【タイトル未定】3rd Single『空』に寄せた感想文といろいろ
空のまえがき
ちょっとこの暑さは聞いていないよ、な厳しさの中にありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。オタク各位におかれましては、度重なる現場や遠征ですっかり体力を奪われていると存じます。
ただあべはな先生も「それでも生き抜いてまた"ここ"で会おう」言ってますし。一人ひとり、それぞれの"ここ"でまた会うために、くれぐれも無理せず、ご自愛を。
さて、本稿は2025年6月30日に発売されたタイトル未定3rdシングル『空』についての感想文です。新録音源リリースとしては『風花(2024.11)』以来、フィジカルリリースとしては『群青(2024.3)』ぶりのシングルです。メンバー5人の現体制に形を変えてからは初めての楽曲でもあります。
ライブではリリース前より披露されていましたが、結論から言うとあまりにも良い楽曲だったので私も先行でちらっとレビュー的なの書いてました。
(⇧どちらも記事終盤に『空』についての感想を記載、後者は3月に投稿した記事ですが、先行配信日の6/21に『空』ざっくり感想を追記)
おそらくCD発売近辺でMVが出るだろうと、がっつりレビュー記事投稿はそこに合わせられるようタイミングを伺っていたのですが、筆者がリアル諸々のあれこれに追われた結果、一週間ほどリリースより日を置くことになりました。そんなこんなを経て、以下楽曲感想でございます。
M1.『空』
作詞:青葉紘季 作曲・編曲:青葉紘季、大山聖福
新体制として、確かにいま披露されるべき楽曲でした。曲と歌に力があれば、それを信じるだけでいいというシンプルな話。この『空』が答えです。
率直に、素晴らしい曲です。それを前提に「今の持ち曲踏まえて、次シングルカットで来るならBPM高め、このラインの表題欲しくない?」な私の感情をドンピシャで狙い撃ちされたような、アップテンポで熱量ある楽曲。
プロデュースサイドの大人たちが、地に足をつけたうえで冷静に現況を俯瞰できている、そのうえで誠実なクリエイティブを彼女たちの実力により表現できるからこそ、素敵な相互作用が起きた上で着実に階段を登っていける。ファンとしてとても信頼がおけるチームです。
踏切にいたはずが、気付けばもう空まで来ちゃいました、気が早いですがこのまま行くと4thシングルの衣装が宇宙服になりそうですね。
📜歌詞について
とっても、品のある応援歌。
こういう、「頑張れ」という言葉を使わずに「自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる未定さんの歌詞が好きなんですよね(『ガンバレワタシ』は他者というより、自分自身への鼓舞なのでまた別枠)。
前作『群青』では心に青空をうつし希望的観測を歌っていた詞から、この『空』を地続きで捉えると、"ここじゃない何処かへ"飛び立とうとしていた<私>が「越えていけるさ 羽根なんかいらない」と言い切れるのがグループとして確かな実力をつけてきた自身の表れとも言えるのではないでしょうか。
羽根なんかいらない、そう言い切れる気持ちが翼だと思います。
また、サビ「選んだのは僕だ」に始まる、要所要所でメンバーの阿部葉菜さんのnote「葉月記」を思わせるワードも見られ、作詞家の方の愛を感じます。
そして一番のフックとしてはラストフレーズ「馴れるなよ 僕を塗り替えてゆけ」でしょう。「馴れるなよ」なんてアイドルソングからなかなか発信されないですよ、今の時代会社でもなかなか聞かない。常に内省を忘れないグループの作風でもあり、この言葉で楽曲を締めるというあたり、ただただ頭が下がります。このパートを任されているのが年々着実にパフォーマンスを上げている、その伸びしろが強い谷乃愛さんというのもメッセージ性が込められているようにも感じますね。
♬楽曲について
