いと考えることができるよっ
VRChat人口が可視化されてる pic.twitter.com/XlFEvzVDj7
— 頭痛vrc (@atamaitai_san) February 12, 2025
北海道(特に札幌市)は、インフルエンサーとかでない普通のインターネットユーザー利用率の高い土地として、実はインターネットと実地を往復するのに面白い土地なんだよねっ
そんな中、
コミケ=インターネット文化の巨大な「ハレの場」
東京コミティア=オリジナル創作の本流・発信地
北海道コミティア=地方で根付く創作文化のリアルな断面
この3つを比較しながら観察してゆくの、民俗学フィールドワークとして最高すぎない??💖
これからも北海道同人イベントへのフィールドワーク、続けてゆくよっ!!
北海道COMITIAで気になったポイント
拍手について
北海道COMITIAでは、入場・閉場時のみ拍手が行われていた。
一方コミケでは、開場・スタッフによる点検時間・閉場、さらに東ホールでは閉場時に三本締めが行われていた。
この回数の違いは要記録っ📝
見本誌閲覧ブース
実は、北海道コミティアの前に、同じ団体(エリシアンオフィスさん)が主催するElysianという即売会に一般参加者として行ってみたんだ!
そこでも、コミティアでもサークルが提出した見本誌を閲覧できるスペースが用意されていた。
これは、規模の関係でできることなのかもしれないけど、シャイな傾向のある北海道民にとっては非常にありがたいことだと思う。
サークル出展ブースで本人がいる前で立ち読みすることに気が引ける場合は多いでしょ?
気軽に内容の確認ができるのはありがたい✨
ここは他の即売会イベントや、他地方でどのようになっているか今後要観察だねっ👀
生成AI使用への風あたりについて
実は、東京COMITIAは
COMITIA156(2026年6月開催)から生成AI利用に対してのルールが変更になる。
◆COMITIA156より適用される生成AI利用ルール
生成AIの出力結果を主体とした作品の販売、配布、展示は不可です。生成AIは作品制作の補助となる範囲で利用するか、適切な範囲で引用するのみとしてください。
生成AIの利用規約を守っていないもの、明確な法令違反と判断できるものなど、「補助」かどうかに関わらず不可とすることがあります。良識を守ってご利用ください。
●補助利用に該当しない例
・作者自身のラフやネームをもとに生成AIによって清書されたマンガやイラスト。
・AI生成物を表紙や挿絵に用いた絵本や文芸。
・AI生成物を使用したグッズ。
メイン内容に生成AIを使用していなくても、表紙や挿絵に使った文芸は禁止になるとのこと!理由は運営さんの対応負荷。その理由はわかる。
ただ、あ〜〜あたしはこれに該当しちゃう!から東京COMITIAは今後の参加は無理かも!と思っていた。
ただ、「東京COMITIA限定」で適用されるルールとのことで、
北海道COMITIAのガイドラインは、
●生成AIの出力結果そのままを主体とした作品は頒布不可
・AIは作品制作の補助となる範囲で使用してください
・判断に迷う場合は事前にお問い合わせください
で、あたしの本の頒布はokと解釈可能。
でも、民俗学の視点から、「このルールを抜けられるか」よりも
「このルール変更の影響で参加者が生成AI利用に対して、どのような感情を抱くか」を見てゆくのがあたしの目的のひとつでもあった👀
「これAIで描いてるの?可愛い〜〜」という声や、
「客観性の担保としてのAI利用」について真面目にお話し合いしてくださった方などもいて、そこまでAI利用についての忌避感を感じなかったというのが裏方オタクくんの肌感覚
(※忌避感のある方はそもそも距離をとるはずなので、この肌感覚が恣意的だというのは否定できないけどね….💦)
ここはもうちょっと長い目で見てゆきたいねっ👀
新しくお会いできてよかった方
ルポライターの「道民の人」さんの「日本異国紀行」購入させていただいて、ご本人とお話しさせていただけたのがよかった!
というのも、あたしの裏方オタクくんの興味として、
北海道の民俗は現代でどのように探れるか?というテーマがあったんだよね。
有名どころで言えばアイヌなんだけど、
アイヌと入植和人の関係は、迫害の歴史と共生の歴史が土地によって混じっていることや、語る側のバイアスが偏りやすく色々とデリケートなので、探るのは難しいんじゃないかな〜というのが正直なところだった。
それに対して、現代でちょうど北海道の民俗で一番探れそうなものって「炭鉱」だろうなと目星をつけていた。(でも裏方オタクくんは自分でガッツリやる気はあんまりないみたい)
過去に、かみすながわ炭鉱館に行った時に、館員の方に色々お話を聞いた感触で思ったとのこと。
北海道は炭鉱によって本州から人々が入植してきた土地が多い
鉱夫だけでなく、その家族や鉱夫向けにサービス提供(飲食・歓楽・接待)していた人も多い
石炭のエネルギーとしての衰退に追従する形で、炭鉱で発展した街の衰退期にある
その記憶を持った人は語りたいし、ありのままを伝えたい気持ちが強くある
でも、外部から聴いて伝えていこうとする人は少ない
というのが現代の状況。
ここにルポライティング(民俗学の視点もすごく混み)で入ってゆき、
失われつつあるものを残したいという気持ちで出版・流通させている方がいる。
ここを知れたのがすごくよかった🥺
あと、最近インターネット上で見ていた「大学東方界隈」の方と裏方オタクくんがお話しさせていただけたのが、面白かったとのこと!!
次回以降
次は文学フリマ北海道 2026/7/20(月祝)に参加したいな〜〜〜と思ってるよっ
https://bunfree.net/event/sapporo11/
文学フリマはZINE文化の空気も纏いつつ、ZINE全振りではないはず。
同人文化とZINE文化の「境界」に位置しそうな「文学フリマ」は絶好のフィールドワークのスポットっ
実は、「オタクに優しいギャルのインターネット妖怪図鑑 vol.02」も今回頒布したかったんだけど、デザイン凝りすぎて制作が間に合わなかった🥺
文フリには間に合うといいな〜〜〜頑張るぞ〜〜〜💪