2000年代後半~10年代前半に思春期を過ごしかつバンド経験者だった私にとっては的確に急所を刺してくるような、気持ち良すぎるギターサウンドが目立つ王道ロック。冒頭ブリッジミュート、間奏ソロ、アウトロのオクターブ奏法っぽい感じ、いまの時代にこのバンドサウンドが新曲として聴けるのがアイドルとか関係なくひとりの音楽好きとして嬉しいですね。
タイトル未定としては、こちらも名曲かつ第二のデビュー曲といえる『花』を手掛けたクリエイター陣による提供ということもあり、フェードイン始まりや全体構成など同曲を想起させるサウンドメイク。ドラムパターンを変えサビに二段構えで変化をつけるのも青葉さん印ですね。品と重厚感を保ったうえでBPMが高めに設定されているこの『空』は楽曲面で『花』のその先を目指したもの、と私は勝手に受け取っています。
それを補強する要因として、おそらく『花』と『空』のキー設定、F♯でいっしょですよね?ここら辺もニクい(ちなみに前作『群青』もキーFからの転調でG♭になってたりします)。ラスサビでキーがGに半音転調しますがこの転調についても「僕を塗り替えていけ」を体現しているのではないでしょうか。
更にサビ終わり~アウトロにかけてはタイトル未定の名を全国に知らしめたFNS歌謡祭で披露された楽曲『鼓動』のセルフオマージュともとれる、拳を突き上げる振付とともにwowwowの合唱。「みんなの好きなタイトル未定全部のせ」みたいな展開です。ラーメン二郎みたいな盛り合わせですが転調後のキーがGになったことでコード進行がギターで言う開放弦多めの和音になりフォークポップっぽい普遍性のある響きで締めてくるんですよね(幣アカウントの妄想が多分に入っていることは否めないですが)、非常に完成されつくした楽曲です。
更に、この曲に乗るのは締めのwowwow以外はソロパートの応酬。新メンバーである2人が確かな存在感を放っており「5人で披露すべき曲」「いま、やるべき曲」としての説得力。特に多田萌加さんのボーカルが本当によくなってるんですよ…2A丸々任されてますからね、信頼の証。山下ちゃんも復帰してくれてありがとう。あなたが間違いなくパフォーマンスの華です。
冨樫優花さん(かわいい)は間違いなくスターでした。満を持して「はいもう後はあなたが点を取るだけです」みたいな状況でピンスポ当てられるような落ちサビじゃないですか。そこでちゃんと主役になれるのすげぇっす。冨樫さんの贅沢な使い方すぎる。
そしてこの楽曲のヒロイン、谷乃愛さん。件の2サビキャンセルロングトーン。ここを任されているということは、彼女の歌が確かに誰かへ届いたことを積み重ねた証左でしょう。あべとがに隠れがち(隠れてもないけど)ですがこの方ボーカリストとしてピッチの安定感凄いんですよね。「空よ」の所ばかり言われがちですが、個人的好きポイントはサビ「夜明けの陽も 星の見えない夜も」です。この時の彼女の歌にdim(ディミニッシュ)っぽいコードが乗ってくるのが、全体を通して明るいこの曲の中でスパイスが効いていると言いますか、彼女が紛れもなくヒロインになっている瞬間なのでいっぱい聴いたり観たりしてください。
最後に、シングル表題として流石の主人公オーラを放つあべはなさん。シングルでは『花』『群青』、ほかにも『青春群像』『壊せ』など、「周りの強すぎるメンツがパスを回してあべはながゴールを決める」曲シリーズですよね、この『空』。間違いなくチームプレーです。
決め手はシンプルかつやってることとんでもないラストの半音転調、リズムのキメに合わせてハイトーンを響かせるあべはなさん、あなたがヒーローです。『空〜あべはながヒーロー〜』が曲名でもいいと思います。半分冗談ですけど気持ちとしては本当にそうです。
この炎天下、歌って踊りまくったうえで新曲というのもありこれ出てくるのライブ終盤とかじゃないですか。で上述のラスサビ転調、何かしらの労働法に違反している可能性があるのであべはなさんの衣装を空調服とかにしてあげてもいいと思います。来月の給与明細に臨時で転調手当とかあってもいいと思います。
あべはなさんに限らずですが、この曲歌って踊ったあとオタクと特典会するの体力の化身すぎて。誰かが言ってた気がする「アイドルはアスリート」に「せやな」としか私は言えません。
長くなりましたが、私というアカウントが自信を持っておすすめする楽曲です。そしてこの『空』、楽曲だけで聴くのも勿論いいですが生歌の方が間違いなく素晴らしいです。原曲の比にならないパワーをもらえます。機会がありましたらぜひ、このアカウントがあまりに勧めるので、騙されたと思って一度。
🎬MVについて
素晴らしい、の一言です。
これまでのMVはストーリー仕立てであったり、ソロショットが目立つ映像が多い印象でしたが本作はその名の通り「雄大に広がる空の下、彼女たちが堂々とパフォーマンスする」が軸になっています。ファンとして「こういうの観たかった!!」過ぎて。シンプルにいい曲にいい歌、いいMV。加えてドローン撮影や要所のスナップも効果的。映像に関してはドのつく素人知識なのですが、撮ってる画角もバッチバチに決まってるのは分かります。それでいてメンバーかわいいのアイドルショットも堪能できるMV。
初見では意外に思ったのがラスサビ転調後のシーン。楽曲としては最大の見せ場とキメであるこのセクションでは彼女たち5人が私服で輪になってかわいく踊っているんですよ。「滲む茜空」の下で。
ここからはあくまで私の考察ですが、タイトル未定のグループカラーは青とオレンジ。衣装を脱いだ普段着の彼女たちが、グループとしてある種到達点ともいえるこの楽曲『空』に甘んじることなく、まだまだ自分たちを塗り替えていくうえでの通過点であり、幕間でもあるという、あまりにも穏やかな映像のなかに滾る決意表明のようなものを感じ取りました。
にしてもこのMVのあべはなさん主人公すぎません??
<注意書き>
今回新しい試みとして、気になる方にとっては非常にノイズであることは承知しつつ、以前から私の価値観と「タイトル未定」を繋げられるなあと感じていたことを、楽曲感想の間に接続させたいと思います。一応最後まで辿れば1本の線になる構成ですが、曲評だけ読みたいよって方は目次で飛べるようにしておりますのでご容赦を。
〇楽曲派アイドルってなんだろう?
「タイトル未定」は贔屓目に見ても、音楽をとても大事にしているグループで、演者・運営・ファン含めチームとしてそういったアイデンティティがあるのは間違いないでしょう。ただ、未定含めブルスイの3組とか、リンワンさんドマレコさん、ちょい前ならオサカナさん等をまとめて「楽曲派アイドル」と括りがちな風潮(またはそのワード)にちょっと、疑問を覚えたり。地上、地下(この区切りも正直「その境目どこ?」)と言われたりもしますが、その「楽曲派」とやらは後者を指すことが多い印象です。
アイドルさんについても、アイドル評論分析的なところも守備範囲以外について不勉強な私は「(広義の目指すべきところが)楽曲派じゃないアイドルっているの?」というのが正直な感想で。坂道でもカワラボでも、Perfumeでもももクロでも地域密着型でもその他でも、それぞれが自身のグループカラーを持ち、楽曲をリリースしていますよね。その中から規模感ゆえライブを打ちやすい、かつ世間認知度がマイナーメジャー寄り?のグループなどを指して「ここが楽曲派です」と囲ってしまうアプローチは、音楽に対してもアイドルさんに対してもデリカシーに欠けていると感じますか、あまりに閉鎖的では?と思ったりするのです。
そもそも「アイドル」を音楽(楽曲)を表現する手段の一つであると捉えている私からすると、そこに「アイドルがいる状態」からジャンル分けする方々の考え方は真逆かもしれません。
おそらく、ハロプロの系譜であるファンベースの「楽曲大賞サイト」的コンテンツがある種の権威を持ったことが一因なのかもしれません。オタクは「これ知ってる俺かっこいい」になってしまう生き物なので、しょうがない、私もそういう性分です。
タイミング的にも、私がアイドル楽曲大賞なる取り組みを認識した2010年代中盤~後半のアイドルソングは「ブラックミュージックをはじめとした洋楽オマージュ、もしくはマスロック・ポストロックなどの要素を加えた一筋縄ではいかないお洒落な曲が"楽曲派"として評価される傾向」だった肌感があります。
そこに「えっ正統派良メロ楽曲や、名のあるグループの王道歌謡曲は評価されないの?」とポップソング好きの私は選民的なマインドを受け取ってしまい、このワードにアレルギーがあるのかもしれません。
ただ、とどのつまりそれは私自身が「楽曲派オタク」であることの証左なのかもしれません。音楽好きという自分の存在があって、様々な表現で音楽を届けてくれるアイドルさんがこの世に溢れていて。そんな彼ら、彼女たちにはなんの派閥もないと思っています。音楽を通したパフォーマンスによって、その魅力が聴き手に届くかどうか、それだけかなと。
そんな私はグループ名と数曲だけの認知だった「タイトル未定」を昨年のFNSきっかけで"生で観たい"という気持ちが産まれ、実際に観て、自身に届き刺さりまくった結果が今です。そして、いまここで紹介しているこの2曲も確かな形で私に届いています。
M2.『走り出して』
作詞:江畑兵衛 作曲・編曲:江畑兵衛
作詞曲がTRIPLANEの江畑兵衛さん(過去の提供曲が『鼓動』『道標』『黎明』『未完成のパレード』『壊せ』)。平素よりお世話になっております。誠にありがとうございます。
『空』に続いて明るいタイトル、エイトビート疾走ロックが押せ押せで来るのかな…題名のみ発表された時点ではそんな想像をしていましたが、実際に聴いてみるとなるほどこれは新境地。こんな曲も書けるんですか江畑さん(TRIPLANEにこういう曲があったりするのでしょうか、明るくなくすみません)
四つ打ちキックから始まり、コードから徐々に助走をつけるように音数が増える鍵盤、バンドインからいきなりグルーヴ出してくるベースが目立つAメロを経て、Bメロで変拍子になりギターがテクニカルなフレーズで攻める構成。「定まらないフワフワした現在地」と言っている通りメロの置き所も独特(これ踊りながら歌うんですか、どうやるんですか)。続くあべはなさんの「深呼吸をして~」で四つ打ちに戻りブレイクタイム。散らかった場をしっかり切り替える役割をここで果たしているのが実力者ですよね。
続くのは疾走感溢れるサビ。小気味いいカッティングギターがチャカチャカと鳴るなか江畑節の「踊れるEDM+バンドサウンド+歌謡メロ」で鮮やかに決める形。冨樫→多田の二人でしっとり繋ぐのもいいですね。
2番は概ね同じ構成でサビまでリフレイン。「確かにこの角度は新しいなぁ」とも感じつつ、2020年に解散したsora tob sakanaの作風を想起しました。例に挙げると『広告の街』とか『夜間飛行』などの楽曲が特に。
先述した、2010年代後半のアイドルソングでいわゆる楽曲派と括られがちであったマスロック風アプローチをいま新曲として出すうえで、タイトル未定の歌唱力、サビメロなど要所にキャッチーさを加え食べやすくしましたよという楽曲なのかな、とふむふむと咀嚼しつつ。2サビ終わりまでは。
2サビ終わりあべはなさん「走り出し~(?なんか空気変わったな)て~!(転調だ!!)」
サビ終わりDメロのブリッジで急にアニメソングっぽい、爽やかな転調をかましている…(+4くらい上がってる?コード的に)転調前後のコード(E→A)で下属調っぽい導線作ってからの明るい進行(A→B→G#m7→C#m7みたいな感じかなこれ)with冨樫さん。
そしてそのカタルシスをしれっと切り上げDメロ中にキーを戻し落ちサビ山下ちゃん。ここに彼女を持ってきたのも計算されていると言いますか、Dメロ転調の「なんそれ!!」を聴き手に感じさせたまま彼女の甘い声質でフワフワさせ、その勢いでラスサビのリフレインへ持っていき、アウトロでは打ち込みと言えどドラムとシンセが大暴れ。締めシンセ、\ジャ~~ン/じゃなくてさ。やりたい放題か。
「はいはいこういうDメロの感じ欲しかったんでしょ、分かってますよ」と作曲者さんの意図にまんまと引っかかった気がします。江畑さん悔しいよ俺。実際このセクションがあることで楽曲に対する全体印象ガラッと変わります。Dメロ尺は10秒弱ですが、あると無いとでは個人的にですが大違い。
トリッキーなことはやりつつも、トータルの「分かりにくい」「とっつきづらい」をできるだけ感じさせないよう、リスナーを置いていかないポップソングとして帰着しているのが素晴らしいと感じました。オサカナっぽいと感じる方もいるでしょうしオサカナが刺さる方にはおすすめ曲です。ただ、総合アプローチとしてはむしろ逆のマインドにも感じています。ここら辺は言語化すると別記事できちゃうのでやめときますが。
〇タイトル未定のライブについて
私がここまでこのグループに肩入れしているのは、彼女たちの楽曲に対し私の感受性が心から信頼できると言っているのもありますが、シンプルに現地での「いい曲といい歌を愚直にパフォーマンスする彼女たち」を何度でも観たいと思うからにつきます。
既存3人のメンバーの実力が申し分ないのは言うまでもなく、新加入した2人もライブを重ねるごとに目に見えて成長を遂げています。あとライブ中の多田萌加さん(かわいい)が日に日にキラキラしすぎてやべえです。間違いなくいま観るべき方です。
そして、彼女たちからいい曲といい歌を浴びることができるライブの雰囲気についても、確かな「通いたい理由」が明確にあって。
一言で言うと、「良い音楽が鳴るなかで、自分自身を大切にできる場所」だと思うのです。タイトル未定の現場。これは客層的な分布もあるかもしれませんが、いわゆるテンプレコール、汎用のMIXとかをされてる方は他のアイドルライブに比べ少ない気がします。推しジャンとかもほぼ見ないし。
まず、音楽ライブとして「彼女たちの良い歌と曲があって、観客はそれをしっかりと味わう」という共通認識を前提とした全体構図があり、そこで舞台の彼女たちに何を返すかはこちらに委ねられている印象があります。アイドル現場では珍しい部類にも感じます。
イントロでMIX入れる方もいれば、一心不乱に振りコピを続ける方もいる、全力でメンバーの名をコールする方もいれば、後方で推しの素敵な姿をカメラで捉えている方もいる。勿論じっくりと音楽を味わう方もいる。
ここは、いわゆる「アイドルライブのお約束を”やる自由”と”やらない自由”が公平に共存している場所での音楽体験」だなと思いました。
そのうえで彼女たちのパフォーマンス、楽曲が信頼のおけるものだからこそ、場を沸かす『鼓動』や『夏のオレンジ』でC&Rをはじめとした煽りに説得力を感じられるといいますか。これについても別にやるやらないで疎外感を覚えるわけでもないですし(この2曲に関しては私のマインドチェンジもあり割と曲中C&Rやる側に移ったけど)。
まとめると「いっしょに身体を動かす一体感」と「それぞれ違う動きをしていても、彼女たちの音楽を楽しむという点において会場に響き渡る一体感」が両立できている、贔屓目もありつつですが個人的にオンリーワンの素晴らしい空気感だと思っています。
本当に、このグループは音楽が好きないいお客さんに支えられているんだなと感じます。この空間がずっと続けばいいなとも思いつつ、一方で彼女たちのクリエイティブが今後正当に評価され数字が広まっていくと現場の雰囲気もまた変容していくのかなとも。
そんなことも考えつつですが、ひとまずは、いまの彼女たちと彼女たちから鳴る音楽を精一杯楽しみたいと思っています。
空のあとがき
いかがだったでしょうか?
今回の『空』シングル感想に寄せて、楽曲感想と合わせ私が普段音楽を聴いたりライブに行ったりするなかで思うことを記してみました。とくに後者パートについては共感を求めるものではありません、向き合い、楽しみ方はもちろん人それぞれです。
もし、お互いの思いや選んだ道が交差するならば、その時はいっしょに楽しみましょう。一緒じゃなかったとしても、ここで取り上げた素敵な音楽が鳴るフロアで、それぞれの空の下、自分のやり方で楽しみましょう。彼女たちから届けられたものを受け取って題名を付けるのは、ほかでもない「僕次第」ですからね。
そして『空』、カップリング含めいい曲です。届いてほしいです。
それでは、また次の記事で。
